
こんにちは。
今日の東京は少し曇りがちですが、割と穏やかな日ですね。
さて、「ムクロジ ミラクルウォッシュ」の開発話3回目です。
どうやら私たちの売っていた自然派洗剤では化繊の繊維に溜まった汗や皮脂が十分落としきれておらず、ニオイの元になっているらしいということは分かったのですが、では自然な成分だけで汗や脂のニオイを落とすほど効果的な洗剤が作れるのか?という問題に行きつきました。
自然成分を色々と調べるうちに、「ムクロジ」という木の実があることが分かりました。ムクロジは昭和初め頃までは洗濯に使われていた木の実だということ。今は(特に日本では)忘れ去られており、ほとんど誰も使っていないということ。同様の洗濯効果を持つ植物は他にもいくつかあるが、その中ではムクロジの洗浄力が一番強そうだということ。
ムクロジは「無患子」と書き、子供に患いなしという意味も込められているし、学術名としても日本語のムクロジという発音が取り入れられている日本に縁の深い植物であることも分かりました。海外ではムクロジを使った自然派洗剤はいくつかあるようですが、日本では存在していないということも分かりました(かつてチャレンジした方はいたようですが、今はもうなくなってしまいました)。
この忘れ去られたムクロジを使って洗剤を作れないかという思いが湧き上がりましたが、その一方、ムクロジだけで自分のスポーツウエアのニオイ問題が解決するとも思えませんでした。海外の洗剤を見ても他の成分を補って洗浄効果を高めているようです。おそらく洗浄力が足りないのだろうと思い、さらに調べると日本の大学の先生が書かれた研究論文でも洗浄力の弱さを取り上げた論文が見つかりました。
余談ですが、この「ムクロジ ミラクルウォッシュ」の開発にあたって読んだ論文や記事は軽く100本は超えました。
洗浄力を補う成分にどんなものを使ったら良いのか、それらを探すのがまた一苦労でした。一般的に使われている自然系の成分を入れれば割と単純ですが、それでは誰でもすぐに真似できてしまう。他が使っていない成分で、人体にも環境にも安全な成分はないのか。旅はまだ2合目くらいでした。
続きはまた明日。




