
このたびは、名誉ある「がんじゅうさびら表彰」をいただき、心より感謝申し上げます。
沖縄がん教育サポートセンターは、沖縄県内の医療従事者やがん経験者、教育関係者などが協力して設立した特定非営利活動法人(NPO)です。 私たちは「がんについて正しく学び、支え合う社会をつくる」ことを使命に、がん教育の普及活動に取り組んでまいりました。学校や地域での講演会、外部講師の育成、がん患者やそのご家族へのサポートを通じて、がんに対する理解を深めることを目指してきました。この活動が評価され、こうして表彰を受けることができたのは、多くの皆さまのご支援と協力のおかげです。
沖縄はかつて「健康長寿の島」として世界に知られていましたが、近年は生活習慣の変化により、がんをはじめとする生活習慣病の課題が増えています。だからこそ、正しい知識を持ち、早期発見・予防に努めることが重要です。 そして、がんや様々な病気と向き合う方々を地域全体で支え合うことが、私たちの社会をより温かく、より健康的にする鍵となります。
特に大切なのは、がん検診を受けることです。
がんは早期発見・早期治療が何よりも重要です。しかし、沖縄県のがん検診受診率は全国平均より低く、改善が求められています。定期的ながん検診を受けることで、がんを早期に発見し、治療の選択肢を広げることができます。自分自身や大切な人の健康を守るために、ぜひがん検診を受けてください。
また、病気になった方々やそのご家族が安心して生活できる環境をつくることも大切です。がんは決して一人で抱えるものではありません。地域全体で支え合うことで、誰もが安心して暮らせる社会を築くことができます。
このたびの受賞を励みに、沖縄の健康長寿復活に向けて、さらにがん教育の普及に努めてまいります。皆さまと共に、がんなどの病気に負けない社会をつくっていきたいと思います。
「がんじゅうさびら!」(いつまでも健康でいましょう!)






