はじめまして。振付家のアオキ裕キと申します。
私は新人Hソケリッサ!というダンスグループを2005年から主宰しています。
メンバーは路上生活者、路上生活経験者で構成され、これまでに40名以上の方が参加をし、現在は7名のメンバーと共に活動しています。
便利さや効率性を追求し、加速度的に日々変化していく現代社会において見失った人間の本質を追求。
「生きることに日々向き合う身体」でもある路上生活経験を持つ参加者と共に踊り続けています。
「生きる身体とは?」
人間の本質の探求を目指し、海外展開へ!
インドのゴア州・パナジにて開催されるSerendipity Arts Festival 2024に、新人Hソケリッサ!を招聘していただきました。ソケリッサ!全体としての海外公演は、これが初めてとなります。
営業中の屋内市場 Panjim Market にて、新作「Super Stranger/スーパーストレンジャー」を上演します。また、公演前には一般向けワークショップを行い、作品の一部を現地参加者とともに創り上げていきます。
日本の都市とは大きく異なる環境において踊ることを通じて、人間の本質の探求を目指します。また、踊ることで生まれる景色を記録し、日本の皆さんと共有することで、都市の身体の行く末を探ります。
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開催期間:2024年12月13日~12月22日
開催地:インド・ゴア州パナジ
事務局:アオキカク(アオキ裕キ、呉宮百合香、西篤近)
助成:独立行政法人国際交流基金
協力:認定NPO法人ビッグイシュー基金
▶︎上演作品
新人Hソケリッサ!新作「Super Stranger/スーパーストレンジャー」
日本の中心都市である東京で、我々は生活をしています。
ここでは、仕事に就いて住宅に住んでいることが社会的に「当たり前」とされています。何かしらの原因で家を失ってしまったものは、路上生活者として人々の視線にさらされ過ごすことになります。お金を持っている人間が優遇される都市の中で彷徨う路上生活者は、都市のルールにそぐわない「よそ者」として存在していくことになります。
ソケリッサ!メンバーは、全員路上生活を経験しています。
「よそ者」の視点に立って都市を眺めると、盲目的にお金を生み出すことに邁進し、自然を破壊し、無価値と判断したものは簡単に捨ててしまう在り方があまりにも支配的であることに気づきました。またそこで生きる人々の多くに、社会的な成功をしなければ認められないという思い込みが蔓延しています。それゆえに人々は、他者の存在をそのままに受け入れることができずに、日々何かと競い、他人の目を気にして生きることが常となってしまっています。
生き物としての人間本来の姿から遠ざかり、都市からも乖離し、今やもはや我々の誰もが「よそ者」としてこの世界に存在している——そう感じるようになりました。
考えてみれば、この星は人間が誕生する前から存在しているのであり、人間はそもそも「よそ者」であるわけです。
「よそ者」の存在が、きっとこの世界を大きく発展させてきたはずなのです。
日本とは文化や環境の大きく違うインドのゴアにて開催されるSerendipity Arts Festivalにおいて踊る我々の身体は、「よそ者」という視線を大きく浴びる事になります。懸命にその環境と馴染もうとうねり続ける中で、次第に観客の存在と我々の存在の境界がなくなり、最終的には誰もが「よそ者」としてその場に居合わせるようになること、そしてそれを通じて、支配から脱したダンスの可能性を提示することを目指します。
演出・出演:アオキ裕キ(アオキカク)
出演:新人Hソケリッサ!(西篤近、山下幸治、高田丈)、現地ワークショップ参加者
音楽:あだち麗三郎
大道具:西原尚、アオキ裕キ
技術:三津久(現場監督)、國府田典明(音響)
記録映像:山田酩酊、小菅雄貴
制作:呉宮百合香
▶︎ 渡航スケジュール
12/13:出国
12/14:パナジ着
12/15:会場下見
12/16:ワークショップ1日目 @Directorate of Accounts
12/17:ワークショップ2日目 @Directorate of Accounts
12/18:公演① @Panjim Market
12/19:公演② @Panjim Market
12/20:パナジ発
12/22:帰国
▶︎ 詳細
- Serendipity Arts Festival 2024 - 「Super Stranger」演目ページ
- Serendipity Arts Festival 2024 - 「Super Stranger Workshop」ページ
▶︎ 最新情報
Facebook:@SOKERISSA
X(旧Twitter):@AOKIKAKU
Instagram:@sokerissayuukiaoki
なぜインドなのか
私は現在「生きることに直面する身体」に興味を持ち、路上生活経験の人たちと共に踊り、視点は「人間の本質の探求」へと繋がっています。
路上生活者というダンスの技術を持たないそのままの身体を価値として抽出して作品を創作することを繰り返す中で、子供や学生、高齢者、などダンス技術を持たない一般の異なった環境で生きる人たちにダンスを提供させてもらう機会も増えてきました。さまざまな身体から生まれる動きを観察していると、一般の方の身体は特に学生や社会人であるほど、この社会現状の大きな反映が現れているのを目の当たりにしています。個人差はありますが、一概に安心のない環境下では、理想や正解を求めたり身を守ることに終始をすることが常となり、その個人の生きている環境、触れている状況に、個人の存在の仕方「踊り(動き)」が大きく関与していることに気づきました。
我々の活動拠点である東京の都市の姿は、日々変化を重ねていきます。生産を優先にし人間個人が益々置いてきぼりになっていく中で、そこで生活する身体は自然体とは程遠く、環境をコントロールし、人間本来の順応性を麻痺をさせて生きているように思えます。私自身、活動当初は技術を持たない路上生活者の身体を一方的な型のある振り付けを提供し踊らせようとして、出来ずに覇気を失ったメンバーの反応に、当たり前と認識された通例的習慣に埋没している自身の思考に気づき深く反省しました。
生産を優先させるこの社会では、簡単に自然や造形物を壊し、需要を生み出さないものは捨てられる「支配的」な思考が当たり前のように蔓延しています。そこで生きる人間の思考も、自ずと支配的になっているのではと想像しています。人間が強制的に自然物である人間を動かすことはおこがましく、ただ自ら踊りたくなる環境、行動したくなる環境を創出することが本来のあり方だと思うようになりました。以降、振り付けの方法も、言葉を提供して、それぞれが言葉のイメージを思いのままに動きに変換し、それぞれが自発的に創作するという方法に変えました。
私はこの都市環境に生きる中で、何か麻痺をして、本質的な大事なものを見失っているのではと日々危機を感じています。
2008年に訪問したインドの人口の多さ、個人個人の自我の強さと生きるという欲求のエネルギーは、日本の都市の身体とはかけ離れた違いを感じました。
アオキ裕キ The dance on an Indian street‐1
以前よりも活動が進展した現状で私は東京の都市とは大きく違った環境に身を置き改めてその場に存在してみる必要性を強く感じています。インドの歴史的な背景や、カースト制度を経た現状の環境と身体の関係は非常に複雑なものがあると想像しています。単純にインドと日本を比較して問題点を炙り出すのではなく、環境と身体の関係性、環境と動きの関係性、その違いを純粋に体感し、歴史や文化や習慣含む何もかもが大きく違った環境下で自身はどのように存在をし、その踊りはどのような景色を生みだすのかということにとても興味を持っています。
また純粋にソケリッサ!という日本発の身体表現を提供し、反応を得ることはもちろんですが、日本の路上生活者に対する目線も日本と比べインドではもっと別なものになるのではと想像しています。そこでメンバー共々そこで何を体感するのか。また、そこで集まった人たちと繋がりの中で何が生まれるのか。
一方的ではなく、双方が双方の表現(生き方)を受容する、心身の繋がる機会を模索したいと願います。それらの旅の記録映像を日本で共有し、我々にしか提供できない新たな問いへの視点を社会に創出する機会になればと願っています。
アオキ裕キ
2005年よりビッグイシュー日本の協力のもとメンバーを募り、2007年に第1回公演「新人Hソケリッサ!」を行いました。その後、大野一雄フェスティバルなどに出演。2016年にはブラジルにてリオ五輪公式文化プログラム「Uma So Voz(英語名 With One Voice)」に参加し、リオの貧困生活者の収容されているシェルターにてワークショップやパフォーマンスを提供する貴重な機会などもいただきました。
また十和田市現代美術館や、金沢21世紀美術館、渋谷公園通りギャラリー等での企画にも参加し、2016年にコニカミノルタソーシャルデザインアワード グランプリ受賞をいたしました。
活動に対して多角的な視点から需要があることを感じています。
その後2017年~2018年にかけて、東京近郊の路上環境15箇所(墨田区錦糸町駅前、豊島区東池袋中央公園、台東区玉姫公園、三鷹市井の頭公園、など)において路上パフォーマンスツアーを行いました。そのパフォーマンスを観て、やってみたいとその後参加した現メンバーもいます。またその活動の様子が『ダンシングホームレス』というドキュメンタリー映画となり、現在全国で上映されています。
そして2021年~2022年にかけ、コロナ禍の身体の記録を根底に、2021-2022「路上の身体祭典H!」新人Hソケリッサ!横浜/東京路上ダンスツアーも実現、横浜と東京全8箇所(アートスタジオ アイムヒア、日本丸メモリアルパーク、上野恩賜公園、横浜市役所、寿町、渋谷稲荷橋広場、東池袋中央公園、桜木町駅前)においてパフォーマンスツアーを開催することが出来ました。
2021-2022「路上の身体祭典H!」新人Hソケリッサ!横浜/東京路上ダンスツアー
▶︎ ツアー記録映像
国際交流基金「STAGE BEYOND BORDERS」(多言語字幕付き)、「THEATRE for ALL」(日本語バリアフリー字幕/音声ガイド付き)にて、無料オンライン配信中!
▶︎ ツアー記録冊子
公演記録とソケリッサ!メンバーのコメント、渡辺篤さん、寺尾紗穂さん、西原尚さん、田口ランディさん、奥野克巳さんの寄稿を盛り込んだ記録冊子。
ダウンロードはこちらから。
獲得している国際交流基金の助成金は、渡航費のみに使途が限られています。引き続き資金獲得のための努力も続けていますが、現状は大きな赤字となる見通しです。
皆様からいただくご支援は、主に以下の資金を充当するために大切に使わせていただきます。プロジェクトの実現に必要な金額との差額は、自己資金で補填いたします。
・渡航費(赤字分)
・滞在費
・アーチスト、スタッフへの報酬
・記録映像費
・クラウドファンディング手数料
お品物は、準備が整い次第 順次発送いたします。
メンバーによるリターンにつきましては、ご要望に応じて時期の変更も可能ですのでご相談ください。
・メンバーコメント入りお礼メール
ソケリッサ!メンバーによる手書きのお礼コメントをメール(画像ファイル予定)にてお送りいたします。
・インドの旅映像(限定URL)
インド滞在中の様子を共有いたします。街の様子、公演準備や路上パフォーマンスなどを記録。1回/10分~30分、5回~10回程度の予定。配信決まり次第随時お知らせいたします。
・飾りたくなるポストカード4枚セット + メンバー手書きお礼状
こちらに掲載されていない写真も含めランダムに4枚選んでお送りします。メンバーの手書きによるお礼メッセージ(複写)も同封。
・ソケリッサ!ストレッチ風景映像(限定URL) + メンバーコメント入りお礼メール
ソケリッサ!が現在稽古で行うストレッチの映像です。実際に稽古で行っている風景をそのまま記録。ご一緒に体を緩めることも出来ます。映像作家の山田酩酊さんによる映像です。メンバーの姿含めて活動の一端を覗いてください。
【限定15名様】
・ことばの板(1枚)
新作「スーパーストレンジャー」創作アプローチで使用したことばをシルクスクリーン印刷した端材板。写真はイメージです。サイズデザインは選べません。
・SOKERISSA! the place dance 2025 DVD
ソケリッサ!メンバーが共通のとあるテーマを元にそれぞれの思い入れある場所で踊った映像をまとめ、DVD-Rにて提供いたします。インド特典映像も収録。
・ソケリッサ!互いに人生相談/趣味の交流
ご指名いただいたメンバー1名とお互いの人生の悩み相談、もしくは趣味に基づいた話をするなどのメンバー交流をしていただきます。
<内容例>
イトウさん:野球、プロレス
ヤマシタさん:将棋、似顔絵描き
ハマオカさん:漁、テキ屋
ニシさん:サバイブ術、ダンス、とんねるず
ヒラカワさん:キャンプ
ワタナベさん:上野散歩
タカダさん:音楽、ウクレレ演奏、詩など
東京都新宿区の稽古場に来ていただくか、もしくはご指定の場所に伺います。遠方の方やお時間の取れない方などオンライン(ZOOM)での対応も可能です。1時間程度を予定。ご指定の場所に伺う場合は、別途交通費を頂きます。
※リターンご提供の流れ:
2025年3月内に、ご支援者様からいただいたメールアドレスにアオキカクより連絡をいたします。その折、候補日程のご相談及び対応可能なメンバーを紹介させていただくなどのやりとりを経てご提供への流れとさせていただきます。ご指名のメンバーとアオキが伺いますが、メンバーのみの対応希望など遠慮なくお知らせください。差し支えない範囲で記録をSNSにてご紹介いたします。
【限定15名様】
・石のキーホルダー(1個)
メンバーが選んだ路上の石をキーホルダーにしました。こちらでランダムに選んでの提供となります。選んだメンバーのコメントも同封。
【限定5名様】
・「西篤近 成田散歩」に同行する権利
メンバーニシさんが新宿にたどり着く前に過ごした千葉成田。そこで歩んだ歴史、路上から見たその景色をくまなく体験することができるプロムナード。全6時間を予定(途中休憩あり)。お土産あり(飾りたくなるポストカード2枚予定)。
※リターンご提供の流れ:
2025年4月から、全3回実施予定。ご都合のつくお日にちを選んで参加していただくことになります。2025年2月内に、ご支援者様からいただいたメールアドレスにアオキカクよりご連絡いたします。その折、候補日程のご相談を経てご提供への流れとさせていただきます。アオキ同行の上、差し支えない範囲で記録をSNSにてご紹介いたします。
20,000円【限定10名様】
・「西篤近 新宿散歩」に同行する権利
メンバーニシさんが過ごした東京新宿の街。そこで歩んだ歴史、路上から見たその景色をくまなく体験することができるプロムナード。全6時間を予定(途中休憩あり)。こちらの内容は大学の講義の一環などでも開催された実績があります。お土産あり(飾りたくなるポストカード2枚予定)。
※リターンご提供の流れ:
2025年5月から、全3回実施予定。ご都合のつくお日にちを選んで参加していただくことになります。2025年2月内に、ご支援者様からいただいたメールアドレスにアオキカクより連絡をいたします。その折、候補日程のご相談を経てご提供への流れとさせていただきます。アオキ同行の上、差し支えない範囲で記録をSNSにてご紹介いたします。
【限定5名様】
・限定ダンス/あなたのために踊ります
ご指名いただいたメンバー2名、ご指定の場所で踊ります(15~20分、トークなども含め1時間程度を予定)。別途交通費や施設使用料(発生する場合のみ)を頂きます。
※リターンご提供の流れ:
2025年2月中に、ご支援者様からいただいたメールアドレスにアオキカクより連絡をいたします。その折、候補日程のご相談及び対応可能なメンバーを紹介させていただき、ご提供への流れとさせていただきます。アオキ同行の上、差し支えのない範囲で記録をSNSにてご紹介いたします。
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特定商取引法に関する記載
●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:青木祐基
● 事業者の住所/所在地:「請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。」
● 事業者の電話番号:「請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。」
●送料:送料込み
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。
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■ アオキ裕キ
アオキカク代表、1968年生まれ。ダンサー・振付家。タレントのバックダンサー業などを経て、2001年NY留学中同時多発テロに遭遇、人間の内にある驚異に触れ、自身の表面的なところに価値を置いた生き方に気づく。「日々生きることに向き合わざる得ない体」を求め、2005年より路上生活経験者を集めダンスグループ「新人Hソケリッサ!」を開始。踊る身体を通して人間の本質を探求している。2004年NEXTREAM21最優秀賞受賞。 神奈川県立神奈川総合高等学校、舞台芸術科・身体表現非常勤講師。
■ 新人Hソケリッサ!
ダンスグループ 。路上生活経験を持つ参加者により構成。2005 年よりメンバーを募り、第一回公演「新人Hソケリッサ!」を2007 年に行う。近年では2017年~2018年に亘り、東京近郊の屋外全15カ所に渡るパフォーマンス「日々荒野」ツアーを開催。これまでに40名以上の路上生活経験者が参加、現在のメンバーは6名。リオ五輪公式文化プログラムのセレブラ「With One Voice」等参加。コニカミノルタソーシャルデザインアワード2016、グランプリ受賞。 活動を追ったドキュメンタリー映画『ダンシングホームレス』は現在全国上映中。
ソケリッサ!Webサイト https://sokerissa.net/
■ 西原尚
音を基軸にサウンドアートやパフォーマンスや鳴り物作りなど表現活動を行う。音を鳴らすために必要な、体と物と空間に関心がある。ギクシャクした自分の体、自作楽器、音の複雑な響きを駆使する。知らない人と会いたい、知らない文化や習慣に触れたい、そのために国内外で展示やパフォーマンスをする。
Nao Nishihara is an artist and active practitioner of sound activities, sound art, performance and instrument production. Nao explores sounds and attempts to show them through his activities, by using self-built machines and his own body. It is not only to know about sounds more, but also to meet new friends and cultures.
◾️あだち麗三郎
ドラマー / サクソフォン・プレイヤー / シンガー・ソングライター / プロデューサー / ミキシング・エンジニア / 療術家、からだの研究家。
2009年に1stアルバム『風のうたが聴こえるかい?』を発表して以降、2ndアルバム『6月のパルティータ』(2013)、3rdアルバム『ぱぱぱぱ』(2015)、4thアルバム『アルビレオ』(2019)をリリース。2021年9月には、折坂悠太、東郷清丸、3日満月、黒岡まさひろ、中川理沙(ザ・なつやすみバンド)、T.V.not Januaryをゲスト・ヴォーカルに迎えた5thアルバム『風のうたが聴こえるかい? -2021-』を発表。ソロに加え、cero、GUIRO、鈴木慶一、ノゾエ征爾演出演劇作品、モモンガ・コンプレックス、木ノ下歌舞伎らのサポートや、リーダー・バンド“あだち麗三郎と美味しい水”(あだち + 谷口 雄 + シンリズム + kauai hirótomo + メルセデス増田)、伊賀 航、寺尾紗穂と組んだトリオ“冬にわかれて”、片想い、Hei Tanakaなどでも活動。
音楽家としてのみならず、2021年には施術家として【療術院ぽかんと】を開業、月3日ほどの営業日はリピーターで満床に。
あだち麗三郎Webサイト https://reisaburo.info/
◾️任意団体アオキカク
ダンサー・振付家として身体表現活動を行う中で、「日々生きることに直面している路上生活者は、便利で恵まれた環境で生きる人たちには欠落している身体感覚を持っているのでは?」という視点から、路上生活状況の方達の踊りを社会に提供したいと思うに至り、任意団体アオキカクを設立。路上生活を経験したメンバーからなるダンスグループ「新人Hソケリッサ!」を結成し、活動を開始しました。
▶︎ 新人Hソケリッサ!メディア掲載例
・日本経済新聞 神奈川版(2024年4月2日)路上生活者をダンスの舞台に 「自由」を表現、共感呼ぶ
・季刊『ヨコハマアートサイト』vol. 38(2024年3月31日)アオキカク「生に向き合う身体『新人Hソケリッサ!』」
・東京新聞 神奈川版(2022年9月6日)路上生活経験者、ダンスで熱演 横浜・寿町などでメンバー練習
・神奈川新聞(2022年8月26日)ダンス集団「新人Hソケリッサ!」がパフォーマンス披露 29日、横浜市役所アトリウム
・東京新聞(2022年4月28日)「ソケリッサ!」オレたち元ホームレス 路上で輝く 身一つの表現。コロナ禍だからこそ見て
・泰有社 Webマガジン(2022年1月19日)GM2ビル アートスタジオ アイムヒア 路上生活経験者たちが織りなす身体の祭典
・読売新聞(2021年12月27日)元路上生活者のダンス集団「新人Hソケリッサ!」
・THE BIG ISSUE Online(2021年12月1日)ベッドで寝る人と、人前で寝る人の感覚・表現はどう違う?ダンスグループ・ソケリッサ!と考える自由と芸術/BIG ISSUE LIVE #8 より
・Arts United Fund(2021年1月28日)File.22 転んでは立ち上がる身体が生み出す、唯一無二の表現 アオキ裕キさん(ダンサー/振付家)
・FRIDAY DIGITAL(2020年11月10日)踊る路上生活者のダンス集団『ソケリッサ!』をご存じですか
・朝日新聞「ひと欄」(2020年3月10日)アオキ裕キさん 路上生活経験者のダンス集団を主宰する振付師
・Time Out Tokyo(2019年7月31日)ローカルレジェンド #26 新人Hソケリッサ! アオキ裕キ 路上生活者たちによる究極の肉体表現とは
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ソケリッサ!の活動はまもなく20年目に突入となります。過去より関わってくれた皆さんの総合的な結晶が今の活動につながっています。おかげさまでワークショップや出演のお誘いなど需要は活動初期とは大きく変わりたくさん声をかけていただけるようになりました。また、主体性あるメンバー個人の活動、パフォーマンスを行いたい個々の意欲が近年向上していくにつれ、自身にも余裕が生まれ、次のステージに進展していく時期に来たように感じています。
安定的な活動を繰り返す中で生まれる習慣は、ともすれば衝動を失うことにもなる怖さを孕むと感じます。そんな中、文化も歴史も大きく違うインドへの渡航の機会は、嬉しさ反面、甘んじて過ごす身体にとって厳しさを体感する機会にもなると想像します。旅の記録を皆さんと共有する機会をどうか楽しみにしていてください。一緒に挑んでくれるメンバーやスタッフ、応援してくれる皆さんに、ここまで来れたことに心から感謝をいたします。
新人Hソケリッサ!主宰・振付家 アオキ裕キ
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