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熊によって半壊【被害額1800万円超】兵庫県宍粟市の養蜂場復旧と生はちみつの提供

兵庫県宍粟市で管理する養蜂場に熊の侵入があり、養蜂場が半壊しました。今回の影響で来年度の収穫が約1000kg減少する見込みとなり事業の継続が困難な状況です。兵庫県宍粟市の深い山々の自然と、ミツバチたちが作り出す、香り豊かな生はちみつを来年も提供するために、お力添えの程宜しくお願い致します。

現在の支援総額

8,548,820

284%

目標金額は3,000,000円

支援者数

529

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/12/01に募集を開始し、 529人の支援により 8,548,820円の資金を集め、 2025/01/10に募集を終了しました

熊によって半壊【被害額1800万円超】兵庫県宍粟市の養蜂場復旧と生はちみつの提供

現在の支援総額

8,548,820

284%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数529

このプロジェクトは、2024/12/01に募集を開始し、 529人の支援により 8,548,820円の資金を集め、 2025/01/10に募集を終了しました

兵庫県宍粟市で管理する養蜂場に熊の侵入があり、養蜂場が半壊しました。今回の影響で来年度の収穫が約1000kg減少する見込みとなり事業の継続が困難な状況です。兵庫県宍粟市の深い山々の自然と、ミツバチたちが作り出す、香り豊かな生はちみつを来年も提供するために、お力添えの程宜しくお願い致します。

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<2025/1/7 追記>

多くの皆さまの温かいご支援のおかげで、公開から1週間で目標としていた300万円、そして1ヶ月を経過しネクストゴールである700万円を達成することができました。

心より感謝申し上げます。


多くの方々から、自然と向き合うことや、はちみつ、ミツバチたちへの励ましのお声をいただきました。その一つひとつが、私たちがこの町でミツバチとともに養蜂を続けていくための大きな支えとなっております。


復旧に向けて、プロジェクト期間の最後まで挑戦を続けてまいります。引き続き、ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。


皆さまとともに歩み始める来春に向けて、一歩ずつ前進してまいります。

改めて、心より感謝を込めて。


Shinobee Honey|たなか養蜂園 代表 田中啓介



目次

・ご挨拶
・被害の状況と復興状況
・背景 -兵庫県宍粟市で養蜂を続ける想い-
・支援金の使い道
・スケジュール
・返礼品について
・最後に

ご挨拶

本プロジェクトページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
ShinobeeHoneyを運営するたなか養蜂園の代表、田中啓介と申します。
兵庫県の宍粟市にてミツバチの飼育、生はちみつの流通を主とした養蜂業を運営しています。
 

宍粟市は、兵庫県の北西部に位置し、鳥取県と岡山県の県境にある、人口約3万5千人の深い山々の景観が美しいまちです。

東京23区と同等の広大な面積を有し、そのうちの9割以上が森林を占める山々に囲まれた町であることから宍粟市は「森林王国」と呼ばれています。

私は大阪の出身で、もともとはミツバチや宍粟市という町に縁があるわけではありません。
緑豊かな町で子育てをしたいと考え、移住したことをきっかけにミツバチと出会いました。

兵庫県宍粟市を選んだ理由は、美しい景観もさることながら、この深い山々の自然がミツバチたちにとって生活しやすい環境であると感じたからです。

ミツバチたちは山々から湧き出る水を飲み、山野を飛び交い、自然が育む花々から蜜や花粉を採取し、生活しています。
初めてミツバチを飼育したのは、今から約10年前。たった二つの巣箱からスタートしました。

ShinobeeHoneyが提供する生はちみつをご愛顧いただくお客様のおかげで、年々、養蜂場が拡大してきました。そして、2026年に掲げる目標に向けて、さらなる事業拡大を目指している矢先に今回の熊の侵入がありました。


熊侵入における被害の状況と復旧状況

兵庫県宍粟市は山深い町ということで、独立当時より熊の生息エリアであるということは地域住民の方々からも伺っておりました。

そのため、複数管理している各養蜂場には熊よけの電気柵を取り寄せて設置。

宍粟市に移住して以来、一度も熊の侵入はありませんでした。


しかし今年は、熊の目撃情報も地域内で多数あり、心配していた矢先に電気柵の杭を熊が押し倒し侵入し、飼育する半分近くのミツバチが壊滅しました。

<2024年9月11日>
いつものように朝から各養蜂場の見回りをしている中で、以下の写真の光景を目の当たりに。

被害の状況の様子です。電気柵の支柱は押し倒され、巣箱ごと山へ持ち帰ろうとした痕跡も見られました。

そんな中、被害を受けながらも生き抜いた群れも。


手塩にかけ育ててきたミツバチたちの無残な姿を目の当たりにしたときには言葉を失い、被害の状況が明るくなるにつれて事業継続の困難さが明らかになってくる失望の中、SNSの投稿を見た顧客さま、友人、知人からの激励や、経営者としての助言をいただき、多くの方に背中を支えていただける形で復旧に向けての歩みを決意しました。


<被害状況まとめ>-2024年9月11日-

・2024年の春から翌年度に、はちみつ搾りを一緒にできるように育成してきた数十群のミツバチが全滅。
・電気柵など養蜂場の設備。
・ミツバチが育児、貯蜜を行う生活の基盤となる巣枠や、家となる巣箱をはじめとした関連用品。


2024年度のはちみつ絞りはすでに収穫を終えており、 2025年度のはちみつ絞りのために育てていた群れが被害にあったため、来年の蜂蜜の収穫量が推定1000㎏以上減ることになります。


当日の様子と事後2カ月が経過し、変化した心境をお話しています。


現在は被害の拡大を防ぐため、電気柵の再設置と、猟師さんのご協力で捕獲罠の設置、一部の健常な群れを他の養蜂場への移動をおこないました。



以下の動画は2024年6月にYoutubeクリエイターのコムドット(登録者384万人)とむくえなちっく(登録者127万人)の2組が当養蜂場にはちみつ搾り体験をしにきてくれた際の動画です。※登録者:10月3日時点

動画内にてクリエイターをお招きした養蜂場が今回、熊の侵入のあった養蜂場です。撮影時は侵入前の状態。


参考動画:【危険!?】人生初のハチミツ採取体験にノリでむくえなが参戦して大盛り上がりwwwwwwww



背景 -兵庫県宍粟市で養蜂を続ける想い-

「日本の風土にあった花々から採取する国産のはちみつを安定して提供したい。」

令和四年の統計では、日本国内で約5億トンはちみつが流通している中、国産はちみつは約2500tに止まっており、はちみつの自給率は約5%となっています。

昭和60年以降、日本は土地の開発が進み自然環境が大きく変わってきました。

人里ではミツバチたちが少なくなった花々を求めて、農地に行くことで農薬との接点が多くなり、影響を受けざるを得ません。

日本の春の原風景の一つでもある広大なレンゲ畑も現在は目にすることが難しくなりました。

国産のはちみつの価格低迷と養蜂家の高齢化が進み、専業養蜂家の数が減るのと同時にミツバチの群数も減っています。

そういった中でも、日本の風土にあった自然の花々から採取するはちみつの提供をつづけていきたいと思っています。


天才と称される物理学者アインシュタインは言いました。

「ミツバチが絶滅したら4年後には人類も滅びる」

これはミツバチをはじめとしたポリネーター(受粉媒介者)がいなくなると作物が受粉出来ずに実がならずに食物が育たなくなることや、森林をはじめとした生態系が崩れることに起因していることからの言動と云われています。

冒頭でもお伝えしたように、雄大な森林に覆われる兵庫県宍粟市。

この豊かな山々の自然の中でミツバチを飼育し、はちみつを採取・提供することで、
「ミツバチを養い、ミツバチと共に自然に寄り添う暮らしを続けていきたい。」
そう想っています。

熊の被害と書いてしまうと。熊が悪者のように感じるかもしれません。

しかしながら、こういった状況を作ってきたのも人に起因する点もあると思っております。

山に充分な餌場があれば、警戒心の強い熊がわざわざ危険を犯して人里に降りてくる理由はありません。

森林開発や植林が進む中で、ミツバチだけではなく、熊だけではなく、自然の多くの生き物たちの環境を奪っているのかもしれません。


私たちShinobeeが養蜂家としてできるSDGsの取り組みの一つとして、ミツバチたちが好きな花々(樹木・草花)を育てるというプロジェクトも進めています。最終的には管理する山林や農地を活用し、自然を守る、あるいは育てるということにも取り組んでいきたいと考えています。

※Shinobeeが描いている目指す未来のイメージ


支援金の使い道

行政(市・県・国)や農業関係(農協・共済)へ今後の対策も含み、今回の一連の被害について相談しましたが、

「養蜂業に対する獣害の直接的な補助金や助成金などの支援は無い。」

という返答を受けました。

つまり、自力でこれらの金額を賄わないといけない状態です。

大まかな試算は以下となります。

≪養蜂場被害と復旧に係る概算額≫

2025年度採取約1000㎏減収   : 1,200万円~
ミツバチの育成にかけてきた費用 :   360万円
復旧に向け導入予定のミツバチ  :   160万円
巣箱など養蜂用品の費用     :    83万円
養蜂場復旧に伴う費用      :    10万円
—————————————————————————
2024年~2025年 損失合計   : 1,813万円~

内 復旧に係る費用       :   253万円

※1群あたりの年間平均採取量と被害にあった群数を元に翌年度減収量を試算

実際には、ミツバチの寿命から考えると、2年後3年後の収穫量にも影響を及ぼしていて、その損失は数倍にのぼりますが、今回は直近の来年度のみで試算しています。


来年度の損失とミツバチの育成にかけてきたコスト、マイナスをゼロに戻すための復旧費用を合わせると1800万円を超える損失金額となります。


今回は、2025年の春を迎えるために、最低限必要な復旧資金にクラウドファンディングに伴う諸経費を踏まえて300万円を、このプロジェクトにて支援を賜りたくお願い申し上げます。


スケジュールに関して

2024年
  9月11日 熊の侵入
 12月 1日 クラウドファンディング開催

2025年
 1月10日 クラウドファンディング終了
 2月    提携養蜂場へミツバチの導入依頼
       返礼品送付:2024年度産のはちみつ
 4月    ミツバチの導入
       返礼品:巣箱オーナー巣箱設置
 5月    はちみつ搾りの開始
 7月半ば  はちみつ搾りの終了
 8月上旬  2025年度産のはちみつの提供開始
       返礼品送付:2025年度産のはちみつ

進捗があり次第、本プロジェクトの活動報告ページ及びinstagramにて随時ご報告させていただきます。


リターンについて

開業以来、ご愛顧いただいている自然の香り豊かな生はちみつの返礼品をご用意しました。

兵庫県宍粟市が育む自然豊かな山々を、はちみつの香りを通してお楽しみいただければと思っております。

①巣箱オーナー
今回の支援にて導入させていただくミツバチの巣箱にご芳名(企業名並びに個人)を掲げ一生懸命ミツバチを育成させていただきます。
ご芳名の入った巣箱は破損するまで数年にわたって繰り返し使用させていただきます。
2025年8月より。毎月1キロ(500gx2本)のはちみつを。定期便にて6か月間お届させていただきます

②2025年度産 生はちみつ
今回のクラウドファンディングでご支援いただき導入させていただくミツバチと共に2025年シーズン採取するはちみつを返礼品とさせていただきます。

③2024年度産 生はちみつ
被害に合う前に採取を終えている、2024年度産のはちみつをプロジェクトが終わり次第順次発送させていただきます。

ShinobeeHoneyのこだわり

・ミツバチファースト
ミツバチたちの生活環境を考え、森林のまちを選び移住し独立。
養蜂場内はもちろん、周辺の草花の栽培においても農薬や化学肥料を使用しない。

・生はちみつ
「余計なものを加えない。余計に取り除かない。」
熱を加えない、添加物を与えない、過度な濾過を行わない。
「香り・酵素・栄養」などはちみつが本来持つ魅力を自然のままにお届けできるよう商品化をしています。

*限定数に関しまして
特に清明(さくら蜜)は1年の中で1週間ほどの開花期間しかなく、ミツバチの越冬明けということもあり、はちみつ採蜜ができる健強な群れに育てることが難しいことから「花・生体」の両面で採取が難しい希少蜜の一つです。
Shinobeeのラインナップの中でも、その特別に華やかな香りに魅了されるファンの方も多く、例年リリースから半年ほどで完売してしまう人気種のひとつでもあります。
今回のプロジェクトのリターンとして少量ではありますが、確保させていただきましたので是非お試しください。

最後に

本プロジェクトページを最後までご覧いただき誠にありがとうございます。

インスタグラムでは日々のミツバチの様子や、周辺の自然環境の投稿をしております。

状況を目の当たりにしてから数日間は、事業継続の断念を考えておりました。

しかし、たくさんの方に支えられ、復旧に向けての歩みを決意しました!

決意してからも、心身ともに疲弊する日々の中、人生ではじめて声が出なくなりました。

それを経験してもなお、更なる前進の機会にしたいという想いは、改めて支えていただいていること、求めていただいていることを実感したからです。

まずは復旧、そして更なる前進に向けて、本プロジェクトをきっかけにShinobeeHoneyに関わっていただけましたら幸いです。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • ミツバチ、巣箱など

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

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  • 皆さまへ、心からの感謝を込めて。ツキノワグマが養蜂場へ侵入した日、私たちの生活は一瞬で変わりました。折れた電気柵、損壊した巣箱、散乱する蜂群、そして手塩にかけ育ててきたミツバチたちが無惨な姿になっている光景を目の当たりにし、胸が張り裂ける思いでした。「もう続けられないかもしれない」そう思った日々の中で、多くの方からの温かい励ましの言葉、そして行動が、私たちにとって大きな支えとなりました。プロジェクトが始動してからもクラウドファンディングを通じ、これまでに800万円を超えるご支援をいただいております。皆さまのお力添えにより、私たちは養蜂場の復旧を進めるだけでなく、再建への道を力強く歩むことができます。この場をお借りして、改めて心からの御礼を申し上げます。今回のプロジェクトは、単なる復旧支援にとどまりません。ミツバチたちとの暮らしを再び取り戻すだけでなく、より自然と調和した事業を築く第一歩でもあります。自然とともに生きること、その恩恵に感謝し、豊かな環境をつないでいくことが、私たちの使命だと考えています。ツキノワグマとの共存を模索しながら、ミツバチの世話を続け、養蜂を通じて地域や自然環境と深く関わりたい。そんな未来を皆さまとともに描いていきたいと思っています。本日がこのプロジェクトの最終日です。この1カ月を通じて、たくさんの応援と期待を受け、ここまで進んでくることができました。最後の1日、もし少しでも「応援したい」「このプロジェクトを見守りたい」というお気持ちを持っていただけるのであれば、ご支援や情報のシェアという形でお力添えをいただければ幸いです。私たちが再び春を迎え、ミツバチたちとともに四季を感じられる日々を取り戻すために。皆さまとともにこの一歩を未来につなげるために。最後まで、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
  • 一押し返礼品紹介

    2025/01/08 19:30
    環境への取り組みをミツバチと一緒に形にする【巣箱オーナー制度とは?】1.巣箱に企業名を掲げます!支援者様のご芳名(企業名、ブランドロゴ、お名前など)を、当園の巣箱に掲げさせていただきます。ミツバチたちのお世話を私たちが責任をもって行い、巣箱は数年間にわたって使用させていただきます。2.毎月はちみつをお届け!2025年8月から半年間、毎月1キロ(500g×2本)のはちみつを定期便でお届けします。※約6万円相当【こんな方におすすめ】ミツバチを通して、多自然地域に貢献したい方SDGsや環境保全活動に興味がある方はちみつ好きの方◎「巣箱オーナー制度」は、ミツバチたちと未来を育てる活動を楽しめる特別なプランです!「養蜂場でミツバチを見たい触れたい!」「はちみつ搾りをしてみたい!」そんな方にはこちらもおすすめ。【はちみつ搾り体験】実際に兵庫県宍粟市の養蜂場にお招きし、巣箱を開けてミツバチを観察、はちみつ搾りを体験していただきます。お土産に当日採取するはちみつ(1組様:125g-2瓶)をお持ち帰りいただきます。※はちみつ搾り体験イメージ(後半)残り期間わずかとなってまいりました!ぜひこの機会にご参加いただき、私たちと一緒に未来を育てる一員になりませんか? もっと見る
  • 皆さまの温かいご支援のおかげで、ネクストゴールとして設定していた700万円を無事達成することができました。心より感謝申し上げます。このプロジェクトは、被害を受けた養蜂場の復旧と、これからの養蜂事業の再建に向けた大切な第一歩です。この結果は、ご支援いただいた一人ひとりの想いが形となり、私たちの背中を力強く押してくださった賜物です。プロジェクト期間は残り3日間となりました。これより先のご支援は、細分化していく養蜂場の新規取得費用、周辺の環境整備費、ミツバチの増群費用にあてさせていただきます。ご家族やご友人へのシェアやSNSでの拡散によって広がっている輪も、私たちにとって大きな力となっております。残り期間は3日間となっております!最後まで私たちとともに歩んでいただけますと幸いです。自然とともに育む未来への一歩を、ミツバチたちと皆さまとともに紡いでいきたいと願っています。どうぞ最後までお力添えのほどよろしくお願いします。 もっと見る

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