自己紹介
はじめまして。このプロジェクトのページをご覧いただきまして、ありがとうございます。
まずはじめに、今回のプロジェクトに関わる餅作りをしているメンバーについて、簡単にご紹介いたします。
【代表】佐藤公平(さとうこうへい)
昭和60年(1985年)生まれ。
福島県伊達郡川俣町で約250年続く農家の長男として生まれ、祖父母や親戚、隣近所の方々、そして、周りを取り囲む自然環境や山々に、家督として育てられました。
その育ちの背景と、就職活動が性に合わなかったということもあり、大学卒業後すぐに家業見習いとなりました。
現状のままでは生産性がないということが分かり、現金収入を得るためと社会性を身につけるために、家業である農作業の傍ら、行政機関などで数年間アルバイトをしました。
数年後に体を壊したことを機に、幼少の頃から好きだったお茶に関する資格「日本茶インストラクター」を取得しました。
京都でお茶のご縁があり、今では、出稼ぎを兼ねて京都の茶農家、工場でお茶の仕事をしてお茶について、自分の身を持って学び続けています。
そして、今回のプロジェクトで広めたいお茶と餅を合わせた「茶餅」を2018年に思いつき、その年から冬場のお茶の仕事のない時期に自宅で開発、試作を続けています。
こちらのページにもプロフィールを載せていますので、よろしければご覧ください。https://mamu-support.com/kohei/
【職人】佐藤知子(さとうともこ)
昭和34年(1959年)生まれ。代表の佐藤公平の産みの母。
福島市内の和菓子屋の一人娘として生まれ育ちました。保育士として働いていましたが、川俣町の農家の長男を紹介されてお見合いしてみたところ、農村の風景が好きになり、農家の嫁になりました。
街育ちなので、農作業のことはあまりよく分かりません。ただ、実家の和菓子屋で、小さい頃から餅作りを経験していたため、餅搗きの仕事は詳しいです。農家の製造法と和菓子屋の製造法で違いもありますが、職人として、好きな農村風景の中で餅作りをしています。
これまでの人生、実家のある福島市と嫁ぎ先である川俣町以外にはほとんど出たことのない生活をしてきました。餅搗きの師である父が南米に行ってみたいと言っていたこともあって、もっと広い世界を少しでも見てみたいと考えています。
今回のプロジェクトを通して、いろいろな場所の様々な方々と繋がりを持つことができることを楽しみにしています。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトの目的は、大きく分けて2つあります。
①生活の中にある伝統製法での餅作りの継承
②茶餅という新しい食文化を作る
これらの目的について、詳しく説明していきます。
①生活の中にある伝統製法での餅作りの継承
いつの時代からなのかははっきりと分かりませんが、農村部では、冬場、特に年末に各家庭で伝統製法完全手作りでの餅つきをしてきました。
我が家でも、いつからかは不明ですが、ずっと昔から餅つきをしてきました。今使っている臼の底に「大正九年」という墨書きがあるので、この臼は今年令和6年で104歳となります。その頃から餅つきをしていたとすると、我が家の餅つきは一世紀以上の歴史を持つこととなります。
我が家ではいまだに続けているのですが、周りの家庭では、かまどでもち米を蒸かし、手で搗く製法で餅搗きをするところがほとんどなくなりました。手間ががかかって大変ということと、家庭用の電動の餅つき機が簡単に手に入り、楽に餅つきができるようになったということが主な理由です。
また、お店で簡単に買うことができるようになり、農家も自分で餅を作らず買うようになったたこともその理由です。
今では、コンビニやスーパーでも、一年中、安くて保存のきく餅を簡単に手に入れることができるようになりました。このことは、餅という食文化を伝えていくためにはとても素晴らしいことだと思います。また、各地のイベントで、手搗きでの餅つきをしている光景も見られます。このことも、餅つきや餅について身近に触れることができる機会としてとても良いことだと感じます。
こうしたことは時代の流れであって社会が発展している証だと思います。しかし、あくまでも個人的な感想にはなりますが、私は、自宅で伝統製法で作る餅以上に味と香りが良い餅にはまだ出会っていません。餅作りは冬の生活の一部であるため、身を持って季節を感じる食文化だということもその理由のひとつかもしれません。
せっかく自分の世代まで続けてきているので、この生活の中にある伝統製法での餅作りを自分が絶やすべきではなく、たくさんの方にこの味と香りを知っていただき、今後も守り継いでいきたいと考えています。
②茶餅という新しい食文化を作る
私は、幼いころから餅と同じくお茶も好きでした。日本茶インストラクターの資格を取得してから、お茶の産地を巡り始めてお茶そのものやお茶を使った料理、加工品についてより深く学び始めました。
いろいろな料理を見ている中で、お茶そのものの味と香りをうまく活かしきれていないものが多いような気がしました。そして、もっとお茶を活かせる料理ができないものかと考えました。
そこで考え付いたのが餅でした。幼いころから自分が好きだったお茶と餅は、どちらも古くからの日本の食文化だし、合わせたらシンプルではあるけど美味しくいただける主食が出来上がるのではないか?と思ったのです。
そして、思い立って間もない2018年の冬から茶餅の試作開発を始めました。
お茶も餅もずっと昔からの日本の食文化なので、お茶を搗き込んだ餅も前例があるのではないかと思っていろいろと調べてはみたのですが、ごく少数の例があるだけで、ほとんど世にないものだということが分かりました。
お茶の配合分量や製造方法を試行錯誤し、ようやく自分で納得できるレベルのものを作ることができるようになりました。
試作する度に様々な方々にお願いしてご試食をいただいたのですが、お茶感が弱いというご感想からお茶が渋くて良くないというご感想まで、とても幅広いご意見をいただきました。
自分としては、主食用にしたいと考えていたのですが、それらのご意見から、嗜好品の一種という位置付けになると思うようになりました。餅ですので、食べれば主食になります。そこで、この茶餅を「主食になる嗜好品」という分類にすることにしました。
お茶も餅も古くからある日本の食文化なので、そのふたつが合わさった主食になる嗜好品の茶餅も、今後食べる人が増えて、いつの間にか日本の食文化のひとつになっている日が来ることが私の夢です。
プロジェクト立ち上げの背景
今回のプロジェクトを立ち上げようと考えるきっかけとなったことは、茶餅の試作開発品を試食用に配っている中で、「充分販売できる状態になっているので販売すると良い」とか、「餅としてとても美味しい」というご意見があったということです。
確かに、だんだんと良いものができるようになってきたと自分でも感じていましたし、餅自体は、未だに、自分で作るものよりも美味しいものに出会ったことがありません。
そこで、より多くの方々にもこの伝統製法で作る餅を味わってほしいと思い、販売を開始することとしました。販売することによって収益も得られるようになるので、今後も製造を続けていく原資、原動力ともなります。
インターネットを用いたECサイトで販売することによって、多くの方々の目に留まることになると考え、ネットショップもオープンしました。
しかし、それだけでも何かが弱いような気がしました。結局は、この餅の存在を知っている人しか訪問してこないのではないか?という気がしたのです。
SNSを活用して認知度を高めていく方法も試していきたいと考えているのですが、ちょうど、クラウドファンディングに餅関係のプロジェクトが過去にいくつかあったことを知ったため、自分も挑戦してみようと思いました。
クラウドファンディングにも様々な種類がある中、CAMPFIREさんには過去に餅関連のプロジェクトがいくつもありました。また、登録利用者さんの数もかなり多いため、ここでプロジェクトを実施すれば多くの方の目に留まり、自分のプロジェクトに共感してくださる方々がたくさん集まるのではないかと考え、今回のプロジェクト立ち上げとなりました。
リターンについて
今回のプロジェクトに係るお返しは、大きく分けて3種類となります。
①お礼のメッセージ
こちらは、ご支援のお返しに、お礼のメッセージをお送りするものです。Eメールでお送りするものとお手紙でお送りするもの、また、その両方でお送りするものをご用意いたしました。
餅作りや自宅農家の情報も同封する予定です。餅や体験は要らないけれど、支援した記録に何らかのお返しがあると参考になるという方はこちらを選んでいただければと思います。
②餅、茶餅の現物
こちらは、お返しに、伝統製法で作った餅の現物をお送りするものです。
茶餅だけではなく、普通の白餅もご用意しました。個人的には茶餅を知っていただきたいという思いがあるのですが、市販の餅と伝統製法で作った餅の違いが一番良く分かるのが白餅だと思います。
餅好きで、伝統製法で作った餅、茶餅を味わってみたい方はぜひ白餅を選んでいただき、市販の餅との味、香りの違いを体感していただければと思います。
また、オーダーメイド型の餅もご用意しました。餅にはいろいろな食材を搗き込むことができます。何か好きな食材を使った餅を作ってみたいという方は、こちらのリターンをご選択ください。
※オーダーメイド型の餅以外の餅の原材料はもち米と各種お茶のみです。
※餅1枚のサイズは、手作りのため差がありますが、概ね直径9cm、高さ5cm、厚さ2cmで、重さは75gから90gほど。平均すると85gくらいです。
※茶餅は、お茶感があまり感じないという方からお茶が渋いという方まで、感じ方は人それぞれです。あくまでも嗜好品です。
※昔ながらの大きさで作っているため、市販の餅よりも大きく厚く、固めです。
※ふわふわトロトロ系の餅ではなく、しっかりした弾力、噛みごたえがあり、あまり伸びないタイプの餅です。
※カビないうちは美味しく召し上がれますが、消費期限は、製造から2週間と設定しています。
※同設備で大豆を含む製品、落花生を含む製品を製造しています。
※万全を期していますが、ご到着時にすでにカビが発生していたなど、商品に不都合がございましたらご連絡ください。在庫がある場合交換することもできますし、ご返金対応もいたします。
③茶餅作り体験が付いた農村の暮らし体験
こちらは、ご支援のお返しに、製造現場での茶餅作りの体験をしていただくことができるものです。
当プロジェクトの代表は、農村の暮らし体験事業も実施しております。
東京での大学在学中に、周りの人たちが、外国には行っているものの日本の農村部には行ったことがなく、農村部について知らないということに気づいたことがきっかけでこの事業を始めました。
都市部で生まれ育った方からすると、農村部というのはあまり分からないところというイメージがあるかもしれません。そして、いわゆる「観光地」ではないので、興味はあってもなかなか入り込めない場所というイメージもあるかもしれません。
そこで、簡単に農村部の生活を体験していただけるように受け入れを始めました。若い方々に体験していただきたいと考えて始めたのですが、いざ始めてみると、都市で生まれ育った方々には、老若男女問わず農村の暮らしを体験したいと思っている方がいらっしゃるということが分かりました。
そのため、現在では、年代、国籍問わず受け入れするようにしています。
その農村の暮らし体験の中に、寒い期間のみ餅つき体験も入れています。今回のプランでは、何かしらその時期に見合った農村の暮らし体験に茶餅作りを合わせたプランをご用意したいと考えています。
当プロジェクトの実施者としては、他ではなかなか体験できないことでもありますので、ぜひ体験していただきたく、今回のプロジェクトの中で一番おすすめのものになります。茶餅作り当日に実施する茶餅作り以外の体験につきましては、時期にもよりますが、なるべくさまざまな体験をご用意していますので、また詳細はお問い合わせいただければと思います。
※餅搗きは、気温が低くないと良い餅ができないため、10月終わりから4月までを目安に実施しています。
※実施場所は福島県です。当方への交通費と宿泊が必要な際の宿泊費は別途各自ご負担ください。
※イベント保険等には加入しておりませんので、ご希望の方は各自ご加入をお願いします。
現在の準備状況と今後のスケジュール
2024年 1月 食品衛生責任者の取得
2024年 2月 井戸水の水質検査で飲用に適する水であることを確認
2024年 2月 保健所への登録(切り餅の製造販売は登録制のため)厚生労働省のサイトのオープンデータ、福島県の箇所をダウンロードすると「佐藤公平」の名前で登録があります。
2024年10月 ネットショップ(本家茶餅屋)オープン
2024年12月 クラウドファンディング開始
2025年 1月 クラウドファンディング終了
2025年 2月から順次リターンの発送を開始
タイパ、気候変動、SDGs
現代は、様々な技術が発展し、インターネットを介せば世界中どこにでも瞬時につながることができるような、とても便利で暮らしやすい時代となりました。
タイパ
そのような時代の中で育ってきた世代が増えてきたということもあり、このところ、「タイパ」という言葉をよく目、耳にするようになりました。タイムパフォーマンスの略で、時間対効果を意味する言葉です。
この言葉が表わすとおり、現代の日本は、時間的に効率の良いことが良いとされることが多い時代だということができると思います。
それに対して、今回私が広めたいと思っている伝統製法で作る餅は、この全く逆の世界だと感じます。仕込みから発送まで数日かかります。そして、焼く、煮るなどの調理も必要になります。
食事をするということを考えるなら、コンビニに行けば、温かいお弁当などが簡単に手に入り、すぐに食べることができるので、そういう方法がタイパが良いとされると思います。
私が作る餅を食べるまでにはとても手間と時間がかかるため、タイパが悪いことになり、時代に逆行した物ということができると思います。
気候変動
近年、気候変動について騒がれていますが、山で生活していると、都市部で生活しているよりも身をもってその変化を感じることができます。確かに、様々な植物の動きなどが年々変わっていると感じます。
私は、この気候変動については、地球の外、宇宙にも目を向けて、もっと大きな視野で考えなければ真の原因が分からないような気がしています。
ただ、一般に言われている通り、化石燃料の使用による温暖化もその原因のひとつでもあるように思います。
SDGs
そのような状況の中で、ここ数年、SDGsという言葉が頻繁に聞かれるようになりました。持続可能な開発目標を意味しているようですが、その目標の中には、気候変動についてのものやエネルギーについてのものもあります。
その中で、「カーボンニュートラル」ということについても触れられています。二酸化炭素が温暖化のひとつの原因とされていますが、そのことについてです。
燃料として化石燃料を使うと、二酸化炭素が排出され、大気中の二酸化炭素量が増加します。それに対して、木を燃料とすれば、木は成長過程で二酸化炭素を吸収するため、大気中の二酸化炭素量はあまり増加しないという理論です。
私が餅づくりの際の熱源の燃料として使っているのは、薪なので、この考え方からすると、SDGsに見合った方法だということができると思います。
100年前とほとんど変わらない伝統製法なので、そもそも伝統的な日本人の生き方、日本の食文化自体が、SDGs、持続可能な開発目標に見合ったものだということができるのではないでしょうか。
さいごに
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
私は、伝統製法で作った餅の味と香りを伝え、継承していきたいと考えています。しかし、どれだけ文章や画像で頑張っても、飲食物は、実際に召し上がっていただいて、初めてそのものが分かるものです。逆に言えば、実際に召し上がっていただかなければこの味と香りをお伝えすることはなかなか難しいです。
何かと忙しい現代の世の中、地方の農村部の一人の百姓が作る、このタイパが重視される時代に逆行する餅をゆったりと味わうことが、現代社会について考えるひとつのきっかけとなることができればうれしく思います。
最新の活動報告
もっと見るかまど蒸かし
2025/01/09 18:46半分まで来ました1月8日で、目標金額の半分に到達しました。みなさまの温かいご支援に感謝申し上げます。引き続き頑張って参ります!かまど蒸かし餅の製造工程に欠かせないのが、「蒸かす」「蒸す」という工程です。この工程、最近の家庭用の餅つき機では、電気が熱源となります。また、ほとんどの餅屋さんや和菓子屋さんでは、家庭用よりは多い分量のもち米を蒸かす必要があるので、設備が大きくなり、ガスやボイラーが熱源になると思います。私が引き継いでいる伝統製法では、熱源は薪で焚くかまどの火になります。この熱源の違いも餅の味や香りに影響してくるのではないかと感じています。市販の餅には自分の知っている餅の味や香りがあまり感じないのですが、最近、かまどで蒸かして機械の杵つき製法で作った餅を購入したので、試食してみました。自分で作ったものほどではありませんが、今まで市販の餅にはあまり感じてこなかった香りを感じました。この香りが釜の香りなのだとこの時改めて感じました。また、この餅は、市販の餅よりも味も良いように感じました。この経験から、餅の味を決める大きな要因となるのは、この「蒸かす」「蒸す」という工程で、薪焚きでかまど蒸かしすることなのではないかと感じています。※今回のお話も、科学的な根拠があるわけではなく、あくまでも自分が自分の味覚と嗅覚で感じることから推測したものです。私は、自分の一番好きな食べ物は何か?と聞かれたら、「かまどで蒸かしたもち米」と答えます。そのことについては、こちらのブログに書いてありますので、ご興味がありましたら、読んでいただければと思います。かまどで蒸けあがったもち米また、かまどで蒸かしたもち米を召し上がってみたい方は、現地でしか体験できませんので、ぜひこちらの現地にお出かけ頂きたく思います。今回のプロジェクトのリターンでは、茶餅作りの体験もご用意しておりますので、そちらをご選択いただければ味わうことができます。 もっと見る
木が味覚と嗅覚に与える影響
2025/01/08 09:003割到達しました。みなさまの温かいご支援をありがとうございます。おかげさまで、1月7日に目標金額の3分の1に到達しました。終了までまだ期間が残されていますので、引き続きよろしくお願いいたします。木製の臼と杵私は餅が好きで、市販の餅を方々から買って食べています。しかし、どの餅も自分の作るものとは違うと感じます。それぞれ個性はあるのですが、自分の好きな餅の味と香りが感じられません。中にはその味と香りが少し感じられるものあるのですが、それでも僅かに感じられる程度です。もち米だけを原料としたシンプルなものなのにその違いが出てくるのはなぜか?製造方法が違うということが主な原因なのではないか?とは考えているのですが、明確な理由は分かりません。違いを生むひとつの原因は、道具にあるのではないかと思います。手搗き餅の製造に使う道具は、木製の杵と木製の臼か石臼だと思います。我が家ではどちらも木製の物を使っています。杵はよくわからないのですが、臼は、以前、裏に「大正九年」と墨書きしてあるのを確認しました。100年以上使っていることになります。昔は穀物の脱穀や精米にも使っていたそうで、結構な大型のものです。直径を計ってみたところ、75㎝ほどありました。この臼は、欅で作られています。年輪が細かいので、これだけ太い木に成長するまでには100年以上は間違いなくかかると思います。生を受けてから100年、臼になってから100年。200年以上の時の流れがここにあります。この臼には命が宿っていて、その影響で餅に良い味と香りが付くのではないかと感じます。石臼の材料は石なので、鉱物です。食べ物を作る道具としては、鉱物である石よりも、生物である木を使う方が、良いものができてくるのではないでしょうか。今回の内容は、科学的根拠があるわけではありません。あくまでも私個人の感じることを書いたものです。 もっと見る
絶滅危惧製法?
2025/01/04 21:29新年のごあいさつ2025年、新年おめでとうございます。新しい年がみなさまにとって良い年となることをお祈りいたします。昨年末に公開しましたこのプロジェクトも、おかげさまで少しずつご支援をいただいております。本当にありがとうございます。絶滅危惧の餅製法?年の初めに餅を食すという文化は日本中にあるため、お正月は餅そのものもたくさん出回りますし、餅に関する情報もまたいろいろと発信されます。テレビで全国の餅文化について紹介している番組を見ました。かなりしっかりとした餅文化のある地域でも、登場した方々は、皆、餅つき機で餅を搗いているという話をしていました。理由は、手作業だと大変だけれど、餅つき機なら簡単に餅が搗けるからということでした。たしかにその通りです。機械を使えば手間をかけずに簡単に餅ができます。そのため、昔は全て手作業で餅搗きをしていた農家でも、今は機械で餅搗きをするようになりました。原因のひとつには、農家の高齢化というのもあると思います。農林水産省のデータでは、2020年の基幹的農業従事者の70%が65歳以上となっています。画像引用:農林水産省ホームページ餅搗きには体力が必要となります。年齢とともに体力も衰えてきて作業がたいへんになるので、昔ながらの手作り製法を止めて機械製造に切り替えるのです。餅屋や和菓子屋でも、完全手作りが見受けられないのは、農家の場合と同じく高齢化が一つの原因となっているのかもしれません。インターネットで検索してみても、販売されている餅は、ほとんどが機械を使って搗いたものです。ほとんどありませんが、かまどで蒸かして機械で搗いている餅、ガスで蒸かして臼と杵で手搗きした餅の販売はありました。しかし、かまどで蒸かして臼と杵で手搗きした餅は無いように見受けられます。イベントではかまど蒸かし手搗き餅に出会う機会があると思いますが、販売ものではかなり入手困難と思われます。この完全手作りの伝統製法というのは本当に絶滅危惧の製法なのかもしれません。私は機械製法の餅に味と香りが感じられないので伝統製法を続けているのですが、今後ともひとりの百姓として、体力の続く限りこの製法で餅を作り続け、みなさまに召し上がっていただきたいと考えております。 もっと見る
突然のご連絡失礼いたします。 副島百合子と申します。 2025年4月、池袋西口にて小さな飲食店を開業いたします。 全国の郷土食と旬の野菜を組み合わせた、“新しくて懐かしい”そんな創作料理の居酒屋です。 私は自己資金では足りなかった開業費を、クラウドファンディングにて沢山の方にサポートしていただきました。 同じクラウドファンディング設立者として、あなた様のプロジェクトが目標額を超え、無事成功してほしいなと思います。 そこで私のSNS・活動報告にて宣伝をするリターンを設けました。 クラウドファンディングに関心のある方が見てくださっているので、プロジェクトの支援に繋がりやすいです。 資金繰りの面から諦めていた調理家電や内装機材も多いため、目標額を超えた支援金はこうした点を補う費用に充てます。 残り2日間、どうか応援よろしくお願いいたします!! そしてあなた様のプロジェクトの成功をお祈りしています。 https://camp-fire.jp/projects/802968/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_publish