2024年11月11日公開予定!!
11日の公開開始に向けてリターンの詳細は随時更新していきます。ぜひ、CAMPFIREのお気に入りご登録、SNSのフォローをしてお待ちください!
私たちが220年以上お酒を造ってきた場所でもある、福岡県朝倉市。自然が豊かで名産品も多い土地ですが、人口減少・高齢化により消滅可能性都市とも言われており、観光地としての知名度もあまり高くありません。コロナ禍が明け、観光客の訪問も増えてきているものの、以前の活気にはまだ遠い状態です。
そんな朝倉に根ざす酒造メーカーとして、より朝倉を盛り上げたい。地元に貢献できる企業でありたいという思いで今回、ジャパニーズウイスキーのリリースを間近に控えた今、プロジェクトを立ち上げることにしました。
私たちがジャパニーズウイスキーの製造に挑戦し始めたのは、ジャパニーズウイスキーの定義が正式に制定された2021年でした。この定義の制定を業界発展の重要な契機を捉えた私たちは、新道蒸溜所を設立し「伝統の承継と革新」を理念に、先代の悲願でもあったウイスキー製造をスタート。
制定された新たな基準に則りつつ、日本を代表するウイスキーメーカーでウイスキー製造に深く携わっていらっしゃった細井健二氏から学んだ知識と技術を基盤とし、独自の革新を追求してきました。
一番大切にしていることは、基本。先人達が知を集積してきたジャパニーズウイスキー製造の基本を教えていただきそれを実践。その上で私たち独自の挑戦を行なっています。
製造開始から3年目を迎えた今年、新道の地で生まれたウイスキーを制度上はジャパニーズウイスキーとして皆さまにお届けできることとなりました。ただ、せっかく私たちがお出しする以上は納得できる品質のものをお届けしたい。そのため、現在更なる酒質向上のため熟成期間を重ねている所です。来年リリース予定のウイスキーの名前は蒸溜所と同じ『新道』。ウイスキー造りにおいて「新しい道を造る」という思いを込めています。コンセプトとして掲げている「The quest for the original (独創性の追求)」の通り、この『新道』も伝統的でありながらも独創的な唯一無二のジャパニーズウイスキーです。
新道の味わい
重厚で甘美なラクトン香をベースに、重層的な香味を持つニューメイクが私たち『新道』のそもそもの特徴。さらにそれが様々な種類の樽での熟成を経て、素晴らしいウイスキー原酒へと成長。バッティング技術を駆使した『新道』初のジャパニーズウイスキーがいよいよ来年リリースとなります。
こだわりの製法
1. 世界でも稀なニューメイク製造
二つの酵母を使用し製造する、ニューメイク製造にこだわっています。一つ目はアルコール発酵・基本的な香りの醸成のための酵母。そして二つ目はミルキー・ファッティとも表現される重く甘やかな香り(ラクトン香)を醸成するための酵母です。この製造方法は日本だけではなく世界でも非常に稀であり、私たちのこだわりが詰まった製造方法です。
2. 厳選された原料
筑後川水系の清浄な伏流水を使った、朝倉市の豊かな自然の恵みを活かしたウイスキー造りに取り組んでいます。また、麦芽の品質にもこだわっており、現在はスコットランド産の上質な輸入麦芽を使用。将来的には麦の産地でもある、地元朝倉の麦芽でのウイスキー造りにも挑戦したいと考えています。
3. 丁寧な製造プロセス
糖化
:発酵の源となるデンプンの糖化は非常に重要な製造プロセスです。新道蒸溜所では、麦芽に含まれるβアミラーゼに適切に働いてもらう環境作り、糖化後のウォート清澄化プロセス、その後の発酵を適切に進行するためMTLなどの衛生管理など日々の基本的な作業に気を配っています。
発酵
: 世界でも珍しい2種類の酵母を使用し、もろみを作っています。
蒸溜
:初溜ではボディ感のある溜液獲得を行い、再溜では求める香りの選別を行っています。
4. 熟練の技が光る熟成
長年の麦焼酎づくりで培った知見を活かして、バーボン樽を中心に、ミズナラ、栗、シェリー、ラムなど多彩な樽を使用しています。
また、熟成倉庫には出来るだけ断熱性を付与し、夏でも外気温から数度下回る仕様を実現。長期熟成も可能な環境設定を行なっています。
おすすめの飲み方
ストレート:新道の真髄を味わうならまずはストレートで
加水:少量ずつ水を加え、変化する香味をお楽しみください
ロック・ハイボール:カジュアルに楽しみたい方にもおすすめです
福岡県朝倉市にある新道蒸溜所では、福岡初のクラフトウイスキー蒸溜所として日々ウイスキーの製造が行われています。先代の悲願だったジャパニーズウイスキーの製造を本格的に開始するべく、地元朝倉市に新しく建てられた新道蒸溜所。最新かつオーダーメイドの機械を導入し、科学的根拠に基づいた数値設定と、経験豊富な製造スタッフの手作業の相乗効果により、品質の高いウイスキーを造っています。
そんな新道蒸溜所では、ジャパニーズウイスキー『新道』の魅力に触れていただくための体験型施設「SHINDO LAB STAND」を今夏開設し、見学ツアーも実施中。朝倉の良質な水と酒造りに関しての学びの場や、ウイスキーのテイスティング、そして日本の蒸溜所では珍しいハンドフィル体験などをご用意しています。
本場スコットランド同様の「ガラスシリンダー式ハンドフィル装置」を日本で初めて導入した私たち。バーボン中古樽をはじめ、シェリー樽・ミズナラ樽・栗樽・自社製ラム樽など、さまざまな樽の中から、その時々で熟成のバランスがとれたウイスキー原酒を厳選しています。ぜひこのこだわりを五感で体感し、「ここでしか手に入らない、世界でひとつだけの一本」をつくってください。
お土産にはウイスキーを練り込んだチョコレートや同じくウィスキーを練り込んだソーセージ、ウイスキーの空樽で香味つけしたコーヒー豆といった蒸溜所限定のものもご用意しているので、ご自宅に帰られたあとも様々な形でウイスキーの魅力に触れることができます。
また本社朝倉蒸溜所では、朝倉産の大麦を使用したグレーンウイスキーの製造も行っており、近い将来自社製ブレンデッドウイスキーの販売も予定しています。当該ブレンデッドウイスキーを用いたハイボールや、ウイスキーと朝倉の四季折々の果物を使った期間限定のカクテル、朝倉の農産物を用いた食とのペアリングイベントの実施も企画中です。
今後は、福岡県への入国が多くウイスキー・ハイボール人気の高い韓国、台湾をターゲットに、音声ガイド・案内表示・地図などの他言語対応を実現させ、ウイスキーや蒸溜所、そして地元朝倉の魅力を海外に発信していくつもりです。
朝倉市は、食・歴史・温泉など多くの観光資源があり、ポテンシャルは非常に高い地域です。しかし、各観光コンテンツがうまく連動できておらず、若年層への訴求力も弱い点が課題と感じています。そこで、私たちは今年度、観光庁事業の採択を受け、蒸溜所への訪問を起点に、フルーツなどの特産品や原鶴温泉などの宿泊施設、染物体験などの体験型コンテンツを組み合わせた観光プランを造成することによって、朝倉市をより魅力的な観光地にしたいと考えています。
今回ご紹介する、県内初のウイスキー蒸溜所見学を起点にした「新生・水の回廊」ツアーでは、朝倉市を 3 つのエリアに分け、豊かな水資源が育んだ各地域の特性を活かしたコンテンツを提供予定であり、これからモニターツアーの実施や磨き上げを経て、次年度のツアー販売を目指しております。
【秋月・甘木エリア】
秋月は今年度 400 周年を迎える秋月藩城下町です。国の重要伝統的建造物群保存地区で、町のほぼ全体が指定されているのが秋月の特長です。町割り、屋敷割り、道路網と水路網、城館跡、武家屋敷、町屋の城下町の様子が周辺の自然景観、田園景観と調和し、歴史に思いを馳せられる空間です。そんな秋月・甘木エリアでは、伝統文化である秋月和紙漉き体験や、桜染め体験とウイスキーボトルのラベル作りを掛け合わせた企画を検討中です。
【高木・朝倉エリア】
朝倉のシンボルである三連水車があるのがこのエリア。高木地区はホタルの美しさがよく知られています。このエリアでは新道蒸溜所見学で朝倉の良質な水と酒造りを学び、ウイスキーのテイスティングやマイボトルづくりを体験できます。
【原鶴・杷木エリア】
博多の奥座敷「原鶴温泉」の玄関口に位置しているこのエリア。県内随一の湧出量を誇る原鶴温泉にて癒しと食を体験していただけます。古処鶏や博多万能ねぎなど朝倉の食材を使った日本料理と特性カクテルも一緒にご堪能ください。
江戸後期・文化文政期に福岡県朝倉市(旧朝倉町)にて創業され、220年以上の歴史を持つ酒造メーカーである株式会社篠崎。日本酒造りから始まり、現在では、米麹甘酒、焼酎、リキュールなど幅広い酒類を製造しています。2021年には、新道の地でウイスキーおよびナチュラルワインの製造も開始。伝統技術と革新的な製法を融合させ、日本の酒文化に新たな価値を提供し続けています。
篠崎の商品紹介(一部)
高峰 koji fermented whisky
アメリカ市場限定で販売されている商品。弊社の独創的な挑戦を象徴する商品でもあります。「San Francisco World Spirits Competition 2021(SFWSC2021)」にて金賞を受賞しました。
千年の眠り
厳選した大麦を原料に、蒸溜後樫樽で貯蔵し、長期間熟成させた本格的な古酒の焼酎です。
リキュール朝倉
大麦を原料に麹を用いて焼酎を製造し、アメリカンホワイトオーク樽で最低でも8年間熟成させた焼酎ベースリキュールです。
2017年に発生した九州北部豪雨では、私たちの工場も大きな被害を受けました。そんな中、被災のニュースをご覧になった製品のファンの方たちがたくさん駆けつけてくださったことは本当に励みになりました。「あんた達の商品がないと毎日の楽しみが無くなって困るんよ。」という言葉をかけてくださった方も。
ファンの方が一緒に工場内の泥かきをしてくださったり、地域の皆さんと互いに声を掛け合い励まし合って復興に取り組んだこの出来事が、私たちの転機となったのです。
実をいうと、恥ずかしながらそれまではあまり工場外のことには関心がなかったように思います。被災はつらい経験ではありましたが、事業や商品を通して社会と繋がっているということを心の底から理解できた瞬間でもあり、同時に強い思いで復興に立ち向かおう、と心を一つにした瞬間でもありました。
被災した経験は、私たちの事業が果たす社会的な役割について考えるきっかけにもなりました。その一つが、現在私たちが営んでいる「林業」です。
金銭的なメリットを求めると、杉・ヒノキなどの針葉樹の植林を選ぶこともできましたが、私たちは広葉樹であるミズナラの植林プロジェクトに取り組んでいます。この決断の理由は防災でした。
一般的に、針葉樹だけの山林は大雨による危険な状況を引き起こしやすいのです。具体的には、大雨が降り、枝葉や幹が縦に広がる針葉樹が脱落すると、谷筋を通ってそのまま下流域に流出。その過程で、家屋を傷つけてしまい、人々の生活や、最悪の場合は命を奪うこともあります。九州北部豪雨でも実際にこのような被害が生じ、ニュースに大きく取り上げられていました。
このような事態を避けるためにはどうしたら良いか、九州大学の防災林学教授・作田先生にご相談をし、「谷筋に広葉樹を植林してはどうか」とのアドバイスをいただきました。横に伸長する広葉樹を植えておくと、仮に大雨で脱落しても抵抗力が高いため谷筋に残留します。水だけを通し、後から脱落してくるその他の樹木を堰き止める役割を果たしてくれる、とのことでした。
これを受けて私たちが取り組み始めたのは、減災観点での広葉樹の植林プロジェクト。選んだ樹種はミズナラでした。
ミズナラは近年、ジャパニーズウイスキー製造にあたり樽材や桶材にも使用されるなど、希少な材として世界中で認知されています。一方で、林業の世界では本来ミズナラは雑木扱いで、人為的に植林されるものではありません。あくまで天然木として東北・北海道などの寒冷地に存在している材です。ジャパニーズウイスキーが世界中で価値あるものとして扱われ、需要が伸長していく中で、そのシンボルであるミズナラの需要も高まっており、現在は希少な材となってしまいました。
私たちは、上記の防災林学の観点に加え、希少材となったミズナラの枯渇を防ぎ、将来の安定供給に寄与するために植林活動を行なっています。
福岡県朝倉市は、人、自然、歴史を感じることができる街です。
公園やゴルフ場など、自然を活用した施設が多く、自然を満喫しながら朝倉観光を楽しむことができ、桜やひまわり園、ビール工場のコスモス・ポピー園など、市内各地で季節の花々にも出会えます。
さらに、今年度で400周年を迎えるの秋月藩の城下町も有しており、名所・旧跡などの文化資源にも恵まれているのも特徴です。「安長寺バタバタ市」や、阿蘇神社の「泥打ち祭り」、大山祇神社の「おしろい祭り」など、多くの行事・祭事が継承されており、長い歴史を感じることができます。その他にも、四季折々の果物からなる食文化、原鶴温泉など、豊富な水資源が育んだ独自性の高いコンテンツが市内に点在しており、年代問わず楽しんでいただけるはずです。
交通の面でも、九州の玄関口福岡空港から車で40分、TSMC拠点地域、熊本空港から車で約1時間とアクセスが良いため、日帰り旅行や週末宿泊旅行でぜひ訪れてみてください。
COMMING SOON...
2024年11月:クラウドファンディング開始
2024年12月:クラウドファンディング終了
2025年6月:リターン発送
皆様からお寄せいただいた資金は、新道蒸溜所の運営に使わせていただきます。また本クラウドファンディングに係る必要経費(CAMPFIRE様への手数料等)にも充当させていただきます。
はじめまして。福岡県朝倉市の酒造会社・篠崎の八代目社長を務めております、篠崎倫明と申します。株式会社篠崎は、約220年前、江戸時代・文化文政期に小さな日本酒蔵として産声を上げ、その後も地元朝倉を中心に地酒を作る会社として少しずつ歩みを進めてまいりました。
当社がウイスキー製造を志したのは、先代である父の時代のことでした。先代である父が七代目に就任した当時の篠崎は一地酒メーカーにすぎず、会社には重く暗雲が立ち込めていました。そこで会社の立て直しに乗り出した父は、当時珍しかった米麹甘酒の製造をいち早く始めるなど、固定観念にとらわれない挑戦に取り組んだのです。
そんな父が私によく話をしてくれたのが約100年前にアメリカで活躍した高峰博士という医学・薬学の偉人についてです。実はこの高峰博士は、酒類業界においても麦芽(モルト)でなく麹を使用してウイスキーを製造しようと挑戦をしていた人だったのです。残念ながらこの挑戦はアメリカの地で花を咲かせることはありませんでしたが、常識にとらわれず独創的な挑戦を行った博士の話を、父は外国出張の際に手に入れたウイスキーをおいしそうに飲みながら、目を輝かせて私に聞かせてくれました。
時が流れ、30代半ばで蔵に戻ってきた私に父が見せてくれたのが、2,000丁を超える樽でした。父は、高峰博士の製造方法にインスピレーションを得た特別な製法で樽熟成麦焼酎を製造し、準備してくれていたのです。その想いを受け継ぎ、私は数年かけてアメリカの地で貴重なスピリッツを販売するべく奔走。2021年春にようやく『高峰 koji fermented whisky』として世に出すことができたのです。
既存の常識にとらわれず技術革新に挑戦してくれた偉大な先人たちの独創的な挑戦に、私は心から敬意を払っています。実は、私たち株式会社篠崎の理念『THE QUEST FOR THE ORIGINAL~独創性の追求』もこの博士の挑戦にインスピレーションを受けたものなのです。
このような挑戦を経て、私の中のウイスキーへの想いは次第に強くなっていきました。そこで開設したのが、今回のプロジェクトの舞台でもある、福岡初のクラフトウイスキー蒸溜所『新道蒸溜所』です。
私の尊敬する偉大なるブレンダーの言葉に「スコッチが歴史や伝統を重んじるなら、ジャパニーズウイスキーの真髄はたゆまぬ品質向上の意欲にこそある」というものがあり、この言葉と先人たちへの感謝の気持ちが、新道蒸溜所のウイスキー作りの根幹に反映されています。
新道蒸溜所は、「品質世界一のモルトウイスキー」を造ること目指しており、ウイスキー愛好家の方だけではなく、ジャパニーズウイスキーに興味を持っていただいたばかりの方にもお届けしたいと思っています。
ウイスキーの楽しみ方は様々です。ストレートで嗜む、加水しながら香味の変化を楽しむ、ロックやハイボールで楽しむ...。ぜひ皆さんのお好きな飲み方で私たちのウイスキーを楽しんでください。その全てに応えられるよう、新道蒸溜所は真摯にウイスキー製造に取り組んでいます。
そんな私たちが長年にわたり酒造りに取り組んできた場所、朝倉には日帰り旅行や週末宿泊旅行などで楽しんでいただけるコンテンツが沢山あります。私たちは、長年酒造りを通して愛してきた朝倉を、素通りされる町ではなく、福岡の有力な訪問地として選択肢に入れていただけるようにしたいと思っています。本プロジェクトはそのための第一歩。
ぜひジャパニーズウイスキー『新道』、そして福岡県朝倉市の魅力が皆さまに伝わっていると幸いです。
<掲示事項>
1. 販売場の名称及び所在地: 株式会社篠崎
2. 酒類販売管理者の氏名: 手嶋幸治
3. 酒類販売管理研修受講年月日: 令和6年6月21日
4. 次回研修の受講期限: 令和9年6月20日
5. 研修実施団体名: 甘木小売酒販組合
※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方は酒類を含むリターンを選択できません。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。