【 目次 】
① はじめに・ご挨拶
② いままでの「駅チカ」レストラン
③ これからの「農チカ」レストラン
④ 資金の使い道・リターン・スケジュール
⑤ 最後に・シェフの想い
こんにちは。立花広之です。
埼玉県春日部市でイタリア料理店『トラットリア バル ソットテット』を経営しております。
2013年にオープンして以来、地元食材の探究に力を注ぎながら、周辺地域の素晴らしい食材を使った料理で新たな可能性を模索し続けてきました。
そんな自分のこだわりをより追求するために、5年ほど前から「畑(農地)に近い場所に移転したい」と考えていた所、昨年の夏、ようやく素敵な一軒家と、埼玉県宮代町で巡り合うことができました。
この一軒家ならば、畑(農地)に近い【農チカ】レストランに生まれ変われると思い、嬉しくなりました。
そして、来年2月に移転を決意しました。
心機一転で店名も『suolo e radice(スオーロ エ ラディーチェ)』に変更します。
イタリア語で「土と根っこ」という意味です。
宮代の土地に根を張り、素敵な実をなし、喜びを皆で共有できるレストランを目指していきます。
皆様の温かいご支援・応援をよろしくお願いします。
12年前、春日部駅の近くにレストラン『ソットテット』を立ち上げるにあたり、まず考えたのは地元食材の探求。
浜田商店さんの合鴨(幸手市)、松村牧場さんの香り豚(加須市)、坂斉養鶏場さんの卵(杉戸町)を始め、蛭田農園さん(宮代町)、ひらた自然農法園さん(春日部市)神田農園さん(さいたま市)、中村農園さん(さいたま市)の新鮮な野菜など素晴らしい食材の宝庫だと気付きました。
金曜日のランチをお休みにし、直接生産者さんの元へ足を運び、こだわりや想い、情熱など物語を知るほどに魅力を感じ、その想いをお客様に伝えることに力を注いできました。
コロナ禍を受け、営業スタイルを変更。ディナーを完全予約制、お任せコースとしたことにより、大事な食材のロスを減らしかつより良い状態での料理提供が可能になりました。
コロナ禍が明けた後もディナーのお任せコースと金曜日の畑訪問を続けたことで、お客さまへの周知もより具体的になり手応えを感じられるようになったことは大きな収穫です。
その後コロナ禍を受け、いろいろと考える時間ができた時、ひとつの想いにたどり着きました。これまで営業してきた中で仲良くなった飲食店さん達に声をかけて、つながりのできた近隣の農家さん達のお野菜をまとめて購入する『Vege Boon』という仕組みを作ろう、と。
集客の弱かった金曜日ランチをお休みして春日部、岩槻、宮代の農家さんの畑に伺い直接野菜を仕入れ、メンバーに届ける。毎週金曜日の農家さんとの会話は私にとって新鮮で興味深く、より関係を密にすることができました。
現在、このシステムに賛同し、参加してくださっている飲食店さんは6店舗、農家さんは4名に増えました。農家さんがお仲間をご紹介してくださったりと嬉しい広がりをみせています。
また、昨年からは当店をご利用のお客さまに向けて、お野菜予約販売『Vege Boon FAN』もスタート。農家さんとお客さまの架け橋となれるように頑張っています。
今まで春日部の「駅チカ」で営業してきた店舗『ソットテット』の営業は、2024年12月に終了。
埼玉県宮代町に移転して、新店舗名『suolo e radice』として2025年2月下旬にオープンする予定です。
今回の物件は、農地隣接の庭付き一軒家。
「駅チカ」の旧店舗『ソットテット』で実現できなかったことを、「農チカ」の新店舗新『suolo e radice』で形にしていきたいと、築67年の古民家のリノベーションを進めています。
これまでの店舗は、フロアと厨房の距離が遠く、もっと料理について直接お話ししたい!という気持ちが強くありました。
新店舗では客席から厨房が見えるオープンスタイルに。食材の特徴を活かした調理方法や料理に対する想いを、シェフ自らお客様にお伝えします。
生産者とお客さまをつなぐイベントの開催、野菜農家さんや畜産農家さんを交えた食事会、野菜農家さんの畑見学会、マルシェ(お野菜の直売など)なども積極的に開催する予定です。
13年前、ワイン研修のために訪れたアルゼンチンワインの聖地・メンドーサ。この地をルーツとする薪火を使った調理スタイル“アサード”との出会いは衝撃的でした。豪快でシンプル!とにかく心が躍るその光景を前に、いつか、このワクワクをお客様と一緒に感じられる店づくりができたら、と夢見てきました。
人類最古の調理法とされる薪火を使った料理の可能性を追求し、時には強い炎で大胆に、時には熾火で繊細な火入れを。薫香とともに食材の持つ魅力をお皿の上で最大限に表現します。また、 天気の良い日には食後ウッドデッキへご案内。調理で使った薪の残り火を囲みながら、ひと味違った珈琲ブレイクをお楽しみいただければと。
「農チカ」レストラン
スオーロ エ ラディーチェの未来予想図
・庭の植栽(植木、果樹購入含めて):50万円
・ビニールハウス:15万円
・ウッドデッキ材料費:30万円
・ファイヤーピット:15万円
・コンポスト:5万円
2024年
10月 改修工事着工
11月 クラウドファンディング
12月 ソットテット営業終了
2025年 1月
初旬 厨房工事
中旬 物件引き渡し
ウッドデッキ作成
庭作り
下旬 引っ越し
2月下旬 オープン予定
改装工事の様子
春日部市にトラットリア バル ソットテットを開業し、今年の7月で11周年を迎えることができました。
これも、たくさんの方々の力をお借りできて、どうにかここまで続けられた、と言うのが実感です。
お店の運営は私にとって人生の縮図のようで、上がったり下がったり、なかなか上がらなかったり‥それでもいろいろな出会いが私たちの支えとなり、泣き笑いしながらこの11年を楽しく過ごすことができました。
だからこそ、もうひとつ上のステージを目指したいと考えるようになり、コロナ禍でその思いは 更に強いものに。ちょうど1年前に理想の地と巡り会い、着々と準備を進めてきました。年齢的にも私にとっては最後の大きな挑戦となるでしょう。ご来店いただくすべてのお客様と食材を提供してくださる生産者の方々に心から喜んでいただけるようなレストランを作るためにご支援をお願いします。これからも携わっていただいた方々に感謝を忘れず頑張って参ります。
立花広之
蛭田農園 蛭田秀人さん
立花さんご夫婦との出会いは6年前。蛭田農園の取組に興味を持ってもらったことをきっかけに、色々な場面で応援してもらい感謝しています。
「農」とのつながりを大切にしているご夫婦がつくる「農チカ」レストラン。シェフの食に対する熱い想いと、こだわって丁寧に育てた野菜を使ったお料理。きっと素敵な食事が楽しめる空間になることでしょう。新店舗のオープンが今から楽しみです。
神田農園 神田浩和さん
シェフの食材に対するこだわりに感銘を受け、私達にお手伝いできる事は新鮮でこだわりの有る野菜を使って頂く事。神田農園ではまだ馴染みの少ない西洋野菜にも力を入れております。シェフのお力をお借りして野菜の魅力をお客様へお伝え頂けましたら嬉しいです。
ひらた自然農法園 平田雅之さん
立花さんご夫婦は、農業の大変さ等をよく理解されていて、とても生産者想いだと日頃から感じています。自分が丹精込めて育てた野菜も、より魅力を引き出してお客様に提供していただいているので、いつも有り難く思っています。
来年からはさらに高みを目指すために移転するということで、私自身も非常に楽しみです。地場食材の新たな魅力の発見ができるイタリア料理店として、末永く地域に愛させるお店になると期待しています。
加須松村牧場 松村 淳さん
新しい店舗、メッチャ楽しみです!
香り豚の可能性を高めてくれるお店。
農と食のコラボ等楽しみにしております。
生産者として出来る事は全力で応援します!
頑張ってください!!
最新の活動報告
もっと見る【リターン紹介】コラボ商品 自家製粒マスタード
2024/11/03 18:00蛭田農園さんとのコラボ・人気商品『自家製マスタード』初年度(2021年)は材料となる、からし菜の収穫時にお手伝いさせていただきました。収穫だけでも大変な作業であると実感、改めて一粒一粒を大切に商品づくりに励みました。そして多くのお客さまにご購入いただき完売。2年目(2022年)は集中豪雨と雷被害に遭い、全滅。粒マスタードを作ることを断念そして3年目(2023年)、天候にも恵まれ、たくさんのからしの種を収穫(約20kg)。年間を通して粒マスタードを販売することができるように。4年目となる今年も、蛭田さんと一緒に乾燥後のからし菜をたくさん収穫し、美味しく出来上がりました。楽しみにお待ちください! もっと見る
無事にスタートしました!
2024/11/01 20:47本日、無事にスタートすることができました!多くの方に「お気に入り」登録していただき、更に早速ご支援下さった方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。クラウドファンディングをよく知らない私達に力を貸してくれた友人2人に感謝です!まだ始まったばかり、最後までどうぞお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。この後も本文には書ききれなかった「あんなこと」「こんなこと」を投稿していきたいと思っています。投稿を楽しみにしていただけたら嬉しいです。 もっと見る
コメント
もっと見る