こんにちは。ページを見ていただきありがとうございます!PTYGRACE OUTDOOR GEARです。前回はPTYGRACEの成り立ちについてでしたが、今回は、FIRE 壱 ONE薪ストーブの開発ストーリーをお話ししたいと思います。辿ること2年前、燕三条の金属加工技術が買われ、「薪ストーブ」を作れないかとの依頼をアウトドアブランド様何社から受けていました。とは言え「薪ストーブ」は取り扱いに危険な面もあり開発には相当な時間(約1年以上)が必要となります。この点をご理解いただけるブランド様は少なく、そこで自社ブランドPTYGRACEで販売することを決意し開発が始まりました。それがFIRE 壱 ONE 薪ストーブ開発の始まりです。日本製と言う事もあり「性能を一級品なものにする」という点に焦点を絞り、たてた目標は、ハイパワーな「二次燃焼薪ストーブ」を作るということ。しかし一筋縄ではいかない薪ストーブ。最初に問題となったのは重量と強度。持ち運びを考え、軽さを10kg以内に収めたい。と板厚を薄くし試作をしてみると剛性強度が足りず、足もぐらつき不安定な作りになってしまいました。▲ 試作品 社内では通称ゼロ号機。FIRE 壱 ONE薪ストーブの名前の由来でもあります。現在の「六角形形状」はそれを解決するために生まれました。金属板の折り方を工夫し、サイドの二次燃焼室を補強としても活用することで、軽量(総重量8.5kg)で強いボディが実現しました。この形は機能性から生まれたものでアイデアと技術の結晶なのです。次に問題となったのは円筒径のサイズをどうするかでした。最初は海外製によく使われる60φを試しましたが、二次燃焼との組み合わせで効率とのバランスを考えながら現在の80φに行きつきました。特に先端の火花を抑えるスパークアレスターは一般的な金網タイプを使わずパンチング加工を採用した一級品です。その他にもサイドテーブルを取り外し式から折り畳み式にし、持ち運び時の持ち手として使えるようにしたり、細かいアイディアを出し合い試作を重ねてきました。そうして納得のいく形になったFIRE 壱 ONE 薪ストーブ。ここまで時間を掛け開発してきた性能には絶対の自信があります。この商品をぜひ手に取っていただき感動を味わっていただけたら幸いです。次回は薪ストーブの美味しい使い方について詳しく紹介していきます♪お楽しみに~!
ページをご覧いただきありがとうございます!PTYGRACE OUTDOOR GEAR(プリグレースアウトドアギア)です。クラファン開始から約一週間が経ちました!お気に入り登録をしてくださった皆様ありがとうございます。この薪ストーブのクラファンを見てくださった方の中にはプリグレースを初めて知った方も多いと思います。なので今回はプリグレースがどんなブランドなのかをお話ししようと思います。新潟県の中央に位置する燕市は「金属加工の街」と呼ばれています。その地で、1958年(昭和33年)に洋食器研磨業を始め、1980年(昭和55年)に研磨部門の片力自研と商事部門の片力商事に分離し、現在の体制となりました。創業以来、口あたりや滑らかさを追求しながらスプーン磨きを続けてきた高い技術力を武器に、10年以上、キャンプ用品のOEM、所謂他社さんの製品化を請け負う仕事を行い、アウトドアブランドを裏から支えてきました。しかし、OEMだけでなく自分たちでこの加工技術を活かしていきたい。との思いから2021年(令和3年)にアウトドアブランド「PTYGRACE」を立ちあげ、アウトドアギアの作製を行っています。ブランド立ち上げ当初から変わらないプリグレースの根底にあるもの。それは国産にこだわった商品作り。弊社が販売しているギアの9割以上が国産、さらに燕三条産のものが大半を占めています。磨きで集約した技術、知識経験を活かし、安心と安全、そして長く使い続けられる本当に良いものを届けるため、時に職人さんと会話しながら開発に取り組んでいます。チタン製のカトラリーやカップ、トングなど小物のギアはもちろん本格派の調理器具も多い中、今回は薪ストーブという大きなアイテムへの挑戦です。プリグレースだからこそ作れる薪ストーブの良さを皆さんにお伝えしたく、ドキドキしながら発信しています!一同、応援を心よりお待ちしております。今後も薪ストーブの作成ストーリーや秘話等も載せていこうと思いますのでぜひまたこのページに遊びに来てください!