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北欧の奇跡・H&M(仮題)を出版したい!

北欧スウェーデンのファストファッションの雄、H&M(へネス&マウリッツ)について書かれたスウェーデン語の翻訳書を出版したい!!

現在の支援総額

36,000

3%

目標金額は1,100,000円

支援者数

8

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/06/08に募集を開始し、 8人の支援により 36,000円の資金を集め、 2018/08/18に募集を終了しました

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現在の支援総額

36,000

3%達成

終了

目標金額1,100,000

支援者数8

このプロジェクトは、2018/06/08に募集を開始し、 8人の支援により 36,000円の資金を集め、 2018/08/18に募集を終了しました

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優れた起業家の特徴とは、その製品がいつの間にか、その国に浸透し、文化の一つとなっていることではないだろうか。スウェーデンでのアーリング・パーションはまさにそういった起業家の一人である。彼の考案した発明にアドヴェント・スターというものがある。今日はこの製品について書いた章から抜粋して紹介したい。 『アーリング・パーションをまず一躍有名にしたのは、アドヴェントの時期に各家庭の窓に飾る、アドヴェントスターだった。アドヴェントスターとは、中に小さな電球が入っている星形の飾りで、スウェーデンでは、11月25日頃から1ヶ月間窓辺に飾る。(現在では日本でもイケアで入手できる)。ティンドラ・クリスタル(きらめくクリスタル)”と名付けられたその星飾りは、20年以上に渡って長く愛されるロングセラーとなった。元々アドヴェントの時期に一般的に売られていたのは、ドイツのヘルンフーター・シュテーンという複雑な構造の星飾りだった。アーリング・パーションとその友人のビョーン・ベリィは、この星飾りを元に、より簡略化した形でしかも折りたたみのできる星飾りを制作した。この工夫にのおかげで、場所を取らずに輸送ができ、また国内だけではなく国外にも販売できるようコストを掛けずに生産できるようになると二人は踏んだ。七つの角がついた赤と黄色の星は、まもなくほとんど全ての家の窓に飾られるようになり、以前は手作りによる贅沢品(ひん)だったアドヴェントシーズンの星飾りが誰もが手に入れられる冬のインテリアとして普及した。第二次世界大戦の真っ只中、ドイツ軍が少しずつ戦線を拡大していて一層暗く寒々しく感じられるスウェーデンの冬に、アーリング・パーションは少しでも家々を飾り、灯(あか)りをともしたいと願ったのである。』


『ノルウェーの責任者ホーカン・クイストは、H&Mスピリットの担い手だ。 「H&MのオープニングとはH&M社員が用意するパーティのようなものです」 と言って、スタッフ達を鼓舞する。だからその広告はきらびやかな招待状のようなものであり、そのドアが開く瞬間、お客様が温かなおもてなし、華やかな装飾、そしてあふれんばかりのごちそう(衣類)を期待するのは当然なのだと言う。』  『北欧の奇跡 H&M』(課題)より一部分ご紹介させていただきました。


この本とH&M創業者の紹介をさせてください。 ファッション業界で常に世界での売上順位の上位を保つ企業H&M.その創立者が、高等教育も受けずほとんど資本金もない状態から、商売のアイデアだけで起業をし、やがては北米、ヨーロッパ、アジア各国に店舗を持つような大企業を創りあげました。彼の名前はアーリング・パーション。この本には彼の豊かなビジネスアイデアや、会社の成長の様子、人材募集と教育の方法、息子への事業継承成功の様子などが明確に書かれています。 同じスウェーデン企業でもIKEAについて書かれた本は何冊もありますが、H&Mについて書かれた本は今のところこの一冊しかありません。それは創業者一家が表舞台に出ることを嫌がって、この本の作者、ペットション氏以外には許可をしなかったためです。ブー・ペットション氏は何年もかけてストックホルムを始め世界中のH&Mを取材し、この本をかきあげました。ですから、これまでネットニュースには出てこなかった話が満載です。この本がスウェーデンで出版された年には、ビジネス書籍図書としては売上一位を獲得しました。 ビジネスの世界ではたらく方々、ご自分で会社を企業した方々、これからファッション業界に就職する方々、様々な人に楽しんでいただける本です。 多くの翻訳者仲間と一緒に翻訳したとても思い入れのある本です。お友達の皆様、Facebook、twitter、mixi、Linkedin等でご紹介いただけましたら、感謝です。


この本との出会い
2018/06/13 23:22

私がこの本と出会ったのは2014年のことです。ある出版社の編集さんから、スウェーデンになにか翻訳出版に良いビジネス書を紹介してほしいと依頼され、見つけたのがこの『北欧の奇跡 H&M(仮題)』でした。 簡単に紹介させていただき、翻訳出版が決まりました。元々は2000年までの書いた本でしたが、作家のペットションさんが特別に2014年までのH&Mの歩みを新章として、追加で書いてくださいました。ところがあまりにもこの本の文章が複雑であること、そしてやはりかなりのボリュームであることなどから、翻訳に想像以上に時間がかかってしまいました。そのほかにも様々な要因が重なって、その出版の話が中止になってしまいました。 私ががっくりと落ち込んでいるところに、編集主幹の中村がなんとかもっと文章を直し、出版できるようにしようと言ってくれました。 スウェーデン側の出版社の社長にも版権の件を相談して、スウェーデンにも訪れて作家のブー・ペットションさんとも話をし、日本で私達が個人でE-bookで出版する許可を得ました。 それから何度も編集主幹と私とで文章を読み直し、訂正をしています。皆様のご興味を持っていただけて、この本を読みたいと思っていただけたら本当に嬉しく思います。 なにかご意見や質問をお持ちの時には、ぜひともメッセージをください。お答えしたく存じます。 どうぞ宜しくお願いいたします。 翻訳者 今井冬美