皆さま、こんにちはECLECT(エクレクト)です。先月の11月8日になんと岩手県一関へ行ってまいりました!今回特別に株式会社和興様の縫製工場を見学させていただける事となり、日帰りで行ってまいりました。前回の活動報告内でもお伝えした通り、ECLECTの運営を中心となって行っているメンバーは、現在の役職を担うまでそれぞれの店頭に立ち、販売員として勤務しておりました。ですが販売されている商品がどの様に作られ、どんな方々が携わっているのか実際の現場を見たことはありませんでした。そして、今回コラボレーションさせていただいた『株式会社和興様』より工場の見学させていただく機会を頂きました!株式会社和興の皆様、ご協力いただき誠にありがとうございます。今回の活動報告ではモノづくりをする方々のリアル、ECLECTとしてのモノづくりの信念など、皆さまにもお伝えできればなと思います。訪問した株式会社和興ニット様皆さまは“工場”と言われるとどの様なイメージが浮かびますか?大きな機械が沢山あって、多くのスタッフさんが作業しているイメージが浮かぶ方々が多いかもしれません。ですが、実際はそうではないのです。大きな機械は少なくミシンを使い、手作業でひとつひとつ生産しているのです。そして以下の写真をご覧いただくと分かるように、フロアで作業されているのはトータルでも30名ほどでした。この従業員人数を見て、何百枚、何千枚の規模の量産を行う上で、もっとたくさんの方々が携わっているのだと想像しており、正直驚きました。こちらの工場では裁断・縫製・仕上げ等の作業を30名ほどで作業を回しているそうで、大半は勤続年数が40年という、ECLECTメンバーの生きてきた人生よりも倍以上の年数を作り手として活躍されている方々でした。皆様のまっすぐな真剣なまなざしと素早く丁寧な職人技に目を奪われました。また、株式会社和興様では作業の効率化及び従業員の働きやすい環境づくりのため、業務体制ををフレキシビリティにしており、大ロット小ロットによってミシンの場所や人員体制を変えているとのことでした。量によっては1人対応の場合もあるそうです。小ロットとはいえ、1人で量産をするという事に非常に衝撃を受けました。そしてその他にも、今回ご案内していただいた株式会社和興様の代表取締役社長である國分様より様々なお話をお伺いさせていただきました。先程お話させていただいた通り、現在はひとつのフロアにミシンや裁断機、全スタッフさんが埋まるほどでした。もっと昔の創業当時は、今の環境とは大きく異なるものだったそうです。当時は150人ほどで稼働していたそうで、フロアも2階まで使用していたとの事でした。時代が移り変わるに連れて、世の中は海外工場へ変化していき、生産産業が大きく変わっていったそうです。それからどんどん国内の製造業の幅が狭まり、若い年代の作り手の方々が増えず、作り手の高齢化が進んでしまっているのが現状です。そしてさらに、製造業界に大きく影響を及ぼしたのは“コロナ”の時期でした。コロナ前に参加してくださっていた地元のインターン生がぱたりといなくなり、それから現在まで全く入ってこないのだそうです。そして若者たちは都市部へ就職するため移ってしまい、必然的に作り手の高齢化が進んでしまっている現状があるのです。ECLECTがこだわり抜く<Made in Japan>とは?そしてなぜ我々がそこまでしてこだわり抜きたいと考えているのか?上記でお話させていただいた内容からも踏まえ、改めてお伝えさせていただきます。皆様が日頃店頭で見かける日本製の商品は、もしかするとよく見かけるような印象をお持ちかもしれません。ですが、国内で流通する衣料品で<Made in Japan>の製品の比率は1.5%ほどだそうです。現代ではファストファッションが主流となり、生産業務が海外へと流れていっているのが主流です。日本の縫製工場には、『量よりも質、長く使える品質』という大きな魅力があります。ですが、これだけではなかなか想像しにくいかと思いますので、<Made in Japan>の良さをECLECTの製品を通して改めて皆様にご説明させていただきます!まずは、一番ともいえるのは縫製技術の高さです。日本の縫製技術は世界でも群を抜いてレベルの高いものだといわれています。先程もお伝えした通り、現在の日本の製造業は高齢化しているとはいえど、まだまだ作り手の皆様は現役でご活躍されています。先輩から後輩へ伝承し、そして貴重な技術を継承していく、そのような流れが上手く成り立てば今の高齢化という現状も変わっていたのかもしれません。世の中の縫製工場では機械化が進みましたが、日本の縫製現場では手作業による品質の高い仕上げや調整が今も尚行われているのです。また、日本製品は海外製に比べて少し高いイメージがあるな…と思われた方がいるかもしれません。その背景には、このような職人たちによる技術の結晶が詰め込まれているからだと言い切ることが出来ます。加えて、縫製工場の技術は数値化できず、それらを取り巻く現状は厳しいものです。どうしても日本の縫製現場の価値や素晴らしさを言語化し伝えきれていない現状に我々ECLECTは悔しいと感じる部分もあります。今回のブランドローンチを通してECLECTでは<Made in Japan>にこだわり抜き、もっと国内外で日本の技術を生かした製品を届けたい!そんな思いの中、今回のクラウドファンディングに挑戦しております。今回、リアルな製造の現場の見学を通して、未来のアパレル業界をもっともっと新たな道へと切り開き、そして輝かしい日本の縫製技術を消し去ってはならないという思いを実感することが出来ました。今後モノづくりをしていく上で、工場見学で学ばせていただいた事を信念とし、成長していけるように励んで参ります。引き続きECLECTの応援をよろしくお願いいたします!