
令和6年元旦の震度7の大地震で甚大な被害を受けても私達は店を開け続けてきましたが、9月の2mを超える大洪水が全てを破壊してしまいました。
町野町をはじめ奥能登はもちろん、もとやスーパーも復旧・復興は困難です。町野町も一気に人口減少が進みました。正直「もう駄目なんじゃないか」と心が折れかけた事もありました。

しかしこの4ヶ月の間に、全国からの多くの有志の方々に復旧作業と炊き出しを行っていただけた事で、地域の皆様の笑顔も再び当店に集い始めました。
それは私達に大きな勇気を与えてくれました。店は昨年12月に仮オープンできましたが、売り場面積も1/3になってしまい、売上はまだまだ充分ではありません。それでも、もとやスーパーは地域の皆様の「心の拠り所」としてこの場を残していかねばならない、そう決心させていただけました。
ご助力いただいた有志の皆様への感謝の気持ちは、言葉では言い表せません。本当にありがとうございます。
そしてもう一つの大きな問題が、有志の方々が奥能登で宿泊できる場がほとんど無いという点です。
町野の場合もせっかくお越しいただけても宿泊施設がある地域の間を、毎日往復3時間以上かけて移動しなくてはなりません。そのため作業可能な時間は短く、肉体的にも皆様に負担をおかけしている状況です。

取り急ぎではありますがスーパー内の空スペースにテントを用意し休憩していただけるスペースを設けましたが、まだトイレも仮設で浴室もありません。
そして何より皆様に安心・安全にお過ごしいただくには、壁のコンクリートによる防護壁が必要ですが、それには1億以上のお金が必要です。
そのためにはクラウドファンディングでいただく資金をもとに補助金を申請し、輪島市市街地、能登町、珠洲市への中間に位置する町野町もとやスーパーに復興拠点としての機能を持たせたいと思っております。
これからも奥能登の「現在」と「未来」を繋ぐ、復旧・復興に向けた取り組みを全力で進めさせていただきます。どうか変わらず応援よろしくお願いいたします。



