2018/05/25 11:39

今年1月に大鋤花間珈琲夢想園に訪問しました。

大鋤花間夢想園は山の上にあります。標高は800mほどですが、山道は狭く濃い霧が発生します。そのため、初めて農園に訪れた時は少々ハラハラしておりました。車が通るには道が狭く、霧が濃いため前方から車が走ってきても至近距離にならなければ気づけない。対向車ぶつからないように、、車が坂から転げ落ちないように、、と祈り続け到着した農園では農園の方々がコーヒーをご馳走してくれました。その時に飲んだコーヒーは本当に優しい味で美味しく、日本ではなかなか飲むことのできない味だなと感じました。

最近ではサードウェーブコーヒーが流行っておりますが、多くは非常にフルーティで美味なのですが酸味が強烈であり、毎日飲むには少々飲み疲れしてしまうと個人的に感じます。僕は普段、ホッとしたい時に優しい甘みのあるコーヒーを飲みたくなります。

今ではそんな時に台湾産東山産コーヒーを飲むようにしております。台湾コーヒーは優しい甘みがあるコーヒーで、温度変化で味がだんだんと変わっていき、冷めてゆく過程で段々と優しい甘みがましていき、その上雑味やエグ味がありません。そんなゆっくりと移り変わる贅沢なコーヒーの味を味わえるのが台湾東山コーヒーです。

2017年、2018年と毎年台湾の珈琲品評会で必ずと行って良いほど優勝、準優勝しています。その旨さは飲んで貰えばわかります。味には他のコーヒーでは感じることのないまろ味を感じます。

品質が良いのが理由だと思いますが、台湾でコーヒー販売をした際に、コーヒーが好きだけれど胃がもたれてしまう気がして避けてしまうと言う方がいましたが、その方は台湾コーヒーを飲んだ翌日から何度もコーヒーを飲みに来て「コーヒーが苦手だと思っていたけど、飲みやすい」と言ってくれました。台湾コーヒーは幾ら飲んでも胃に不調を感じないと言うことでした。

またコーヒーの美味しさがわからないと言う知り合いに飲ませたところコーヒーの美味しさを始めて感じたとの事で、わざわざコーヒーのミルや金属フィルターなど購入してくれました。

大锄花間夢想園のコーヒー豆は一度飲めば感動する程美味しい豆です!

 

また大鋤花間夢想園の農園主の郭さんとその息子のHOKEはコーヒー栽培への情熱がとても強く、有機栽培を行なっております。農薬や化学肥料は全く使用していないのですが、半径3km以内で農薬を使っている農園があると有機農とは言えないらしく有機農の証明は取得できていないそうなのですが、それでも絶対農園では農薬や化学肥料は使用しないと決めてコーヒー栽培をしています。農園では本当に農薬を使用しておらず、コーヒー農園に5月に訪問した際には夜中になると沢山の蛍が飛んでおり綺麗でした。蛍は環境に敏感な虫で農薬が使用されていたり、空気が悪いといなくなってしまうそうです。
日本でも沢山の蛍を鑑賞できる場所は少なくなってきておりますが、台湾の東山は環境が素晴らしく蛍が飛び交う様子は本当に美しく、こんな素晴らしい環境だからこそ台湾産東山コーヒーの味も雑味のない優しい甘さのあるコーヒーになるのだと思いました。