
こんばんは。今日は北風が強くて寒い1日でしたね。
今週は寒い日が続くという予報もあるようなので皆さんお気をつけて。
さて、開発話の続きです。2024年のゴールデンウィークごろに洗剤の原液がやっと完成したのですが、香りづけがうまく出来ませんでした。洗剤メーカーの開発部の方々も精油による液体洗剤の香りづけの経験はあまりなく、私も香りに関する知識がほとんどありませんでした。
洗剤の原液であるムクロジを水につけた浸出エキスは少し酸味のある香りがします。またバイオサーファクタントのソホロリピッドとラムノリピッドはそれぞれ香りが少し違いますが、全体として甘く、若干ココナッツのような香りもします。
これらを混ぜた原液に精油で望ましい香りづけができるか・・・香りは洗剤にとって大変重要なポイントになりますが、自力ではできないだろうと感じました。
これはまずいと思って、例によってネットで調べたのですが、香りの専門家である調香師の方々は合成香料の経験をお持ちの方はたくさんいるのですが、精油の調香に詳しい方は意外と少ないということが分かりました。何人かの方を訪ねたり、紹介していただきお話も聞きました。それでもお手伝いいただける方は見つかりませんでした。
さらに調べるうちに、アロマフレグランス調律協会の代表である井﨑さんをネットで見つけ、これまたいきなりメールでお手伝いをお願いしました。
原液とインドから輸入した精油20種類くらいを井﨑さんにお送りし、調合をお願いしました。
ちなみにインドの会社からはムクロジの実と精油を輸入しています。精油は全てではないですが、ムクロジの実と一部の精油はエコサート認証を取得したものです。
このインドの会社もネットで見つけた会社で、今までインドの会社と直接取引したことがなかったので少し不安でしたが、社長もアメリカ出張の途中で日本に立ち寄ってくださり、安心して取引できています。
しばらくして井﨑さんから抗菌効果のあるサイプレス(西洋ヒノキ)とその他の精油をブレンドした香りづけのご提案をいただき、スタッフの皆さんにも嗅いでもらって最終案を決めました。サイプレスには何種類かあるようですが、下の写真のような「糸杉」が一番有名なようです。

精油の香りもついた洗剤の最終試作品が出来上がって、自分でテストする限りは満足いく出来上がりだと思っていましたが、本当に目標通りニオイを除去できるのか、全体的な洗浄力はどうなのか。また肌に密着するスポーツウエア用なので肌への刺激も気になる。環境面では生分解性はどうなのか。
さらに、成分の一つに酵素を配合しているので、酵素が液体洗剤の中で長期間にわたり活性を保つのかどうか。
これらのことを第3者に検証してもらう必要がありました。そして全ての試験結果が上がってきたのは2024年の12月初旬でした。「ムクロジ ミラクルウォッシュ」のアイディアを思い付いてから2年近くが経とうとしていました。
続きはまた明日。



