千葉市初のユースセンターをつくろう、とクラウドファンディングを立ち上げてから、1年が経ちました。あらためて、これまで支えてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。PRISMでは、こども・若者の「余暇」を保障することを大切にしながら、孤独や孤立の解消、社会との関わりしろを増やすこと、さまざまな体験の機会をつくること、何よりこども若者自身が心のどこかにある「やってみたい」という思いを大切に、日々試行錯誤しながら取り組んできました。PRISMを訪れるこども・若者は、本当に多様です。自転車で遊びに来る小中学生、進学のために上京してきた一人暮らしの大学生、都内で働きながら「実家のように」PRISMに来てくれる新社会人、「定期券内だから」と気軽に立ち寄ってくれる高校生もいます。また、市内の相談機関や病院からの紹介で訪れる若者もいれば、最近では区役所や児童相談所からつながるこども・若者も増えてきました。ニーズもさまざまです。「ただ話したい」という人もいれば、「一緒にご飯を食べたい」「同年代の友達がほしい」「起業の相談をしたい」「探究学習の相談をしたい」「卒論や就職活動の相談をしたい」など、背景も想いも一人ひとり違います。現在は、月10日の開館を行い、毎月の利用者は100名を必ず超えるようになりました。千葉大学教育学部の社会教育主事課程の教育実習生を4名受け入れているほか、月5回ほどのペースで視察・見学の受け入れも行っています。千葉市内・千葉県内にとどまらず、全国から私たちの取り組みに関心を寄せていただいていることを実感しています。また、一人暮らしの若者を中心に、フードパントリーという形での食支援も試験的に始めました。こうした挑戦の機会をいただけているのは、ひとえに支援者の皆さまのおかげです。あらためて、心から御礼申し上げます。今後は、支援者の皆さまにもPRISMの運営や、現地で若者と関わる機会を持っていただけるよう、ボランティアの制度設計にも取り組んでいきたいと考えています。また、困りごとを抱えたこども・若者がPRISMに相談に来たとき、適切な支援先につなげられるよう、関係機関のリストづくりや連携も進めていく予定です。こども・若者が地域の中で孤立せず、安心して頼れる場所や人につながれるよう、「地域のセーフティネット」を少しずつ形にしていくことが、私たちの目標です。これからも、PRISMの取り組みを温かく見守っていただけましたら幸いです。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。一般社団法人Spice代表理事 郡司日奈乃




