陸前高田の佐藤たね屋さん。津波被害のあと、がれきを集め、創意工夫を重ねながら自らの手で、たね屋を復興させました。その色々な思いがつまった手作り店舗が、かさ上げのための行政から立ち退き要請を受け、6月末で閉店しました。解体作業も、佐藤さんが自ら行ったそうです。写真は移転した新店舗。白いフェンスは、旧店舗の解体で出た材料を使ったもので、真新しい新店舗に旧店舗の思い出を伝えています。
佐藤さんは、東日本大震災で起きたことを世界に伝えたいとの一念で英語を学び、被災と復興の手記、The Seed of Hope in the Heart を発刊。今では、英語版のみならず、中国語版やスペイン語版もあります。また、その体験を台湾やバルセロナで中国語、スペイン語で講演し、大きな反響も呼びました。
佐藤さんを見ていると、言葉というのはあくまで目的ではなく手段。「伝えたいこと」があり「伝えたい情熱」があれば、ついてくるものだなあということをしみじみ感じます。
今回の「まるごと英語で夏祭りin陸前高田」は、そんな「伝えたいこと」や「伝えたい情熱」をアメリカの大学生カウンセラー、異文化との交流によって、陸前高田の皆さん、特に、高校生を代表とした次世代の日本を担う皆さんに持っていただくきっかけになればいいな、という想いで企画しているイベントです。
また、佐藤さん推薦のオリジナルパッケージ種や、佐藤さんの体験をまとめたパンフレットなどもリターンとしてご用意していますので、ご確認ください!