はじめまして。中野真央と申します。起業してから早15年、飲食店や物販業の立ち上げ、運営をしてきましたが、この度【日本の手仕事を中心に販売するショッピングサイト『作り手の想いと繋がるストーリー』の立ち上げプロジェクト】をしようと決意致しました。
今回はその販売サイトを作るにあたり、皆様のお力添えを頂きたく本プロジェクトを立ち上げました。

このサイトを通じて伝えたいことは3つあります。
①作り手の想いや人柄、背景やこだわりのストーリーを前面に商品と共に提供する事
②作り手と各地方自治体との間でマネジメントできる社団法人を作り、未来の子どもたちに向けて伝統工芸や歴史、背景を学べる環境と機会を教育機関とマッチングさせる事
③日本の作り手の想いと商品を世界に向けて発信、輸出していく事
私は岐阜県出身の父と北海道出身の母の間で愛知に産まれ名古屋で育ちました。
親戚にはものづくりに携わる人はおらず、両親それぞれが仕事を持っており、『大人が仕事をすること』が日常の中で育ちました。10代の頃から飲食店のキッチンで働いていた経験もあり、『料理をすること』『盛り付けを意識すること』で経験を積んでいきました。20代の頃は、料理は好きでも器は白い食器がいいな、くらいで器の楽しみ方も知らないし、陶芸家という職業があることすら知らない時期でした。
今でこそ作家の器やものづくり、伝統工芸品や手仕事の方たちへの応援の想いが強く、この10年ほど自分に何ができるのだろう、とずっと模索していますが、そこに情熱を持つことになった大きなきっかけがあります。
それは30代になり、知り合いのギャラリーで陶芸家の展示会をやりますとSNS告知がありました。
その中に白磁の作家さんがいました。ギャラリーの知人に「白い器が好きなので、ぜひ行きます!」とコメントしたところ、その作家さん本人からも「コメントありがとうございます、お待ちしています!」と返事をいただき、当日を楽しみにしていました。
展示当日、初めて見る作家さんの器はとても薄く、軽いし流線形も美しい!今まで見たことも触ったこともないような、ディスプレイされている白磁の器の全てがキラキラして見えました。「この器に何を盛りつけようかな?」と、どんどんイメージも膨らみます。今まで使っていた白い器とは全く趣の違う器でした。
ただ、金額は中皿で3,500円、今までお皿1枚に何千円もかけたことがなかった私にはとても高価に感じ、その日は購入することができなかったのです。結局、後ろ髪をひかれながらも何も買わずに帰りました。でも帰宅後もそのお皿の事が頭から離れず、翌日はこんなに迷うなら買う!と決めて買いに行きました。

今では良き友人として、私に作り手の世界を教えてくれて導いてくれた山田晋一朗さんには本当に感謝しています。その時に購入したお皿は10年たった今でも、子どもたちと共に大事に使わせてもらっています。
この1枚の器と白磁作家の山田晋一朗さんとの出会いから、ものづくり、手仕事の新しい世界にどんどんのめり込んでいきました。
この出会いをきっかけに瀬戸をはじめ、土岐、多治見、常滑市など東海地方で活躍する作り手さん達との異業種交流会や飲み会、展示会場に足を運んでは交流を深めていきました。
色んな作家さんや作り手の方とお会いして、話を聞かせてもらうと一人一人に熱い人生ドラマがありました。
ビックリするようなエピソードだったり、今の作風に至るまでの苦悩だったり、出来上がったものだけみてもわからない裏話が本当に沢山!
代々続く家柄の方もいれば、たまたま体験してみたら面白くて始めた方、想いやこだわりも十人十色。作っている工房だって、個性しかない。親しくなると作り手の人柄や家族の話といった背景も見えてきます。
その背景も含めて、不器用な作り手たちの想いがより伝わる紹介ができたら、代弁出来たら。
もっとその方の事を知ってファンが増えて、そんな話を接客しながら話せるお店があったらいいのに。
ずっとそう考えていました。
愛知県名古屋市にて、発酵、砂糖完全不使用、キッシュ時間無制限食べ放題をキーワードにし、作家ものの器しかない念願のカフェをオープンしました。
作家のカップや器を好きなだけ使ってもらい、知ってもらう、慣れてもらう、購入もできる、というスタイルで、テレビや雑誌にも多く取り上げてもらいました。
作家ものの器を初めて見る方にも、どこで購入できるかわからなかった、という方にも、その器のエピソードや作家たちの人となりを接客しながら伝えるというスタイルで販売していました。
リビング名古屋2019年8月23日号掲載
「作家ものの器を初めて買う店になれたらいいな」「雑貨屋さんみたいに一目ぼれして、『わぁ連れて帰りたい!』って、私の時のように金額で迷う方にも実際に使ってみたら、『家でも使ってみたい!』というギャラリーよりは気軽に出入りの出来るお店になりたい」、そんなことばかり考えていました。
作家ものの器のすごいところは、テイストが全然違う器でも、同じテーブルで違和感なく並べられるという事。

同じ作家の器で揃えなくても、それぞれの個性が調和し、活かし合う。何を盛りつけても、カフェやレストランで外食したような気持ちにさせてくれたりと、作家の器を知れば知るほど、もっと沢山の方にこのどうにもこうにも作家の器を使うだけで勝手に盛り上がってしまうこのテンションごと伝えたい!という気持ちが日に日に強くなっていきました。それと同時に店舗での対面販売のみのスタイルに限界を感じつつもありました。
このプロジェクトで実現させたい事は主に3つあります。
① 作り手の制作にあたっての背景や想い、なぜその仕事にたずさわっているのか、などのストーリーを全面に出してエピソードを知ってもらってから商品が購入できるモール型ショッピングサイトを作りたい。
② このショッピングサイトを活用した日本のものづくりを日本人をはじめ、海外に向けて発信して認知をあげて広めていくこと。
③ 教育現場と日本の作り手たちとのマッチングとマネジメントをして子どもたちに日本のものづくりについて知ってもらう機会を提供できるようになること。
商品を見るだけでは伝わらない、作り手のこだわりや想いを知って買い物をして欲しい。
ひとつの商品を作るのに、今の作風にたどりついたいきさつ、聞けば聞くほどその方のファンになる。そんな体験と経験を沢山してきました。食事会、交流会の場ですが。
きっかけがないだけで、こういう話やエピソードトークを私みたいに知りたい方もいるのではないか?想いのこもった商品にテンションが上がる方がいるのではないか?
商品を見てから作り手に興味を持つ、ではなくて、作り手の人柄を知ってもらって、その方に会いたくなるようなストーリーを読んでもらって、どんなものを作っているのだろう、ぜひファンになってもらってから、その順番で商品を見て購入して欲しい。大量生産にはない、商品ひとつひとつにあるドラマを感じて購入して欲しい。
今までにありそうでなかった新しい形のモール型ショッピングサイトになります。個人的に焼き物作家さんの知り合いが多いですが、日本全国の伝統工芸士さんたちを紹介のまた紹介で繋がっていますので、想いのある作り手さん達の想いを熱く代弁できる販売ページ作りをしていきます。
サイトのトップページ(イメージ)
一覧ページ(イメージ)
- このサイトでは、作り手の人柄やものづくりにかける想いを掘り下げて紹介します。どんな工房で、どんな道具を使って作られているのか。作っている様子なども掲載することで、その方に興味を持ち、ファンになってもらえるようなページ作りをします。

Facebookやmixiのように、サイトのユーザーさんがコミュニティを立ち上げて管理できる機能をつける予定です。例えば「集まれぐい呑みコレクター」「沖縄の琉球三線を語ろう」、あるいは日々の暮らしの記録など、自由に好きなコミュニティを作って盛り上がってもらえたらと考えています。サイトにはマイページ機能をつけ、購入履歴やレビュー履歴も載せられるようにする予定です。
特集企画やよみものページも充実させる予定です!
身近なようで意外と知らない伝統工芸の世界を広く発信していきます。「日本で一番伝統工芸品が多いところはどこか?」といった特集ページ、ユニークな工芸品にスポットを当てた記事を発信していきます。
2025年のGW頃のショッピングサイトオープンに向け、現在デザイナーとの話し合いを重ねて進めています。
サイトを作ると決めてから、陶芸家だけでなく、伝統工芸士や老舗の方々を紹介から紹介で、お話を聞いてもらい共感していただいています。
作り手さんたちが自分自身や自分たちの商品の魅力に対して言語化したり、紹介する事が苦手な方たちが多く、想いや背景を伝えて商品の販売をしていきたい!という今までにありそうでなかったショッピングサイトに興味と共感、応援の声を沢山いただいています。

応援して頂いた費用は
・ショッピングサイト製作費の一部
・返礼品
・CAMPFIRE手数料
に使用させて頂きます。
※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費、広告宣伝費、次の目標に向けての準備資金とさせていただきます。
3月末日:クラウドファンディング終了
5月頃:モール型ショッピングサイト『作り手の想いと繋がるストーリー』オープン
5月以降:リターン品、発送開始予定
このプロジェクトが実現したあかつきには、次の目標があります。
①インバウンド向けの日本でしかできない手仕事体験の予約サイト制作
海外からのお客さん達と作り手さんたちのスムーズなマッチングサービスと観光スポットへの確立
②日本の作り手たちの想いと技術を普及させるための社団法人の立ち上げ
技術を守る、という社団法人はもうあります。日本の陶芸、伝統工芸、手仕事などを知らないという大人や子どもたちへ向けて、伝えたり、気軽に社会見学ができたりして認知を広げるための活動をするべく、社団法人の立ち上げを考えています。
とある先輩経営者の方から「夢はあるか?」と聞かれました。その時は「夢とか考えた事がないです」と答えると「夢がない奴は海に漂うクラゲと同じで、そこに自分の意思はどこにもないな」と言われました。「時間は命と同じだ」と言われた時に初めて自分の残りの命の使い方と夢について考えてみました。
起業してから我欲でやりたい事をやってきましたが、大欲について考えてみると私にしかできないことはなんだろうと、何度も何日何日も考えてきました。

この数年、作り手の人たちとの関わりの中で見えてきた課題、日本人なのに日本の焼き物や伝統工芸、歴史や背景、これを子どもたちや海外に伝えていくことが自分の使命として生きていこう!と覚悟を決めることができました。
数年かかりましたが、周りの人にアドバイスや応援をいただきながら、ようやくここまでこれました。このプロジェクトは世の中にありそうでなかった新しい試みになります。
ぜひ、応援のほどよろしくお願い致します!
作家からの応援メッセージ
・木村元様
https://www.instagram.com/hajime_kimura_gengen
真央さんは熱量が凄くとても行動力のある人です。興味をもったこと、面白いこと、今までなかったことを形にすることができる凄い人。「やきもの」についても器への愛もですが、作家へのリスペクトや作り手やそこで繋がる人など、「人」を大切にしてるから、今回の話を聞いて、真央さんやで是非協力したかった感じです。応援してます!!是非夢の実現のために、皆で盛り上げていきましょう。
・STUDIO.ZOK様
https://www.instagram.com/studio_zok
これまでも様々なお店を起業されて陶芸の関わりも深く、今回の取り組みも今までの思いが詰まった挑戦なんだなと自然と伝わってきました。とてもエネルギーに満ち溢れた方なので私自身も展望が楽しみです。
・山田晋一朗様
https://www.instagram.com/shinichiro.yamada.12.22/
今までにはない違う角度から魅力を伝え、是非業界を盛り上げて下さい!!
・坪井梨絵様
https://www.instagram.com/rie_no_ito
真央さんは自分の想いをまっすぐに語られる方。凛と美しい見た目に現れていた、ご本人の芯の強さ、夢を目標としエネルギッシュに突き進む姿に、応援というより、彼女と一緒に叶えたい!と未来にワクワクしました。まだ多くは知られていない呼継酒器を、彼女の挑戦の彩として、精一杯作らせていただきます。
・加藤裕重様
https://www.instagram.com/kasenstudioworks/
この国で古くから受け継がれてきた素材や技術によって生み出された工芸品には、それぞれの物語があります。この度、そんな作り手のサイドから作品が生み出されてきたストーリーを伝えるサイトを立ち上げるとの事で、応援させていただく事になりました。作り手の元を訪ねるような気分で、そしてその作品を手に取る感覚をお楽しみ頂ければ幸いです。
・安保成子様
https://www.instagram.com/abo_seiko.5568/
400年つづいてきた「有松絞り」をはじめ伝統工芸は地域の宝もの。作り手に光を当て、日々の暮らしを手仕事で豊かにする真央さんの新プロジェクト応援してます!
・加藤好康様
https://www.instagram.com/yoshiyasu__kato
作り手は自分の作品を相手に伝えることが苦手な方が多いです。そんな作り手と使い手をつなげる場を設けてくれることが嬉しく、少しでもお力添えできればと思い参加しました。
・加藤智恵美様
https://www.instagram.com/chiemi_kt
作り手は黙々と自分の作品と向き合っている時間が長く、外の世界と触れる場や、声を聞く場が限られています。買い手と作り手をつなぐ場をつくってくださることはとても励みになります!
・野村晃子様
https://www.instagram.com/akiko_nomura_
いつも、ポジティブ!アグレッシブ!で、新しい事に果敢にチャレンジされる真央さん、とても憧れます。よりパワーアップした【作家story】期待してます。
・林栄治様
https://www.instagram.com/tsubakigama2018/
我々作り手にとって自分の器を直接一般の方に観ていただける事は、凄くありがたいです!現在、窯元でもショップを持っている所もあると思いますが、作り手である以上、作る事にエネルギーを注ぎ、どうしてもショップの方に時間を割くことができず、背景、ストーリーなど本当の意味での器の価値を伝えることが、いい加減になっているのが現状です。
その点、このモールサイトでは器にこだわりのあるハイセンスなお客様にはうってつけのサイトになると思います!中野さん、お客様にはもちろんですが、作り手にとっても嬉しい限りです!どうぞよろしくお願い申し上げます。みんなで応援しましょう!
・加藤輝雄様
https://www.instagram.com/teruo21/
新しい事に挑戦し続ける力に僕自身も刺激になります。その力で陶芸界を盛り上げて下さい。
最新の活動報告
もっと見るお陰様で無事に達成して終了することができました!
2025/04/01 16:42まずは、ご支援していただいた皆さま、本当にありがとうございました!プロジェクトや記事をシェア、拡散に協力していただいた皆さま、心強かったです!ありがとうございました!リターン品で協力していただいた作家の皆さま、感謝しかないです!ありがとうございました!この活動報告でもサイトの進捗の報告をしていきますし、リターンの開始や発送の案内もしていきます。このプロジェクトを通して色んな方と連絡をとり、疎遠になっていた人たちと久しぶりに会う約束になったりといいきっかけになりました。次はこういうことをやろうとしているんだね、と皆さんに知ってもらえる機会になりました。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。 もっと見るなぜ購入者ページを公開にしようと思ったのか?
2025/03/04 21:49「なぜ購入者ページを公開にしようと思ったのか?」この質問は、こういうサイトを作ろうと思ってる、という構想の時から話を聞いてもらうと必ず聞かれる質問でした。確かにアマゾンや楽天、ミンネやSTORESのショッピングサイトのマイページ公開されているイメージがない。クローズでのやり取りで、それ以上も以下もない。せっかくだったら色々質問したり聞いたり、検索しまくる事がなくても済む方法応援もしたいし、あれもしたいこれもしたい!と妄想は広がるばかり。ローカルでディープ、かつマニアックな会話ができるコミュニティがあれば面白そうだなーから始まり、ユーザーが自分でコミュニティを立ち上げて、管理人になってもらったらいいなーと。名前は登録の時に発送や決済があるので本名ですが、プロフ写真も自由に、マイページには本名かニックネームか選べたらいいなぁ購入履歴やレビュー履歴も一件ずつ公開か非公開か選択できたらいいなぁ作り手を応援するコミュ二ティーができたら、よりファン作りしやすくなるのかな?各都道府県の特産や地元の応援にも繋がるのかな?と。完全にマイページ非公開もできるから、コミュニケーションいらないならそういう使い方も自由でいいと思う。あくまで任意。この機能としては、いいところばかりではないし課題もある。年齢の認証はどうするのか?制限はつける?なりすましの問題はどうするのか?このコミュニティの管理人としての権限はどこからどこまで?何もなく平和に、と願うところだけどユーザーが増えるほど、きっと想定外の問題や課題も出てくる。リスク回避するなら、非公開の完全クローズがきっとスムーズ。それでも公開して、地元の地元でしか知られていなかったような事そんなローカルなコミュニケーションして欲しいし情報交換もして欲しい。だいぶ私の個人的な意見と思惑とエゴなマイページです。ショッピングサイト自体もそうですが、このサービスあって良かった!と思ってもらえるように、今から沢山の人の力やアイデアを借りながら作り上げていく購入者ページにしていきます。なんだか妄想ばっかりが先行して言葉にするのって本当に難しい。早く形にして、みんなに使ってもらいたい。本来はショッピングサイトだけど、コミュニティ機能だけ使うのとかでも全然アリな使い方と思う。欲しい機能だけ活用する、的な。これからの時代、オタクやマニアックな知識や経験が世界を救う気がする。いや、気がするというか 多分そうだよ。 もっと見るキャンプファイヤーの公式Xで紹介してもらいました!
2025/03/01 14:54https://x.com/CAMPFIREjp/status/1891782209469899188沢山のプロジェクトがあるなか、このプロジェクトに注目してもらい、取り上げていただいてありがたいです!ありがとうございます。個人的な肌感ですが、焼き物も伝統工芸も国内でも注目されてきていると感じます。私もそうでしたが、「伝統工芸って何があるか知ってる?」と聞かれて「え?なんだろう??知らないかも」という大人が大半です。大人が知らなければ当然、子どもだって知らない。知らないと興味を持つ機会すらない。そんな悪循環な環境を整えたい!このショッピングサイトがあることで、認知がどんどん広がって欲しいし、興味を持つきっかけになりたい。私がこの仕事をやると決めてから、10歳の娘の身近になったのか瀬戸焼や伝統工芸というワードに反応するようになりました。環境を整えて、みんなのアンテナに引っ掛かるようになれれば作り手が抱える色々な課題の解消に繋がるかもしれない。何がどう問題でどう解決していけばいいか、そんな事を考えてもらえるといいな。 もっと見る

















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