天気予報によると火曜日頃から大寒波がやってくるそうです。しかし、私は確実に春の気配を感じ取っています。まさに今日、一面の茶色い枯れ野になっている道ばたを覗き込んだら、落ち葉の下には春の新芽が芽吹いて来ていました、天気予報で何を言っていようが自分自身の五感で、その先に必ずやってくる春を私は感じています。さて私は、自分のプチ・リトリートで神奈川県の「水無川」に行ってきました!!勤めは君津市ですが、住んでいるのは木更津なので対岸の神奈川県や東京にアクアラインを使って渡ると、1日でも半日でも転地した気持ちになれます、きっとアクアラインを使って、千葉に来られる方も同じ気持ちではないでしょうか?本書に河川敷の記載が多いのは、私自身が特に実践しているリトリートだからです。さて、今回は対岸の神奈川県の「川」を攻める事にしました。川を上流に遡行(そこう)します。※遡行=川を上流に向かってさかのぼる冒険のこと、川好きの間では一般的な言葉です。前回は、三浦半島の森戸川の上流を攻めました、クラファン前なのでその時のことは活動報告には書いてありません。午前中は外せない用事があったので、午後のみのプチ・リトリートです。前日の夜から、Googlemapを使って、プチリトに向かう目的地を探します。相模川は有名な大きな川で、上流が津久井湖になっていたり、相模湖になっていることは既に知っているので、もっとマイナーな川を探します。相模川の隣の「金目川」上流がどうなっているのか、それがよく分からなかったため調べてみました。画像は神奈川県HPより引用、なんと金目川水系は生態系も豊かで上流にはいくつもの支流があるではありませんか!!その中の一つに「水無川」とありました、これは興味深い。。Googlemapで見る限り、両サイドが緑化されていて景観もとてもひらけています、これは行くしかありませんね!!と、いう訳で午後から水無川にGO!!さぁ!千葉から1時間半くらいであっけなく水無川に到着!!もう自撮りにもすっかり慣れました、刑事ドラマの刑事みたいでイケメンでしょう!!まさに水無川!!本当に水がありません!!夏場の雨が多い時は水があるようです。さて、今日は上流にずんずんと進んで行くことにしましょう。これだけ周囲がひらけていると、うっそうとした感じは全くなく、とても気持ちが良いです。上流に向けて歩いていくと、、ん・・??もしかして水??砂防ダムがありました!!水が流れています!!ご覧ください!!水がしみ込んで川の水が無くなっていく決定的瞬間です。ここから上流が名付けるとするなら「水有川」ここから下流が「水無川」です!!水無川を遡行して、水有川になるところまで歩きましたよ!!嬉しい!!「ここから水無川」になっている決定的な場所を見つけてピースするわたし!!そして、ここで強いデジャブが私に起こります。あれ?この経験、前にもあるぞ。。と。こちらは山梨県の御勅使川(みだいがわ)こちらも渇水の時に干上がり、遡行して川の水が無くなる部分を突き止めたことがあります。もう10年くらい前のリトリートのこと、全く同じことを山梨でもしていたことを自分でも忘れていました。そのとき、どんな課題があって、どんなことを思っていたのかは忘れてしまっていますが、確か山間にこれらの地域を水害から守る水宮神社があって、そこに参拝した記憶があります。砂防ダムの堤防で、ゴロンと仰向けになって見上げた青空が最高に気持ち良かった、工場が近くにあったのを覚えています、きっと何かしらの悩みがあって世間を少し離れたい気持ちだったのでしょう、とてもリフレッシュ出来たのを覚えています。どうやら、私は盆地(安曇野などに良く行きますし)や川の扇状地(私は小田原に10年住んでいました)など、山に囲まれて景色がひらけた場所が好きなようです。よくよく考えたら、今、働いている亀山湖も、湖があるくらいですから、水が溜まりやすい周囲360度が山に囲まれた盆地のような地形です。歩いている時も、いろいろ思いは巡りますから、思わぬ自分の好みを知る気づきになりますね。無意識すぎて自覚できなかったことも、リトリートでは自覚するきっかけになるようです。そう言えば、最近、コツコツと時間がある時に読んでいる「東海道中膝栗毛」も、大井川とか掛川とか、本を読んでイメージの中に出てくる情景はこんな感じです、川があって遠くに山が見えて、と。この美しい自然を、ずっとずっと世代が移ろっても、未来永劫まで守れるようにしていきたいものです。さらに上流に歩いていくと、あれ??私は水無川の「最後の水の場所」を見つけたつもりでいましたが、横にトンネルが。。どうやら、この水は、水無川にそそぐ支流の一つに過ぎなかったようです。さらに上流に進むと、、ガーン。。水無川は続くよどこまでも。支流の上はまた干上がっていて、見る限りどこまでも水無川です。西日もすっかり落ちてきてしまいました、これ以上、上流に行くと日が暮れてしまいます。ムキになって源流を見つけることが目的ではなく、あくまでも訪問目的はリフレッシュ目的のリトリートですから場所のゴールを目指すことには執着していません。なので、ここで引き返すことにします。近くに「秦野市カルチャーパーク」があり、そこで缶コーヒーを買い、テニスを楽しんでいる方や、河川敷で犬の散歩やジョギングなどをしている穏やかなヒトを眺めながら、私も穏やかなヒトになり、帰路に着きました。リトリートの学びに天井なし、こうして著者の私も新しい気づきを得ながら、自分のプチリトは続いていきます。





