
「アートをもっと、気軽に」
はじめてそう考えたのは2018年の5月、
オーストラリア メルボルンで行っていた路上パフォーマンスで
中学生くらいの男の子が自分の部屋に飾るからと
おこづかいで僕の絵を買ってくれたときです。
ここではアートで自分の部屋を
デコレーションするということが
こんなに小さな頃から、こんなにも身近なのかとカルチャーショックを受けました。
日本でもアートを生活に取り入れる、
そんな習慣が浸透すれば
もっとみんなが豊かになるのではないか。
そんな思いで、さまざまな作品や企画を提案しています。
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絵は、美術館や、漫画雑誌だけのものではありません。
なにか決まった対象やキャラクターを描かなければいけないルールはないし、
上手く描かなければ、誰かに認められなければ許されないものでもありません。
絵はもっと自由で身近で、
そして、なにかをつくりたいという
人間の根源的な欲求によるものです。

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僕は会社員時代からよく美術館やデザインフェスタのようなイベントに足を運んでいました。
それは僕が元々そういうものが好きだったからです。
あるとき会社の先輩夫婦をデザフェスにお誘いしました。
ふだん見ることのない独創的な創作物の種類とその規模に2人は感激されて、
「こんな非日常に連れてきてくれてありがとう」と
僕にお礼を言ってくださいました。
僕は少しだけびっくりしました。
2人はデザフェスに来るのは初めてなのだから、
当然そういう感想になるだろう、という思いと同時に
なにか違和感を感じていました。

僕にとってはふら〜っと絵を見にいったり、
誰かのつくった創作物を眺めるのは
割と日常的な行為でした。
しかし、多くの人にとってはそうでもない。
思い返してみれば、
普通の会社勤めをしていて、
周りの人が絵やアートの話をしているところを
見聞きしたことはほとんどありませんでした。
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「アートをもっと、気軽に」
そう考えるのは、創造的な行為をもっと
『そういったことに興味がないような人』にこそ
触れて欲しいという想いもあるからです。
その想いのもとに
青空の下のアートマーケット「画家の小道」や
多くの作家の作品が一挙に集まるポストカード展「POSFES」なども
主催し、定期的に開催しています。
ライブペイント・フェスタも、
そんなアートの裾野を広げる役割を持った、
皆さんに長く愛されるイベントにしていきたいと考えています。

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ライブペイント・フェスタの
クラウドファンディングはもうすぐ
残り7日間となります。
すでに多くのご支援が集まり感無量ですが、最後まで力を抜かず頑張りたいと思います。
残り1週間。
ぜひ、今一度プロジェクトの告知に
ご協力頂けましたら幸いです。
ひきつづき、よろしくお願い致します!
あき




