このエビを見たことがありますか?
最大60cmにまで成長することから、”アジアンブルーロブスター”とも呼ばれ、東南アジアでは高級食材として非常に人気です。
気性が荒く共食いが起きやすい上に、水温・水質に敏感なため、養殖は難しいとされています。
そんな養殖が難しいとされるオニテナガエビを...
稚エビの養殖から出荷まで、丁寧に育てています!
“エビ釣り”との出会いは、大学時代に遡ります。
台湾に留学していた私は、友人と暇つぶしでエビ釣りに訪れていました。
エビ釣りはエサで釣るので、完全実力勝負!
初めて釣れた時には、嬉しさのあまり叫び声をあげていました。
釣りを楽しんだ後は、お楽しみの実食タイム!
体と同じくらい大きな頭につまった"濃厚なミソ"と、さっきまで生きていた"プリプリの身"が口の中で弾ける感覚といったらもう!
自分で釣った達成感も相まって、
この日から私は完全にエビ釣りのトリコです。
エビを釣りながら大学を卒業した私は就職し、充実した社会人生活を送っていました。
そんな日々の中でも、ある光景が頻繁に頭をよぎっていたんです。
その映像を何度も思い出していました。
そして、気づいたときには...
やらない後悔よりやる後悔を選び、私は会社を辞めました。
釣堀を始めるために、1番に必要なものは”エビ”
そう考えた私は、まずはエビを増やすことから考えました。
オニテナガエビを調達できる場所を探していくうちに、静岡にある”焼津シュリンプパーク”さんから、オニテナガエビを譲っていただけることになったんです!
お迎えした子たちの中で、既に卵を抱えていた子が居たので、まずはその卵の孵化に挑戦しました。
無事エビの姿まで成長したのは良かったんですが、もう1つ大きな変化がありました。
焦った私は、水を替え、水温を変え、エサの量を変え...出来ることは全てやりました。
この2文字が頭に浮かんで初めて、オニテナガエビ養殖の難しさに気づきました。
そして、今までの労力がすべて無駄に終わることを悟りました。
毎日数を減らす稚エビを前に、自然と諦めかけていました。
とはいっても、まだ生きている稚エビを見捨てるわけにもいかず、できる限りの世話は続けました。
それが最終的には17匹も残ったんです!
17匹も残れば思うことは1つ。
その後も、数を減らした原因を明確にさせながら、稚エビを取り続けました。
回数を重ねるうちに、取れる稚エビの数は増えていき、最終的には約900匹にまで増やすことができました。
約2年かけ、ようやく稚エビを安定的に増やす技術を身に着けることができました。
エビを揃えた後は、取った稚エビを大きくさせるために、養殖場を整えました。知人の力も借り、
約3か月で完成させることができました。
養殖場が整ったところで、今まで取ってきた稚エビを養殖場に放ちました。
順調に成長し、約6ヶ月で全長30㎝程にまで大きくさせることができました!(ここまで生存率約7割)
そうこうするうちに秋を迎え、彼らを室内で管理しなければなりませんでした。
というのも、オニテナガエビは寒さに弱く、日本の冬を越すことができないため、室内での管理が必須です。
加えて、エビ釣りに備えて稚エビを取る必要がありました。
それらの理由から、エビを室内で管理できる場所を探し始めました。
しかし、肝心のお金が足りませんでした。
費用をなんとかしようとしていた時でした。
今まで育てたエビの95%(約850匹)が寒さで死んでしまい、約50匹のエビだけが生き残りました。
50匹から取れる稚エビの数は限られ、釣堀で活躍してもらうには到底足りません。
管理する場所も準備できなかったため、生き残った50匹のエビは、友人に食べてもらいました。
"少しでも早く、エビ釣りを楽しんでもらいたい"
これだけを考えて進んできました。
その結果、情けない話ですが資金がほぼ底を尽いてしまいました。
養殖場の整備に予想以上のお金が掛かってしまい、新たなエビの仕入れや、釣堀の設備費用がままならない状況です。
足らない分はアルバイトで工面しておりますが、なかなか前に進めていないのが現状でもあります。
そこで、この度クラウドファンディングにて支援を募らせていただきました。
"エビ釣り面白そうだな"
"オニテナガエビってどんな味だろう?"
あなた様のやってみたいを少しでも早く叶えたい。
お力をお貸しいただけませんでしょうか?
資金は全て、新たに親エビを仕入れる費用、及び釣堀の設備費用に充てさせていただきます。
クラウドファンディングでは半分の¥3,000,000を目標金額とさせていただきました。
このプロジェクトに興味を持ってくださり、ありがとうございます。
そのお気持ちこそが、エビ釣りが広まった事実に変わりありません。
クラウドファンディングを始めた理由は、支援をお願いしたい想いともう1つ、オニテナガエビのファンになっていただきたいという強い想いからでした。
オニテナガエビ釣り楽しい!
オニテナガエビ美味しい!
皆さまがエビ釣りで"更に"幸せになってもらえる日を、一緒に迎えさせてください!
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2024/12/25 21:56大学で学んだこと覚えていますか?私は専攻が英語文学だったんですが、・テストは丸暗記・先生に媚び売り・1限目はサボり気味典型的な見るに耐えない学生でした。そんな私が唯一精を出したことといえば。“エビ釣り”授業の合間にエビ釣り授業が終わればエビ釣り授業があってもエビ釣り私が大学で学んだことは自信を持ってただひとつ!エビ釣りなのです。親には見せる顔もありませんね。 もっと見る
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