今日はタケオ州ドンパー小学校の校舎以外の設備についてです。
実際にドンパー小学校を訪問した時、まず使われていない校門が目に入りました。扉は壊れており常に開いたままの状態です。
次に目に入ったのはガタガタで干からびたグラウンドです。私がドンパー小学校を訪問したのは雨季だったため、頻繁に雨が降っていました。数日間雨が降らない日が続くと、強い日差しのためにグラウンドが一気に渇き、干からびた状態になるようです。もちろんガタガタの状態で干からびてしまいます。このようにしてガタガタで干からびたグラウンドが形成されます。
また、ドンパー小学校にはコンクリート製の井戸があるのですが、穴が開いて壊れている状態です。井戸には重い蓋がされており、もう何年も使われていないようでした。しかもこの壊れた井戸はグラウンドの真ん中にあります。状態の悪いグラウンドに加え、中央には壊れて使われていない井戸。これでは生徒たちは思うように外で遊ぶことができません。
しかしドンパー小学校の環境は悪いことばかりではありません。ドンパー小学校の校舎のまわりには木が何本か生えていて、生徒たちを強い日差しから守ってくれます。その木には鳥がとまり、可愛らしく鳴いていました。生徒は校舎にいても自然を感じることができます。
現在のクラウドファンディングは全額校舎の修復に使われますが、校舎の問題が解決した後は、校門やグラウンド、井戸の問題を解決していく必要があります。
私たちが生徒のためにできることは校舎の修復だけではありません。
これからは現地の先生や村の人との連携を強化し、協力して活動をしていく必要があります。
校舎の修復は私たちの挑戦のはじめの第一歩です。