2024/11/10 20:59
染谷家住宅や医王寺の近くにある「星神社」では、毎年2月後半「鳥ビシャ」という行事がおこなわれます。
しん粉という、うるち米の粉のお餅と、赤、黄色、緑などの食紅を練って作った鳥の形をしたものを、盆栽のようにしつらえた鳥木(トリボク)という木に飾ってお供えする行事で、約400年続いているそうです。
もともと、関東地方には、その年の豊作を願って、半紙に「烏」や「鬼」の文字を書いた的を弓矢で射る「オビシャ」という行事がおこなわれてきました。
鳥ビシャは鳥の供養も兼ねて始まったもので、鷲野谷地区のほかは、泉地区印西市の浦部地区の3か所のみで受け継がれているという、とても珍しい伝統行事です。
写真は、本日、とあるフェスティバルで制作された鳥ビシャたち。
この鳥木の下部には、よく見ると、亀までいますね。