自己紹介
世界一周中の英語教師 飯塚直輝です。
私は神奈川の中高一貫校で英語教師として12年間勤めたのち、世界一周の旅に出かけました。観光地などを周り、美味しいものを食べる旅行でもよかったのですが、せっかくならば世界の子どもたちに出会いたいということで、ボランティアとして世界の学校を周り、英語や思考力の授業を行いながら旅をすることにしました。今までで36カ国を旅し、2000人以上の子どもたちに出会い、授業を行ってきました。
この9月からアフリカ大陸を旅しており、10月現在はウガンダにいます。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトの実現目標は、ルシンガ島で生活するHIV感染で親を亡くしたMilman Iattract Academyに通う孤児たちに学校で使う文房具、修理した制服を届ける費用を、女子たちには生理用品を届ける費用を調達し、教育支援をすることです。
ルシンガ島にはHIVで親を亡くした子どもたちが多く生活しています。両親が亡くなっているため貧困で苦しみ、貧困だから学校に行けない、学校に行けないから大人になっても貧困から抜け出せない、負のスパイラルから抜け出せません。彼らの制服は破れていたり、チャックが壊れていたりボロボロです。学校で必要な文具も十分に持ち合わせていません。鉛筆削りを奪い合い喧嘩をしている場面も見ました。
加えて、どうしても学校に行きたい女子生徒は、自分の身体を売りお金を稼ぐ児童労働の危機に面しています。それは、児童労働の問題だけではなく、HIV感染のリスクも含まれるため、貧困を抜け出したいがために、結果的に自分を死に追いやってしまうことも起こり得ます。
貧困で苦しむ女子生徒は、生理用品が手に入らないため、学校を休まざるを得ないこともあります。彼女たちが継続して学校に通うためには、知識と生理用品のどちらも必要なのです。
これを解決するためには、子どもたちにこういった事実を伝え、どのようにリスクから身を守るかの教育が必要なのですが、そのためには学校に休まずに通うことが必須です。そのため、このプロジェクトでは、子どもたちが学校に継続的に通うための文房具や制服修理の資金を調達すること、女子生徒が生理により学校を欠席することがないように、生理用品を購入する資金を調達することを目標にします。
プロジェクト立ち上げの背景
アフリカ大陸の旅で最初に訪問をしたケニアのルシンガ島で大きな出会いがありました。
私が訪問した学校は Milman Iattract Academy。この学校に到着すると同時に、素晴らしい笑顔の子どもたちが私を受け入れてくれました。
「素晴らしい場所に到着した!授業を行うのが楽しみだ」と思ったのと同時に、少し気になったことがありました。それは子どもたちの制服です。どの子の制服もどこかしら破れています。男子はズボンのチャックが壊れて、チャックが全開でした。僕が気になって見ると、子どもたちそれを手で隠すように覆い、少し気まずそうな笑顔で話しかけてくれたことに、僕は心を痛めました。彼らは制服を直すことができないほど、貧しかったのです。
気になったのはそれだけではありません。生徒に家族について尋ねると、下を向く子が多くいました。彼らは両親と住んでいなく、親戚と住んでいる子が多いことがわかりました。そしてその理由を聞くと、HIV感染症で親を亡くしたためということでした。
ここでようやくこの学校がどんな経緯で設立されたかがわかったのです。この学校は、島の出身者 Victor が、HIVで両親を亡くした孤児がお金に悩むことなく通え、十分に学習できるように設立した学校です。ご家庭や子どもたちからは月350円ほどの学費を集金するのみで、給食にかかる費用や教員の給料は、彼の本職で得られる給料を使い運営しています。
HIV感染で親を亡くした子の末路は悲惨です。彼らが貧困を抜け出すには、学校に通い、いい仕事に就職することが必須です。しかし、日々の生活や学費の支払いが難しくなってしまい、働かざるを得なくなる子もいます。そのようにして学校に行けずに、学力が不十分なまま、高等学校や大学への進学が難しく、貧困から抜け出せない子もいます。
悲しいことに、女子生徒は、身体を売りお金を稼ぐこともあります。300円の学費が払えずに、身体を売る。200円の移動のバイク代を払えないから身体を売ってしまう子もいるのです。そして、そういった行為により、彼女たちがHIV感染するリスクも高くなります。
また貧困で苦しむ女子たちは、生理用品を購入できないため、その期間学校を休むこともあります。
このため、島の子どもたちが継続的に学校に通えるための制服や文具を購入する資金、そして女子たちには生理用品を購入する資金が必要です。この事実を知り、私は自分にも何かできないか考え、このプロジェクトを立ち上げることを決めました。
※使用している画像の子供達が、HIV孤児の関連性は必ずしもあるとは限りません。
現在の準備状況
現在、SNS上でルシンガ島の子どもたちの現状を伝える記事を書きました。現在は仲間を募集しています。
https://note.com/iizukanaoki/n/n7f33154fb63b
リターンについて
リターンは些細なものになってしまいますが、僕がまたルシンガ島に戻ることができましたら、子どもたちからのThank you Letter や Video Letterをお届けしたいと思います。また、僕の帰国時に、このプロジェクトを含めたアフリカ旅のお話会を開催し、そこで報告会を実施できればと思っております。そちらへのご招待が、リターンとなります。高額寄付をしていただけた方は、その後、飲み会に行きましょう!
報告会について
・日時:2025年3月下旬ごろの開催
・場所:鎌倉を予定しています
・支援者様の交通費や滞在費:支援者様の交通費や滞在費は各自でご負担ください。
・支援者様との連絡方法:詳細はメールで連絡します。
【該当リターン】
・5,000円
【報告会にご招待】
・10,000円
【報告会+現地の子どもたちから感謝のビデオメッセージ】
・30,000円
【報告会+現地の子どもたちから感謝のビデオメッセージ+Thank you letter】
・50,000円
【報告会+現地の子どもたちから感謝のビデオメッセージ+Thank you letter+夕食会にご招待】
・100,000円
【報告会+現地の子どもたちから感謝のビデオメッセージ+Thank you letter+夕食会にご招待2次会付き)】
スケジュール
10月中旬 クラウドファンディング開始
2月中旬 クラウドファンディング終了
2月下旬 ルシンガ島に到着、飯塚が現地で物品の購入
Milman Iattract Academy を訪問、生徒たちに物品を寄贈
3月下旬 飯塚帰国、関東で報告会開催
最後に
今回、初めてクラウドファンディングに挑戦します。いつかはやると思っていましたが、自分のための資金調達ではなく、ルシンガ島の子たちのための資金調達になったのは、自分でも驚きです。でも自分にはどうすることもできない問題だけれど、みんなで力を合わせればなんとかできるかもしれない問題だと思っています。世の中には、天災や戦争など、その規模が大きすぎて防ぐことができない問題があります。ケニアの小さな島の子どもたちの問題は、それらと比べたら些細なことでしょう。でも、僕は彼らを知ってしまい、彼らを支えたいと思ってしまった。こうなったら動くしかないと思っています。ぜひ皆さんのご協力を得られれば幸いです!
最新の活動報告
もっと見る生理用ナプキンを購入する場所を決めました
2024/11/22 17:48多くの支援者さんのおかげで、目標達成の70%まで達することができました。あともう少しです!本日は、ルシンガ島の子どもたちに支援をする物資をどのように購入するかをご説明させていただきます。実はこのプロジェクトを始める前は、どこでどのように必要物資を購入するか決まっていませんでした。しかし、支援をしていただいている方が情報を提供してくださったり、現地の学校のDirectorと連絡を取ったりで少しずつ何をどのくらい購入できるかわかってきました。ミシン生徒たちの破れた制服を修理するミシンはHomebayという大きな街で購入する必要があり、現地の価格で1台37,000ケニアシリング(日本円で45,000円ほど)します。現地からの要望で、4台(日本円で18万円ほど)を購入したいとのことです。またミシンだけでは何もできませんので、針や糸、そして彼らの制服に使える布も含めてHomebayで購入する予定です。生理用ナプキン<何を購入すべきか>生理用ナプキンは近くの店で購入する予定でした。しかし、複数の支援者さんから「布ナプキンや経血カップなど、使い捨てナプキン以外を購入することは検討しているか」という問い合わせをいただき、僕も色々と生理について調べたり、HIV感染予防という観点でどのようなものを購入すべきか検討しました。結果的に、使い捨てナプキンの購入を決めました。ルシンガ島では多くの住民が清潔な水を手に入れるのが難しい状況です。彼らはヴィクトリア湖の水や雨水を生活用水として使用しています。そのため、布ナプキンや経血カップを使用した際に、不衛生なまま再使用し、感染症を防ぐどころか広めてしまう可能性もあります。そのため、現地の専門家とも相談した結果、使い捨ての生理用ナプキンを購入することにしました。<どこで購入すべきか>タンザニアで生理用ナプキンの生産工場を作り、現地の女性に対して教育支援や労働支援をしている菊池モアナさんという方がいます。今回はこの方に連絡をとり、ケニアに行く前に、タンザニアにある菊池さんの工場に立ち寄り、お話を聞かせてもらったり、工場見学をし、支援がどのように行われているか学ぶことにしました。もちろん、ここで生理用ナプキンを購入することにし、そのままケニアに行こうと思っています。菊池さんの工場で作られたナプキンを購入することで、タンザニアの女性たちの支援にも繋がることになります。菊池さんの工場で作られた生理用ナプキンLUNAについてはこちら最後に…支援金額が70%に達し、感謝しきれない程です。みなさんが日本から支援をしてくださっていることを知ると、ルシンガ島の子たちも喜ぶと思います。目標はもちろん100%に達することですが、目標を超えて多くの支援が集まるのが理想です。以上のような活動報告を受けて、最後支援をしていただける方はぜひお願いしたいですし、ぜひ多くの方にアフリカの状況を知っていただけると嬉しいです。ぜひまだまだよろしくお願いいたします! もっと見る
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