1月25日、私の誕生日からスタートしたクラウドファンディングは、残り1日になりました。これまで多くの方々にこのページを見ていただき、そしてご支援をいただきました。(昨日だけで1200を超えるPV数でした)ここまで応援くださった皆さま、改めて感謝申し上げます!今日は共同代表である私・郡司から想いを綴る活動報告のメッセージを。昨晩の共同代表・小牧のメッセージが良過ぎたので、何を書こうか迷っています。笑小牧の活動報告はこちら : https://camp-fire.jp/projects/800506/view/activities/677661====さて、この活動報告では私の原体験を書いてみようと思います。というのも、3/1-2で参加していたIMPACT SHIFTというイベントで、来場者の方から幾度となく「どうしてこの取り組みを始めたんですか?」と聞かれまくったから。「ちばユースセンターPRISM」を語るとき、それは私の人生を語ることと通じています。1999年1月25日に生まれて、23歳で千葉市に引っ越すまでは、ずっと千葉県船橋市で暮らしていました。私が住んでいたマンションは近くの自治会との交流があり、小学校1年生から子ども会に所属させてもらいました。1年生を迎える会としてプラネタリウムに行ったり、バスハイク、七夕のお化け屋敷、夏休みのラジオ体操、秋の味覚祭り、子ども会対抗のレクリエーション大会、ドッヂビー大会、ボウリング大会など。その地域に住む異年齢・異学年の人たちと遊んだり、時には自分たちが企画する側になったりして地域イベントに参加していました。その様子を見てくれていた役員さん(地域のおじさん、クリーニング屋の店主)が、「ジュニアリーダーの研修に行ってみないか?」と声をかけてくれて、小学校5年生にして、こどもと大人のパイプ役となる「ジュニアリーダー」になります。30人くらいの講習会参加者と、それを支える中高大学生のスタッフたちの集合写真。私はどこでしょう※広報誌に掲載された写真を使用しています この役割をもらってからは、これまで自分が遊んでいた場を企画する側に回れるように。最初は大人たちに言われた役目を担当し、「これやってみたい!」と自分の興味を大人に示すようになり、それを聞いた大人が私に情報を与えてくれて。それを繰り返していくうちに、大人の輪に入って議論するようになり、いつしか大人は後ろの方で見守るだけで子どもたちだけで意思決定をしていくようになる。ジュニアリーダーとして経験した地域活動は、ロジャー・ハートが示す「参加のはしご」を着実に1段ずつ上がっていくかのようなものでした。ロジャー・ハートが示す「参加のはしご」先述したクリーニング屋のおじさんが私たちに対して言うことはだいたいふたつ。「予算のことは先に決めておいてね」と「責任は俺が取るから」でした。そんな最高の土壌の中で、イベントに参加してくれる子どもたちにはどんな経験をして、最後にどんな気持ち・表情になって帰ってもらいたいか、そのためには自分たちがどう振る舞うのが良いか、どんなプログラム設計が良いのか、を懇々と議論し、イベントや宿泊研修を実施していました。私がスタッフ側になったジュニアリーダー講習会の写真(2015年11月)。※広報誌に掲載された写真を使用しています千葉県内のジュニアリーダーを招いて実施したドッヂビー大会(2016年3月)。※広報誌に掲載された写真を使用していますそんな子ども会活動の場は、私にとって最高の居場所になっていました。学校や家で傷ついたことがあっても、逃げ場がある。相談できる相手がいる。学校とは違う文脈で出会ったひとたちだからこそ、自分の傷ついた経験を語らずに済む。傷ついたことを察しても「もっといいところがあるんだから気にするな」と声をかけたり、静かに声を聞いてくれる。少し年上のお兄さん・お姉さんからは、いろんな進路のことをそれぞれの人生として教えてもらえたり、相談に乗ってもらえたり、ある時は必要な人を繋いでもらえたりする。そんな場所が私にとっては心の支えで、なくてはならないもので、今でも続く人と人のつながりです。===このような経験を通じて、私は地域の中にある「第3の居場所」の大切さを実感しました。学校や家庭だけでは補えない、もうひとつの居場所。そこには、年齢や立場を超えて関わり合う人々がいて、何かあったときに頼れる大人がいて、自分の意見を試しながら成長できる環境がありました。この経験があったからこそ、私は今、「ちばユースセンターPRISM」という場所を運営し、こども若者が安心して過ごせる、そして「今やりたい何か」に挑戦できる・参画できる居場所づくりに取り組んでいます。しかし、こうした居場所は全国どこにでもあるわけではありません。私が育った地域のように、自治会や地域の大人が積極的に関わってくれる場所がある一方で、そうしたコミュニティが形成されにくい地域も増えてきています。特に都市部では、地域のつながりが希薄になり、若者たちが地域と繋がっていける機会が本当に少ない。だからこそ、私はこの活動をより多くの地域に根付かせていきたいのです。今の時代に合った形で、こども若者が安心して過ごせる「第3の居場所」を増やしていく。そのために、地域の人たちと協力しながら、持続可能な仕組みをつくっていきたい。例えば、地域の大人が気軽に関われるような仕組みを整えたり、既存の公共施設を活用してユースセンターとして機能させたり、オンラインとオフラインを融合させた新しい形の居場所をつくったりすることも考えられます。「地域でこども若者を支える」という文化を育て、未来の社会に残していくために、私たちはこれからも活動を続けます。これまで応援してくださった皆さん、そして、これからこの取り組みに関心を持ってくださる皆さんと一緒に、より多くの地域に「第3の居場所」をつくっていきたい。ぜひその仲間の一人になっていただきたいです。いよいよラスト1日 ! 私たちは最後まで諦めずに、皆さんに仲間になっていただけるよう、声を届けていきます。ぜひお近くの方々に私たちの取り組みを伝えてください ! ===(追記)私が子ども会活動で居場所を手にするまでの間、居場所となってくれたのは「アメーバピグ」や「ニコっとタウン」でした。ネットの世界が居場所となってくれたおかげで今がある。タイピングが早くなったのも、未だに"かな打ち"なのも、ローマ字が分からない年齢の時から、ネットの世界にどっぷりだったことが原因だったりします。ここまで元気になったのも、折れても腐っても今を生きられているのは、あの時の居場所のおかげ。ありがとう、あの時支えてくれてた、アバターの向こう側の人たち。ありがとう。




