
戦後の混乱期、日本の子ども服業界に革命を起こしたブランド「ファミリア」。その誕生の物語は、坂野惇子をはじめとする4人の女性の情熱と信念から始まりました。神戸の北野、異国情緒あふれるこの地で「自分の子どもに着せるつもりでお洋服をつくりましょう」「すべては子どものために」という言葉を胸に、彼女たちは未来を切り開いたのです。
ファミリアはその高品質と洗練されたデザインが評価され、1960年、皇太子さま(現・天皇陛下)のご誕生時に出産用品やベビー家具を皇室へ納めました。これをきっかけに皇室の方々に愛用され、その名は日本中に知れ渡ることとなりました。
2016年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』では、坂野惇子をモデルにしたヒロイン坂東すみれが、戦後の混乱期に、靴屋の片隅で友人たちと小さなベビー服を売る様子が描かれていました。彼女らに共通する思いは、子供服を通じて希望と未来を育てていくことでした。このドラマで描かれた彼女たちの情熱と努力は多くの視聴者に感動を与え、ファミリアの魅力が再認識されるきっかけとなりました。
未来へ受け継がれるファミリアの精神「すべては子どものために」という創業者たちの思いは、戦後の混乱期から現代まで変わることなく受け継がれています。神戸・北野の地から始まったファミリアの物語は、これからも子どもたちの未来を明るく照らし続けることでしょう。
ファッションの街神戸のスピリットは、子供服にも受け継がれているのです。




