こんにちは!学生NPO法人MISに所属する、東京大学文科Ⅰ類2年の松本欧介です!
私たちは、東南アジアの学生との交流を通じて、社会問題について議論し、課題解決に向けて東南アジア現地の人々と協働している学生団体です。団体については下の方に説明があるのでご覧ください。
さて、なぜ私が「日ASEANユースサミット」を実現させたいのかについて、プロジェクト開始の背景や私の実体験を含めて説明させていただきます。
2023年 日ASEAN友好協力50周年
2023年に日本と東南アジアは、友好協力50周年を迎え、政治・経済だけでなく、社会・文化の面における交流もこれからますます発展していくことが期待されています。私たちも、日本と東南アジアの交流をもっと増やそうと日々活動をしています。この「日ASEAN友好協力50周年」を記念して、複数のプロジェクトが始動しました。その一つが「日ASEANユースサミット」です。
高校生交流の場が少ない
私たちは毎年外務省が主催する日本と東南アジアの大学生が参加する国際会議の運営に携わっています。他にも日本と東南アジアの大学生同士が交流する場は多く存在します。
しかし、高校生はどうでしょうか。具体的な数まではわかりませんが、日本と東南アジアの高校生を対象とした交流プログラムは、大学生対象のプログラムに比べると、少ないと感じています。
私のタイでの経験
高校生交流の機会が少ないことは非常にもったいないと感じています。
このように感じるのは、自身のタイでの経験があるからです。
その経験とは、MISの活動でタイのメーソットというタイとミャンマーの国境地域にある学校に訪問したときの経験です。この学校には、ミャンマーからタイに逃れてきた子供たちが通っていて、彼らは身元保証の問題などで、勉強したくても大学に進学できないという問題を抱えていました。
彼らと将来の話をすることがありました。その中で私は、「ニューヨークに行ってビジネスをしたい」「看護師になって人々の助けになりたい」など、困難な状況の中でもしっかりと自分の将来を考える彼らの姿に刺激を受けました。当時私はすでに大学生だったので、彼らとの会話の中で将来の進路が変わることはありませんでした。しかし、自分とまったく境遇の異なる異国の子供たちが夢を語り、夢に向けて頑張っている姿を目の当たりにして、確かに刺激を受けて、今も自分の将来に向けて頑張れています。
このように、他国の自分とまったく異なる生活を送っている人々が、将来に向けて頑張っている姿というのは、人々になんらかの良い影響を与えるものです。特に、進路など迷うことが多い高校生にとって、このような経験をすることは、彼らの人生を変えるほどの力を持っていると、私は信じています。
高校生こそ国際交流を!
高校生は、進路が定まっていないからこそ、将来について柔軟に考えることができます。そのような高校生に、他国の高校生との交流を通じて、何か刺激を受け取って、自身の人生観やキャリアについて考えるきっかけにしてもらいたい。そして高校生たちが自分の可能性を十分に発揮し、次世代のリーダーになってほしい。
という思いで、私たちはこのプロジェクトを始めました。
昨年度からプロジェクトを始動して、来年の開催まであと一歩のところまで来ています!あともう一歩のところをみなさんにご支援していただけると、大変嬉しいです!みなさんの支援お待ちしています!
※みなさんの支援はそのまま参加する高校生のジャカルタ内での滞在費や交通費といった会議開催に不可欠な出費に充てられます。
↓このプロジェクトについての詳細に関しては、下の文章をご覧ください↓
▼はじめに
改めましてこんにちは!NPO法人MIS(Multilateral Interaction with Students)です!
私たちは、東南アジアの学生との交流を通じて、東南アジアの社会問題を解決するプロジェクトを実行する傍ら、毎年東南アジアの学生と日本の学生の国際会議を運営しています!活動内容は大きく分けて、東南アジアの社会問題を解決するためにアクションを起こすプロジェクト実行と、東南アジアの学生と日本の学生の議論の場を用意する国際会議の運営の2つが主な活動内容となっています。活動内容については後ほど詳しく説明します。
▼私達の理念
MISは、次世代リーダーを、問題発見・課題解決能力を持ち積極的・主体的に社会に貢献することのできる人物と定義しています。そのため、実際に社会問題が起きている地域を訪れて自ら問題を発見・分析し、適切な解決プロジェクトを考えて実行することで、主体的に問題を発見し解決する力を育てていこうと思っています。しかし、多くの社会問題は私たちだけでは解決が難しく、現地の実情に見合った効果的なプロジェクトを行う上でも、現地の学生との協働は必要不可欠です。そしてプロジェクトを進める中で、私たちMISのメンバーだけでなく、提携先の学生も次世代リーダーとなることが私たちの理想です。
MIS設立は2011年。創設者が東南アジアに渡航した際に、日本と比べて衛生環境や貧困問題などの現地の社会問題が深刻であることを目の当たりにして、「東南アジアのために何かしたい」という思いから、MISは設立されました。現在もコロナ禍による現地の疲弊やミャンマークーデタによる難民問題などの社会問題を抱えており、このような問題解決の一助となれるよう、私たちは活動を行っております。
一方、今や東南アジアは急速な経済成長を遂げ、将来的には先進国と肩を並べるところまで来ています。かつては「日本が東南アジアを支援する」という形が一般的でした。しかし、現在日本では少子高齢化やデジタル化の遅れが、東南アジアでは人口増加による交通渋滞や住宅不足、大気汚染などが問題となっており、このような問題に対して、「日本と東南アジアがともに助け合って、未来を共創していく」という形が主流になってきています。その中で日本と東南アジアの次世代を担う学生が協働してプロジェクトを実行し、共通の問題について議論をするという機会を作ることは将来的に非常に有意義なことだと考えています。
※MISの主な活動内容は最後の団体説明に記載していますので、ぜひご覧ください!
▼日本と東南アジア出身の高校生50人をつなぐ大規模な『日ASEANユースサミット』
このプロジェクトは、昨年度日ASEAN友好50周年を記念して立ち上げられたプロジェクトで、日本と東南アジアから高校生を集めて、日本と東南アジア共通の社会問題について議論する会議を開催することを目的としています。MISも参画している「日ASEAN学生会議」といった日本と東南アジア間の大学生の知的交流の場は多くあるものの、高校生を対象としたそのような機会が少ないという問題意識から、「日ASEANユースサミット」を立ち上げました。
未来の世界を担う若者にとって国際学生会議は、国境を超えた交流や、政府関係者、専門家を交えた議論を行うことができる機会を提供し、学生自身の将来の可能性を広げることができます。こうした機会は大学生以上に対して提供されることが多いですが、進路が定まらない高校生の時期から経験することで、進路や将来像をより具体的に描くことができ、新たな可能性を見つけることができます。この会議では、このような特別な経験を日本とASEAN地域の高校生に向けて長期的に提供することで、参加者の新たな可能性を見つけ、参加者が将来日本と東南アジアといった東アジア地域の発展に貢献できる人材となり、よりよい社会を創出していくという好循環を生み出すことを理念としています。
昨年度は、今年度のジャカルタ対面開催に先駆けて、オンラインで会議を実施し、日本と東南アジア出身の高校生約50人が安全保障・テクノロジー・環境・社会の分野に分かれて議論を交わしました。
今年度は、後述するASEAN Youth Organization(AYO)の協力と、公益財団法人 万博記念基金からの助成金をいただいて、インドネシアのジャカルタで第1回対面開催を目指します。私たちは、対面で参加者同士や参加者と専門家が会うことで会議がより良い成果を生むことを確信しています。
<開催の目的>
高校生という将来像が不確定な世代に対し、多国籍にまたがる同年代の参加者とともに、専門家や企業との交流、特定の議題に対しての真剣な議論の場、成果物の発表の機会を提供することによって、参加者が新たな将来像を獲得できるような経験を得ること、そしてその経験を元に成長した参加者が未来の社会をより良いものにしていくことが本会議の目標です。それを踏まえた上で、会議の構成においては成果物のクオリティよりも、参加者に提供できる経験の価値を重視して行っていきます。
<開催期間>
2025年2月18日~2025年2月23日(前泊、後泊含む)
<開催場所>
ジャカルタ(インドネシア)
<プログラム内容>
全体プログラムとして、開会式、交流会、最終発表会、閉会式を行い、それ以外は、参加者が2つの分科会に分かれて、各分科会のプログラムに参加してもらう形式をとっています。会議の全体像は以下の表のとおりです。
「すべての人に医療を届けるためにはどうすれば良いだろうか」というテーマを有する医療分科会と「住み続けられる街づくり」というテーマを有する環境分科会を設置します。各分科会で、①事前課題→②講義→③視察→④ワークショップ→⑤最終発表の5段階にわけて行います。
1.事前課題
参加者に自分の持っている知識の確認や、前提知識を身につけるための調べ学習をしてもらうプログラムです。対面での会議の前に、取り扱うテーマに興味を持ってもらうことを目的にしています。
2.講義
テーマに関する政策への理解を促すために、専門家から知識を直接インプットしてもらいます。テーマに関する理解を促すことを目的にしています。
3.現場視察
実際に現場を体感するための機会として視察を用意します。議論と現実の相違点を把握し、テーマの解像度をあげることを目的としています。
4.ワークショップ
最終発表に向けて、ここまでのプログラムを通して気づいたことなどをチームで共有し、発見した課題の解決策についてディスカッションを行います。ディスカションを通して視野を広めることと他の参加者とのコミュニケーションを促すことを目的としています。
5.最終発表
プログラム全体で得た学びや意見を発表する場として最終発表を用意します。学びの共有を目的としていて、チームで考えた課題の解決策などを発表します。専門家を審査員として招待し、評価の高いチームを表彰します。
▼後援団体
「日ASEANユースサミット」の準備や開催にあたって、ジャカルタ現地の方々含め、多くの方からのお力添えをいただいております。特に、ジャカルタに拠点を置くASEAN Youth Organization(AYO)はMISと同じく事業実施団体として、このプロジェクト実施に向けて協働しています。
<NGO ASEAN Youth Organization(AYO)>
2011年に創設された、ASEAN地域最大のNGOであり、若者を中心とした社会貢献を推進する団体です。東南アジアの全ての国において支部を持ち、従業員10人と約500人のボランティアを抱える団体であり、2011年以降、東南アジア各地で400以上のプロジェクトを遂行している団体です。MISと契約を結び、本事業の実施に向けて、本格的に協力していきます。AYOは本事業において、東南アジア側でのロジ面の調整(ホテル、会場、食事等)、東南アジアでの広報、インドネシア政府との調整を担当します。
<公益財団法人 万博記念基金>
1970年の大阪万博の収益金の一部を管理する基金であり、その運用益を万博の成功を記念するにふさわしい国際相互理解の促進に資する活動や文化的活動を対象に、助成金を交付している公益財団法人です。2023年度秋に実行委員会が同財団の単年度助成事業に応募した結果、210万円の助成金の給付が決定しました。
▼今回クラウドファンディングに挑戦する理由
本プロジェクトの開催にあたり、万博記念基金様から210万円の助成をいただいております。しかし、私たちNPO法人MISが学生によって運営されている団体であることや、本プロジェクトが初めての試みであることから、追加の資金調達に苦戦している状況です。
参加費用に縛られず、多様な高校生が参加できるよう、参加者負担をできるだけ軽減したいと考えており、そのために不足している194万円をクラウドファンディングを通じた皆様のご支援で補っていきたいと考えています。
▼必要な資金
必要な経費の詳細は以下の通りです。
このうち、210万円は万博記念基金様からの助成金で充足する予定であり、残りの194万円を今回のクラウドファンディングにて集めたいと考えています。
本クラウドファンディングを通して、ご支援いただいた皆様と共創する形で本プロジェクトを開催したいと考えています。共にプロジェクトを作り上げられる、さまざまなリターンをご用意しました。ぜひご検討ください。
金額ごとに以下のリターンの一部を提供させていただきます。金額等の詳細に関しては、リターンのページをご覧ください。
▼個人向け
▼企業向け
※50万円以上の支援を下さる企業は、本事業以外での東大生とのコラボレーション事業の企画や来年度開催でのタイアップ等を考えておりますので、相談させていただきたいです。以下のメールアドレスにお問い合わせください。
メールアドレス:pjexe.c@misleaders.org
このプロジェクトの開催期間とクラウドファンディングの実施期間に関して、以下の表にまとめました。みなさまからのご支援お待ちしております!
プロジェクトを運営するメンバーやプロジェクトに協力してくださっている方々からも、多くのメッセージが届いています!
応援メッセージをくださった皆様ありがとうございます!
私たちがこのプロジェクトに取り組んでいる理由は、メンバーそれぞれで違いますが、大きく分けて2通りあります。
1つは、メンバー自身が高校生だった頃に、海外の学生と会って様々な社会課題について議論したり、海外の研究者・専門家に会ってお話を聞いたりして、自身が関心を持っていることに気づき、新たな道が開けたという経験から、そのような経験を他の日本と東南アジアの高校生にもしてもらいたいという思いです。
もう1つは、前者とは対照的に、メンバー自身が高校生だった頃に、海外の学生や研究者、専門家と会う機会がなく、それを後悔しているという経験から、そのような機会を今の高校生に対してより多く提供したいという思いです。
両者に共通することは、このプロジェクトのような学生の国際会議を通して、海外の学生と交流し、最前線で働く専門家や研究者などと意見を交わし、実際に現場を見てみるという非日常的な経験は、高校生たちの将来に大きな影響を与えるはずだという確信を持っているところです。高校生という早い段階から、国際的な社会問題に関心を持ち、自身のキャリアを考え、成長することは、いずれ高校生自身だけでなく、将来的に東アジア全体、世界全体の発展に寄与します。私たちは、非日常的な経験を高校生に体験してもらうことを通じて、次世代のリーダーを育成し、将来的に国際社会に寄与する、そのために、『日ASEANユースサミット2024』の開催を目指しています。
このような私たちの理念にご賛同いただき、よりより未来社会をつくる一歩を皆様と踏み出していきたいです。ご支援いただけますと、大変嬉しく思います。
<NPO法人MISについて>
NPO法人MISは、日本と東南アジアのユース世代との交流や社会問題に関する議論を通じて、社会課題の解決するプロジェクトを立ち上げ、日本と東南アジアの社会発展に寄与するため、「日ASEANユースサミット」以外の活動も複数行っています。もし興味がある方がいらっしゃいましたら、活動内容やホームページ、SNSアカウントを参照又はフォローしていただけると幸いです。
▼活動内容
MISは「日ASEANユースサミット」以外にも、プロジェクト実行、国際会議の運営の2つの分野で活動を毎年行っています。ご興味を持たれた方は、下記のメールアドレスにお問い合わせいただけると嬉しく思います。
<プロジェクト実行>
1.タイ・ミャンマー国境地域チーム
タイ・ミャンマー国境地域チームは、メーソットの移民学校で「日本とメーソートの架け橋となる」という理念のもと、様々なプロジェクトを実施しています。今年の夏渡航では、日本の大学生がミャンマー避難民の子どもたちと夏の思い出とユニークな学習プログラムを作り、地域を出ることが難しい生徒たちにとって貴重な体験にすることを目指しました。また、プロジェクトを通して得た経験や考えを、今後日本社会に発信しています。
2.ベトナムチーム
ベトナムチームは、毎年の夏渡航で、現地の日本語を学んでいる学生と交流しています。また、日本で生活する技能実習生の視察、問題解決とともに、自治体、企業などを通してのベトナム人との文化・日本語交流を予定しています。
3.フィリピンチーム
今年度から立ち上げられたチームです。環境・離島・貧困といったテーマごとに、今年の夏にフィリピンの現地のNPOや高校を訪問したり、現地のスラムの視察をしたりして、現状調査を行いました。プロジェクト内容は現在検討中です。
<国際会議の運営>
1.日ASEAN学生会議
日ASEAN学生会議とは、MISが2019年(2018年度)から毎年2月に運営を行っている、日本とASEAN+東ティモールの大学生/大学院生を対象とした学生会議の総称であり、2024年で6回目の開催となります。コロナ禍の2021年に行われた一回を除き、外務省の対日理解促進交流プログラム(JENESYSプログラム)として行われており、MISはその年の実施団体と共に会議を運営しています。
毎年ASEAN各国+東ティモールから100名程度が参加し、4〜6つの分科会に分かれ、約1週間に渡り分科会ごとのテーマについて議論を重ねています。会議は専門家による講義とMISによるワークショップから構成され、最終日には各分科会の優秀チームによるアクションプランの発表が行われ、発表会には外務省の要人をはじめ、各国の在日大使などが来訪します。対面での開催の場合、通常の講義、ワークショップに加え、分科会ごとに地方へ視察に向かう。地方視察では、分科会テーマに関連した施設への訪問や、日本文化を体験するアクティビティなどを行います。
HP: http://misleaders.stars.ne.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/MISsince2012/?locale=ja_JP
instagram: https://www.instagram.com/mis_kouhou/?hl=ja
X: https://x.com/mis2012leaders
※募集方式について本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、皆さまのご支援を最大限活用して計画を実行し、リターンをお届けします。
※特定非営利法人MISは非営利法人ですが、このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。
※本件に関するお問合せは、特定非営利法人MISにお願いします。
Email: info@misleaders.org
最新の活動報告
もっと見る【10%達成】みなさんの温かいご支援ありがとうございます!
2024/11/26 12:00目標額10%達成おかげさまで、開始3日で目標金額の10%以上が集まりました。支援してくださった皆様、本当にありがとうございます。ご支援いただいたものは、大切に使わせていただきます。支援金の使途さて、支援してくださった方も、まだ支援されていない方も、サイトを見てみて、支援金がどのように使われるのかがよくわからないという方が多かったかと思います。そこで今回は、支援金の使途について軽く説明します。支援金は、すべて会議に参加する高校生がジャカルタに滞在する際に係る費用に使わせていただきます。例えば、高校生が宿に泊まる宿泊費(前泊分含む)、ジャカルタ市内を移動する交通費、会議4日間の食費等です。※ジャカルタに来るまでの飛行機代には、使われません。また、目標額以上の支援金が集まった場合、来年度以降の会議の予算に繰り越して使わせていただきます。まだまだご協力お願いします!みなさまのおかげで、支援金が約27万円集まりましたが、まだまだ目標金額194万円達成には、遠いのが現状です。引き続き皆さんのご支援をお待ちしております。 もっと見る
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