皆様、いつも温かいご支援、コメントありがとうございます。クラウドファンディングも残すところ2日となりました。目標金額を大幅に超えてのご支援に心から感謝しております!
さて、今日は野宿組14歳の少年の近況です。
先月、彼はお母さんを亡くしました。お父さんもすでに亡くなっています。
しばらく情緒不安定で、子ども達同士のいざこざを起こしたり、夜中に宿を飛び出したり、家庭教師のカムティエンさんにも心配をかけたりしていました。
でも、前を向き始めましたよ!
「学校へ行きたい!小学校5年生に入りたい!」頼もしい目標をかかげて、ただいま猛勉強中です。5年分の勉強をするのは大変ですが、なんと彼…。学校へ通えなかった今まで、低学年の教室を窓から覗き、独学で勉強していました。ずーっと学校へ通いたかったんだね。
皆様のご支援のおかげで、もう少しで彼も学校へ通えそうです!
スポンジのように何でも吸収する14歳。いろんなことに興味津々です。
「僕も料理をしてみたい!」子ども食堂の食事作りのお手伝いです。なかなか様になっていますね!将来はレストランのシェフもいいね!
「カメラってどんな仕組み?」やっぱり男子!メカニックな物にも夢中です。(お客様のカメラでハラハラします。絶対落とすなよ!)カメラマンもかっこいいね!
そして、最近は「メコン川魚釣りツアー」のガイドさんのアシスタントでお仕事体験もしました。子ども食堂のお手伝いではなく、観光客相手の本物のお仕事ですよ。朝早くから張り切って働いてきたようです。世界遺産の街ルアンパバーンのガイドになるのも素敵ですねー。
年長組にはこんな感じでいろんなお仕事体験をさせてあげたいですね。
リアル・キッザニアです!
今までできなかった経験、知らなかった知識、出会えなかった人達…
14歳の彼は今までの分を取り戻すかのように、全力で生きています。
彼がこんなにも生き生きと過ごせるようになったのも、やっぱり毎日お腹いっぱいご飯が食べられるからだとイシバシは思います。
「腹が減っては戦はできぬ」「衣食足りて礼節を知る」
本当にその通りだと思います。
皆様からのご支援の大部分は子ども食堂の食費になり、跡形も無く子ども達のお腹に吸い込まれていきます。目に見える何かは残りません。
でも、子ども達のキラッキラな笑顔になります。ほんの少し前までは、不安と恐怖と飢えの日々で、今日食べる物の心配ばかりでした。笑顔なんてほとんど無かったわけです。
子ども食堂でご飯を食べていれば、生きる意欲、学ぶ意欲が湧き、将来の夢を持てるようになります。どうかこれからも子ども食堂の応援をお願いします!
ご支援いただいた皆様を、私達は家族のように思っています。
そこで、継続的に子ども食堂の支援をしながら、子ども達の成長を一緒に見守れるオンラインサロンを計画中です!子ども達の成長や悩みなど一緒に共有し、みんなで子ども達を育てられたらな、と思っています。
つづく