1. はじめに・ご挨拶
認定NPO法人カタリバ・全国高校生マイプロジェクト事務局事務局長の山田将平です。
2013年に18人の高校生から始まった「全国高校生マイプロジェクトアワード」は、2024年度には8,300名以上の高校生がエントリーする大きな取り組みに成長しました。これまで様々な形で活動を支えてくださった皆様には、改めて心より感謝申し上げます。
しかしながら、近年では開催規模拡大に伴う財源の確保が大きな課題となっています。
2024年度も、参加を希望する全ての高校生に機会を届けられるだけの財源確保を目指し、あらゆる取り組みを行いましたが力及ばず、エントリーした高校生のうち「約40%」にあたる「3,339名」の高校生に参加の機会を届けることができませんでした。
どんな環境にいる高校生にも、
自ら未来を切り拓く成長や学びの機会を届けたい。
そんな想いに共感してくださるみなさまにご支援いただき、一人でも多くの高校生に学びの機会を届けられないかと考え、今回初めてクラウドファンディングに挑戦します。
目標金額200万円のご支援が集まれば、
1,000名の高校生に機会を届けられます。
どうか最後までお読みいただき、高校生の未来をつくるご支援をご検討いただけますとありがたく存じます。
2. 全国高校生マイプロジェクトとは
高校生の「マイ(My)」を起点とした社会へのアクションです。
高校生が自分自身の実現したいこと/ 変えたいことをテーマにプロジェクトを立ち上げ、正解のない問題に向き合い、実際にアクションをすることを通じて学びます。
2013年にスタートした「高校生マイプロジェクト」には、これまで累計26万人以上の高校生が取り組んできました。その中からいくつかの事例を紹介させてください。
ご紹介したプロジェクトの他にも、高校生一人一人の「らしさ」が輝くプロジェクトがたくさん誕生しています。そういったプロジェクトに取り組むプロセスを通じ、自己理解を深めたり、進学や就労、起業につながる高校生も多くいます。
取り組んだ高校生についての記事» 高校生インタビュー | 消極的だった高校生活が一変。マイプロジェクトを通じた彼女たちの成長、そして周囲の変化とは。
» 記事コンテンツ|マイプロ高校生のいま
» 過去のプロジェクト紹介
そんなマイプロジェクトの機会を届けることを通じ、どんな環境に生まれ育った高校生にも意欲と創造性を育む機会を届けたい、これからの社会の担い手を育みたいと、私たちは考えています。そのための取り組みの一つが「全国高校生マイプロジェクトアワード」です。
■全国高校生マイプロジェクトアワードとは
全国高校生マイプロジェクトアワードとは、マイプロジェクトに取り組み、つくりたい未来に向けてアクションしてきた全国の高校生が集い、学び合い、ともに次の一歩を考える場です。
各都道府県で行われる「地域Summit」
各地域Summitの代表が集う「全国Summit」
で構成されており、合わせて全30個ものSummitが開催されます。2025年度も例年通り「2025年12月~2026年3月」の日程で開催を予定しています。
■マイプロジェクトアワードがつくる価値
学校や地域を超えて多くの高校生・大人が集う当アワード。プロジェクトについて発表をして終わるのではなく、他の参加高校生や地域の大人とともにじっくりと振り返ることで、プロジェクトを通じた学び・気づきを深めたり、さらなる意欲を持つきっかけになります。また、当アワードを通じて築かれる高校生同士のつながりは卒業後も続き、互いに刺激し協力し合うコミュニティとなっている事例も多くあります。
また、ロールモデルとなるプロジェクトを表彰することを通じて、参加していない高校生や未来の高校生の「やってみよう」と思えるきっかけを提供したり、先生方のプロジェクト伴走への理解度・意欲の向上にも寄与していると考えています。
■過去にマイプロジェクトアワードに参加した高校生や引率の先生方の声
より詳しく知りたい方はこちらマイプロジェクトアワードとは
→ https://myprojects.jp/award/
2024年度全国Summit(オンライン視聴あり)
→ https://join.myprojects.jp/viewing2024
2023年度全国Summit開催レポート
→ https://myprojects.jp/article/report/2023zenkokusummit/
3. なぜみなさまからのご支援が必要なのか
個人のみなさまのご寄付の他にも、企業様にご支援いただいたり、自治体との連携を実現するなど、さまざまな形で運営に必要な財源確保の取り組みを進めています。
しかし、依然十分な財源を確保することができず、当アワードへの参加を希望する高校生全員に参加機会を提供することが叶わない状況です。
2024年度はエントリーした高校生のうち「約40%」にあたる「3,339名」の高校生に参加の機会を届けることができませんでした。
概算ではありますが、約2,000円のご支援があれば1名の高校生にアワードの機会を届けることができます。(約40万円で70PJ=約200人が参加できるオンラインSummitを実施することができます。)
生まれ育った環境に関係なく、一人でも多くの高校生が夢や目標に向かって行動できる機会を届ける続けるためには、みなさまの温かいご支援が欠かせません。是非ご支援を通じて高校生を応援くださいますと幸いです。
4. 支援への御礼について
いただいたご支援は、2025年度(2025年12月~2026年3月)実施のマイプロジェクトアワードの運営のために大切に使わせていただきます。
■全国高校生マイプロジェクト事業全体への寄付も受付中!
全国高校生マイプロジェクトでは、本アワードに限らず、学校の先生方への支援や、地域の学びの土壌づくりといったマイプロジェクト事業の取り組み全体をご支援いただける寄付も受け付けています。是非ご検討いただけますと幸いです!
詳細はこちら → https://myprojects.jp/cheers/
5. さいごに
最後までご覧くださいましてありがとうございます。
このクラウドファンディングを通じて「こんな風に頑張ってる高校生がいるんだ」「そんな高校生を応援する取り組みがあるんだ」ということを少しでも知っていただき、応援のお気持ちをお寄せいただけますと大変嬉しく思います。
この「全国高校生マイプロジェクトアワード」は、社会の皆様からの多大なるご支援のおかげで、高校生たち、そして社会の未来を変える、特別な機会になっていると自負しています。
個人でご支援くださる方の中には「少額ですが…」と恐縮される方もいらっしゃますが、皆さまお一人お一人のお気持ちが私たちにとっては大変大きな力になります。
そして、そんな気持ちが集まることで多くの高校生が夢に挑戦する環境をつくることにつながると確信しています。
ぜひ、私たちと一緒に、高校生と社会の未来をつくる活動にご参加いただけますと幸いです。
6. よくある質問(FAQ)
Q.1 税制優遇は受けられますか?
はい、受けられます。マイプロジェクト運営事務局であるNPOカタリバは、2013年6月25日に東京都から認定NPO法人の認定を受けました。支援いただいたご寄付は寄附金控除の対象になります。なお、寄附金控除を適用するには発行した寄附金受領証明書をもって確定申告をしていただく必要がございます。
詳細はこちらをご覧ください → https://myprojects.jp/cheers/#faq
Q.2 領収書はもらえますか?
はい、発行いたします。当団体が発行して、2025年7月頃を目処にお届けさせていただきます。紛失などによる領収証の再発行はいたしかねます。大切に保管してください。
<認定NPO法人カタリバについて>
私たち、認定NPO法人カタリバは、どんな環境に生まれ育っても未来をつくりだす力を育める社会を目指し「全国高校生マイプロジェクト」事業を始め、10代の居場所づくり事業や不登校支援など、幅広く事業を展開する教育系NPO法人です。
最新の活動報告
もっと見る【本日ご支援申込最終日】事務局長・山田よりご挨拶
2025/04/27 23:00平素よりマイプロジェクトに取り組む高校生に温かい応援のお気持ちをお寄せいただきまして誠にありがとうございます。全国高校生マイプロジェクトアワード 事務局長の山田将平です。本日4月28日、私たちが挑戦してきたクラウドファンディングが最終日を迎えました。ここまで応援してくださったみなさまに、改めて心より御礼を申し上げます。目標金額として掲げた金額には満たないながらも、現時点で100名もの高校生の挑戦を支えるご支援を頂戴しております。お寄せいただいた貴重なご支援と応援のお気持ちに、感謝の気持ちでいっぱいです。本日は、「このクラウドファンディングの先に何を届けたいのか」という私たちの想いを、あらためてお伝えさせていただきたいと思っています。どんな地域や環境に生まれ育った高校生にも、自分の想いや問いを語り、仲間と出会える機会を届けたい全国高校生マイプロジェクトアワードでは、全国の高校生に学びの機会を届けるべく都道府県ごとに「地域Summit」を実施していますが、金銭的リソースや担い手の不足から、開催が難しい地域もあります。そうした地域に住む高校生たちにも、自分の想いや問いを語り、仲間と出会える機会を届けたい。生まれ育った環境に関わらず、学びの機会を届け切りたい。そんな想いからオンラインSummitを実施しています。今回のクラウドファンディングを通じてお寄せいただいたご支援は、このオンラインSummitの開催費用に充てさせていただく予定となっております。2024年度は約2,000名もの高校生にオンラインSummit参加の機会を届けることができました。しかしながら、それでもまだまだキャパシティが不足しており、3,339名の高校生に機会を届けることができませんでした。画面越しでも、そこには本物の出会いや学びがあります。自分の言葉で話し、仲間の話に耳を傾ける——その時間が、高校生たちの未来につながっていきます。ぜひご支援をご検討いただけたらうれしいです。また、すでにご支援くださっているみなさまも、「あの人になら紹介できるかも」という心当たりがもしございましたら、是非お力を貸していただけますと幸いです。今回のご支援につながらずとも、クラウドファンディングを通じてマイプロジェクトの取り組みを知っていただくことが、高校生の学びを後押しすることにつながると考えています。未来に向かって、自分なりに行動しようとしている高校生たちがいます。その背中を、静かに、でも確かに押してくれる大人がいる。そんな社会を、皆さんと一緒につくっていけたらと思っています。最後までご覧いただきましてありがとうございます。今後ともマイプロジェクトに取り組む高校生たちに温かい応援のお気持ちをお寄せいただけますと幸いです。全国高校生マイプロジェクトアワード事務局長 山田▼クラウドファンディングページ(本日4/25 23:59まで)https://camp-fire.jp/projects/813418/view もっと見るどんな場所に生まれ育った高校生にも学びの機会を届ける「オンラインSummit」
2025/04/25 08:14全国高校生マイプロジェクトアワードは、高校生自身が興味関心からプロジェクトを立ち上げアクションを起こす――そんな挑戦を応援する場です。なかでも、オンラインで開催される「オンラインSummit」は、私たちの取り組みの中で重要な意味を持つ取り組みです。今回のクラウドファンディングを通じてみなさまにお寄せいただく貴重なご支援はこの「オンラインSummit」の開催に大切に活用させていただく予定です。本記事では「オンラインSummit」の実施の目的やプログラム内容、参加高校生の生の声などをお届けします。なぜ「オンラインSummit」なのか?マイプロジェクトアワードにおける地域Summitは、原則都道府県単位で開催しています。しかし、金銭的なリソースや実施団体の不足から、2024年度に地域Summitを開催できたのは18府県のみ。「生まれ育った場所によって学びの機会に格差があってはいけない」そんな想いから、全国、さらには海外からも参加できるオンラインSummitを私たちは実施しています。2024年度は約2,000名の高校生がオンラインSummit参加しました。地理的・物理的な制約にとらわれず、誰もが自分のプロジェクトを語れる場所。それが、オンラインSummitです。タブレットやヘッドセット、Wi-Fiなども無償で貸し出し参加を希望する高校生のなかには、オンラインでの参加に必要な機材を持っていない高校生もいます。そこで、希望する高校生にはタブレットやヘッドセット、Wi-Fiなどを無償で貸し出しています。経済状況などによらず、どんな環境の高校生にも機会を届けるための仕組みです。これらの取り組みも、みなさまからの頂戴した貴重なご支援のおかげで運用することができています。改めて御礼申し上げます。学び合い、つながり合う対話プログラムオンラインSummitは、ただプロジェクトを「発表する場」ではありません。高校生たちが自分の言葉で活動を語り、他者からの問いかけを受けて振り返る――対話を中心としたプログラムです。主なプログラム構成は以下の通りです。これらのプログラムを通じて、普段の環境では得られない思いがけない出会いや、新しい視点が生まれます。「全国の高校生がたくさんの探究をしていてとっても学びになったし、これからももっと頑張ろうと思った」ー高校生の生の声をご紹介上述のプログラムを通じ、高校生に対して実際にどのような価値を届けることができているのか。以下に高校生からの声をご紹介します。【他県の高校生や対話役の大人との交流を通じた視点の広がり】「他県の高校生と楽しく探究活動を共有出来て嬉しかった」「世界が広いというのが改めて感じられた」「異なる視点やアイデアに触れることで、自分のプロジェクトの新たな可能性を見つけられたことがとても刺激的でした」「普段の学校での発表とは違った視点も内容が多かった」「自分は井の中の蛙なんだなと、思い知らされました」「全国の高校生がたくさんの探究をしていてとっても学びになったしこれからももっと頑張ろうと思った」「一見関係のないようなプロジェクト同士だからこそ、斬新な視点からの意見や考えを得ることができる。私のプロジェクトが誰かの助けになると自信を持つことができた」【他参加者にエンパワーメントされ、さらなる意欲が育まれる】「他のマイプロジェクトを聞いて、みんなが行動していることを知って、俄然やる気が出た」「フィードバックをもらうことで、これから取り組むべき具体的な課題や改善点が明確になり、次のステップへのモチベーションが高まりました」「自分の探求ももっとこうしよう、とアイデアがたくさん浮かんできたのでこの場を設けてくださった方々にほんとに感謝です。受験生で厳しいかもしれませんが来年も参加したいと思うほど良かったです。」「マイプロジェクトの課題や展望が、今回のイベントで、より鮮明になった」「自分たちのしていることに自信が持てた」「新しい視点で意見をくれたり、プロジェクトのことを褒めてくれてとても嬉しかった!」2,000円のご支援が、1名の高校生のオンラインSummit参加機会に2024年度、3,339名もの高校生にオンラインSummit機会を届けることが叶いませんでしたが、2025年度はひとりでも多くの高校生にこのオンラインSummitの機会を届けていきたいと考えています。ご支援を通じて、未来を生きる高校生に意欲と創造性を育む機会をプレゼントしていただけますと大変ありがたく存じます。是非ご支援をご検討いただけますと幸いです。▼ご支援はこちらからhttps://camp-fire.jp/projects/813418/view もっと見る全国の高校生の発表の様子をご覧いただけます【アーカイブ動画無料公開】
2025/04/25 01:323月末に開催した全国高校生マイプロジェクトアワード2024全国Summitのアーカイブ動画が公開となりました。▶アーカイブ動画を視聴する(申込ページ)全国の高校生たちはマイプロジェクトを通じてどんな学びを得たのか。視聴を通じてご理解を深めていただくことが、高校生の学びを後押しする社会を形づくる第一歩になると考えております。ぜひご視聴いただけますと幸いです。\おススメの視聴ポイントをご紹介いたします/今回公開した映像は計40時間分と膨大になっております。そこで、事務局からおススメのご視聴ポイントをいくつかご紹介させていただきます。①気になるプロジェクトを探し、視聴する全国Summitには全国各地から48ものプロジェクトが参加。地域課題やIT、防災、食、カルチャー、政治など、多種多様なテーマのプロジェクトを発表してくれました。その中から、・ゆかりのある地域や学校の発表を視聴してみる・気になるテーマのプロジェクトを視聴してみるなど、気になるプロジェクトを探してみてください。②サポーターの「問い」に注目して視聴する全国Summitでは各業界で活躍されている大人たちがサポーターとして高校生の対話役を務めてくださいました。社会をリードするトップランナーたちはどういった問いを高校生に投げかけ、どんな学びを引き出すのか。プロジェクト発表後の対話の時間にも是非ご注目ください。③サポーターたちのメッセージから「マイプロジェクトの価値」を知る各日のオープニングセッションやクロージングセッションでは、サポーターのみなさまが登壇。高校生たちに、マイプロジェクトを通じてどういった学びを得てほしいのか、熱いメッセージを送って下さいました。マイプロジェクトが高校生に届けたい学びのあり方への理解を深めていただくヒントになるかと思います。\当日ご視聴くださった方々のお声をご紹介いたします/・それぞれの高校生がプロジェクトへの情熱を自分の言葉で語っている姿に感銘を受けました!他のプロジェクトからも学びを得て、自分の言葉で言語化している点もとてもいいなと思いました。・高校生がそれぞれ課題意識を持って取り組み、課題を発見し、プロジェクトを改良していく様子が刺激になりました。・質疑・対話も学生だからと甘くならずに問い応援する大人もよかった。・自身の探究伴走の参考になる発見が多々あった。・高校生のアイデア、行動力、その素晴らしさを実感したから。高校生観が変わります。これからご視聴いただくみなさまも、ご視聴を通じて当日の熱量を感じていただけますと幸いです! もっと見る
子どもたちの未来のために、応援しています