茶も餅も原産地（起源）は同じ茶の原産地については、日本茶インストラクターの教科書で、中国の西南部、雲南省の山岳部であろうと推定されていると書かれているので、知っていました。米の原産地も似たような地域ではないのか？と思ってもち米について調べてみたところ、いくつかの説はあるようですが、一説には、中国南部やインドシナ半島の北部山岳地帯が起源だとされているようです。それを図にしたのが冒頭の画像です。一般社団法人FOOD COMMUNICATION COMPASSのWEBサイトより引用しました。そして、茶の原産地について図にしたのが下の画像です。画像引用：公益財団法人 世界緑茶協会のWEBサイト斜線の弧状地域が茶樹の自生域とありますが、冒頭の画像のモチ文化起源地域と重なっていることが分かります。そこで疑問なのが、原産地が同じであれば、茶と餅をいっしょにした茶餅の文化はないのか？ということです。これについては、私がインターネット上で調べる限り、これといった情報がありません。茶餅の文化が無くはないような気はするのですが、茶という乾物を混ぜて餅を搗くということが、結構重労働で大変なため、あまり普及しなかったのではないか？とも考えています。