2024/10/10 21:29
医王寺にいらっしゃったら、見事な乳根(ちちね)をもつイチョウの木をご覧ください。
この乳根がなぜ古いイチョウの木にできるのかは解明されていませんが、かつては女性たちにとって信仰の対象になっていました。
ところで、なぜお寺にイチョウの木が植えられていることが多いのでしょうか。
もちろん、イチョウの実が飢饉の際の非常食になったということもあるのですが、そのほかに、イチョウは、葉や枝に水分をたくさん含んでいて燃えにくいことから、防火の役目も果していたのです。
(写真撮影:小川兄弟)