しっぽのみかたメンバー 下久保珠美
興味本位でFacebookを始めた頃、 動物好きの私の目に飛び込んでくるのは保健所で殺処分を待つ犬や猫たちの写真ばかり。
見たくない、辛い、息が出来なくなる。 胸をえぐられるようなショックをうけました。
「時間がありません。この子を助けて下さい。今日の朝、殺処分予定です。」 急がなきゃ…。殺処分されてしまう。
その時私にできることは今、目の前の写真、記事をシェアすることでした。
とにかく通勤電車に乗っている間は毎日シェアをしてあげたい。
今の私に出来ることはこれしかないから。
あまりにも似たような投稿が多すぎて、シェアできない投稿もあるのかと 申し訳ない気持ちで仕事に向かうことも。
そんな時、福島の原発事故で置き去りにされた動物達を救うために 福島県飯館村に「福光の家」シェルターを設立し被災した動物たちのために 活動をしているガンマンさんを知ることに。
私もガンマンさんと一緒なら何かできるかもしれない。 当時同じ地元に住んでいらした、ガンマンさんの車に、Facebookを通じて知り合った仲間たちと一緒に飯館村へ通うことに。
朝早くに出発し、置き去りにされた家畜や犬猫たちに、餌をあげ、散歩をして、シェルターに保護されている子達に薬を飲ませたり。
大雪の日も、真夏の日差しが照り付ける日も、ガンマンさんとボランティアの方々の後をついて必死だったのを思い出します。
車の天窓から見える星々眺め、動物たちの幸せを祈りながら帰途についたものでした。 テレビに映しだされた被災した牛や豚、犬や猫たち、泣いても助けてあげられないもどかしさ。
その気持ちを行動に移せたのは、志し同じボランティアの方たちとしっぽのみかたに私を誘って下さった、笠井玲子さんと臼田春美さんのおかげでした。
今回、ガンマンさんが山口へ設立した「わんにゃんランド」の移転を、臼田さん、笠井さんが、ガンマンさんの意思を次の世代へ繋げていきたいという切実な思いを叶えたく、挑戦されたものです。
その願いを達成させるために、皆様のご協力が必要です。
もうすぐクリスマスです。 コロナ前まで開催されたクリスマスキャンドルナイトを思い出します。
今はその夜空のむこうにいるガンマンさんの願いが叶いますよう。
プロジェクト作成者 笠井玲子より
たまちゃんとは、犬猫の殺処分廃止を目指す活動を通じて知り合いました。
その後、一緒に福島にボランティアにいったり、「しっぽのみかた」の活動を通じて動物に対する啓蒙活動を行ってきました。
たまちゃんは紙芝居での読み聞かせがとても上手で、多くの聞き手の心を打ち、涙を誘ってきました。
私たち一人ひとりの力は小さいかもしれませんが、みんなで力を合わせれば
大きな力となり、世の中を変えることができるのではないかと信じて活動してきました。