皆さま、いつもあたたかいご支援と応援をありがとうございます。前回の活動報告から1ヶ月と少しが経ちました。北海道にしては少々暑い夏を迎えていますが、お変わりないでしょうか。花とネコと、わたしたちの時間6月の終わり、安平・追分公民館にて行われた「花とネコとわたし」というイベントに出展させていただきました。ゴールデンウィークにアトリエ「墨と土」で展示をご覧くださった方、配布したチラシを覚えていてくださった方が、わざわざ声をかけてくださいました。なかでも、「貢さんの手描きチラシが印象に残っていた」という声がいくつも。手描きの線やにじみが、人の記憶に残ることを、改めて教えていただいたような気がしています。イベント出店の様子(追分公民館)庭とともに過ごす日々、そして絵付け春からわたしたちの暮らしのなかで、庭仕事がひとつの習慣になっています。日が昇ると、気がつけば庭へ。育ち、咲き、枯れていく草花に目をやりながら、日々が少しずつ変わっていくことの確かさを、受けとめるようになりました。先ごろまでは、庭のラベンダーが満開でした。風にゆれる紫の花の香りに包まれながら、貢さんは器の絵付けを、ひとつひとつ丁寧に進めています。想像してくださっている皆さまの手元に届く日を思いながら、焦らず、でも着実に、形になっていく時間です。ラベンダー咲く庭と絵付け作業の様子季節の光と香りのなかで、静かに筆が動いていきます。次回出展のお知らせ 「江別やきもの市」次回の出展についてご案内です。7月12日(土)・13日(日)の2日間、北海道江別市で開催される「江別やきもの市」に、今年も「NUIT」として出展いたします。Mementの器たちも並べられるよう準備を進めています。今まで一輪挿しを作る事が多かったのですが、花を飾る事が身近になり作る花器が大きくなりました。生活の中に花があると気持ちが穏やかに、空間に彩りが加わって気分がいいですね。Mementのねこ器はマグカップをたくさんご用意しました。表情も柄も様々なねこたちをお楽しみください。Mementの出会いをきっかけにご縁がつながった方なども多く、製作の先にある人と人とのつながりが、また一歩広がっていくことにささやかな喜びを感じています。もしお近くにお越しの方がいらっしゃいましたら、ぜひお立ち寄りください。日 時 2025年7月12日(土)10:00-17:00 2025年7月13日(日)10:00-16:00場 所 江別市役所前駐車場(江別市高砂町6)ブース 89改装の進捗と、アトリエオープンの時期改装の材料が、少しずつ集まりはじめています。今回の改装では、手伝ってくださっている方の敷地から白樺の木を、馬小屋の柱材として譲っていただけることになりました。扉を開けると、白樺が迎える空間になる予定です。木の肌の温もりと、馬小屋に残る静かな時間が交差して、ちょっと面白い、でもどこか懐かしい空気を含んだアトリエになりそうです。当初は作陶の作業場もこの馬小屋に設ける予定でしたが、水の配管や冬の寒さなど、暮らしと製作の距離感を考え、母屋の一室を作業部屋とすることに変更しました。つくることと暮らすことが、より自然に隣り合うことを選択しました。日々の進行に合わせて、急遽、貢さんはお手伝いを引き受けてくれる仲間と馬小屋で穴を掘る作業に取りかかりました。お手伝いいただけること、心から感謝しています。私はその傍らで、汗だくになりながら釉掛けを進めていました。目に見える変化は小さくとも、それぞれの場所で手が動いていることに、少しずつ場の輪郭が現れてきた気がしています。アトリエオープン日について当初は、8月中のオープンを目標にしていました。貢さんの個展の準備と、改装工事の同時進行は、やはり容易なことではなく、また、扉の完成もこの日には間に合わないかもしれないという状況。そこで、9月13日(土)を新たなオープン目標日としてしています。もう少しだけ、お時間をいただけたらと思います。静かに整えていくこの場所が、皆さんと作品をつなぐ場になりますように。またあらためてお知らせさせてください。Mement





