1stゴール300万達成しました。本当にありがとうございます!
びっくりしました。12月27日にプロジェクトを公開して7日間で300万を達成することができました。
たくさんの皆様の応援と、メッセージに毎日泣きそうになります。本当にありがとうございました。それとともに宿を早期に完成させないとというプレッシャーもひしひしと感じます。
正直に言うと、300万という額は改修費というわけではなく、「これくらいの目標だったら頑張ったらぎりぎりご支援いただけるんじゃないか?」という予想値でした。
現在、全国の建築単価は上がる一方ですが、特に奥能登の建築費は職人さん不足で高騰を続けています。
かなり自腹を切らなくてはいけなかったのが現状です。
私の予想に反して早期に300万を超えることができたので、みなさまに甘えて次のゴールを設定させていただきます。
ネクストゴールを500万とさせていただきます
そこまでは難しいとは思うのですが、オープンしてからの運営に全力を注ぎ込みたいこともあり、予想の改修費をネクストゴールとさせていただき取り組みたいと思っています。
そして、今回達成した場合には、宿泊者専用のカーシェア用の乗り物を購入しようと思います。
能登空港でレンタカーを借りなくても、ふるさとタクシー900円で宿まで来ていただければ視察や観光、買い物などに使っていただける乗り物です。
予算的には中古の軽自動車か、3人乗りのトゥクトゥクで比較します。(どちらもAT普通免許で運転可能です)
なにとぞ引き続きのご支援をお願いします。
※準備するのは一台ですので、乗り合いなど宿泊者同士で相談してお使いくださいね
来てほしいのにそれが言えない
何度同じセリフを繰り返したでしょうか。
「すみません、お気持ちはありがたいのですが、能登には今ちゃんとした泊まれる場所がないんです」
本当にたくさんのご支援の申し出をいただくのですが、毎回この言葉の繰り返し、それで能登へ来るのを断念された方は数知れません。
金沢に泊まった方でも数時間の滞在が限界、東京などからせっかく来ていただいた方でも短い時間での案内しかできず、歯がゆい思いを繰り返してきました。
この状態を少しでも解消するために、初めてのプロジェクトに挑戦します。
自己紹介
はじめまして、野水克也と申します。能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市の仮設住宅に住んでいます。
金沢市の出身で、34歳のときに全くの異業種からサイボウズという当時できたてホヤホヤのIT企業に入社し首都圏へ移住しましたが、60歳を前に石川県へUターンしようと計画、縁あって奥能登に山と古民家を購入して2年前よりDIYで修繕しながら二拠点生活をしてきました。また自伐型林業という一人でできる林業に興味を持ち色々教わりながら山の手入れもしていました。
しかし、元旦の能登半島地震により事態は一変。古民家は全壊しインフラもすべてない中の避難生活がはじまり、山も作業道が崩れて車では行くことができなくなってしまいました。
このプロジェクトで実現したいこと
奥能登と都会のビジネスパーソンをつなげるコミュニティを作ります。その中でスローライフや二拠点居住、次のキャリアなどをみんないっしょに考えられる環境を整えたいと思ってます。そのためにまずは奥能登に、同じ思いを持つ都会の人達が集まって宿泊できる交流拠点を作りたいです
プロジェクト立ち上げの背景
背景を語りだすとやや身の上話しっぽく長くなるのですが、よかったら聞いて下さい。
34歳で石川県から千葉へ引っ越してできたてのITベンチャーだったサイボウズという会社に入社しました。満員電車には挫けそうでしたが、年功序列の伝統産業にいた私にはとても刺激的な環境で、新しい知識を学ぶことも楽しく、会社の急成長に合わせて役割もどんどん変わり飽きない生活でした。
ブラックだったベンチャー企業がホワイトな大企業へ変貌するにつれて、今度は働き方で注目を集めるようになり、今度は働き方の伝道師として全国を飛び回ることとなりました。
働き方を話すうちに、キャリア相談やキャリアに関する講演を請けることが出てきました。本来働き方を考える前には生き方があるべきで、生き方をちゃんと考えてないのに働き方を決めるのは本末転倒だからです。色んな人と話すうちに、日本のビジネスパーソンに必要なのは会社に依存しなくなった(できなくなった)あとのキャリアや人生そのものについての知識じゃないかと思うようになりました。
とはいっても自分がそれを知っているわけではありません。できたてベンチャーの頃から長くいるおかげで普通のビジネスパーソンよりは遥かに多彩な経験をして自由な立場で仕事ができているとはいえ、私もまた会社に依存するビジネスパーソンです。辞めたあとのことはあまり考えたことがありません。
そこで50歳を前にして最初の職業がテレビカメラマンだったスキルを活かして副業をはじめ、また自由な働き方をもっと体現するために中古のハイエースをDIYで改造して8ナンバーのキャンピングカー(移動オフィス)を作って、地方創生関連の仕事で地方に滞在したりするうちに故郷である石川県での仕事も出てきました。
DIYキャンピングカーの制作風景、ハイエースの屋根に穴を開けて換気扇をつける緊張の一瞬
キャンピングカーを作っているときに、都会では改造する場所に苦労し、貸ピットやマンションの駐車場、利根川河川敷の橋の下などジプシーのように放浪した私は、縁あって奥能登のそこそこの広さの山を手に入れることができました。車のDIYごときでは到底使い切れないその山の活用を考えているうちに、一人でできる自伐型林業を知りUターンを兼ねた二拠点居住の検討を始めました。
それとともに50代に入ると心身の不調に悩まされ始めました。都会のビジネスパーソンとしては一定の年齢になればノウハウで食べてゆくことが自然と思っていましたが、実はそれができるのはほんの一部の人で、多くの人はビジネスの流れについていけなくなるのではないか?そしてそれに無理してぶら下がるから「老害」になるのではないかと思い至りました。
自分が老害になるのは想像するのも怖いですし、何より知力の前に体力を保つには体を動かして好奇心を持って新しいことに挑戦し続けることが大事です。
と、講演で偉そうに語っている自分こそ真っ先にそういう環境に身を置くべきではないかと思い、自分が好きなDIY、撮影が思う存分にできる奥能登を次の拠点としようと古民家を探したところ、元郵便局という築85年の建物を見つけて1年かかりで購入し、DIYであちこち修繕しながら2年間住んで、そこそこ地元にも馴染んだ頃に地震が起きました。
せっかくの美しい古民家でしたが、
郵便局だった建物を前の持ち主が大改造してとても立派な古民家に仕上がってました
わずか1分間で積み上げてきたものが全壊、呆然とする暇もなく水も電気もトイレもないサバイバル生活です。
私がいたのはこの部屋ではなかったので私自身は無傷でした
私のいる集落では高齢化が進み60手前の私でもかなりの若手になります。このため被災直後は避難所の設置と運営に携わり、自衛隊が到着したのを見届けて金沢の実家で避難、そしてみなし仮設として契約した志賀町のアパートに半年住んだあと、夏に壊れた家のある輪島市三井の仮設住宅に落ち着きました。
この間、サイボウズの災害支援チームとして自治体や民間団体のIT面での被災地支援を行い、また地元の中間支援団体の役員もしている関係で、被災地で活動する様々な団体への助成や支援を行ってきました。
通信が繋がらない避難所にスターリンクを設置したとき
システム構築の手配をするのはもちろん、役場で何台ものiPadの設定をしたり、電波の届かない避難所にスターリンクを設置したり、果ては金沢から女性の下着をトラックいっぱいに積んで届けたり、傾いた家を無理やり引っ張ってその家の車を取り出したり、都会からくる支援者を毎週のようにアテンドしたり、とにかく能登は人が足りないので何でもやりました。
また私自身も被災者ですので、支援もいただきました。震災後数カ月にわたって断水が続き全壊して雨が入り放題の家から家財も出せずにいたとき、大阪からやってきた井戸掘りのプロボノチームに家の敷地内に井戸を掘っていただき水が出るようになり、片付けや掃除ができて本当に感謝しました。
井戸を掘ってもらったとき、自分が掘った訳では無いのにドヤ顔 ^^;
他にも数え切れない多くの全国の方からの励ましや労りのメッセージ、「なにかできることがないか?」という問い合わせをいただきました。
そのたびにありがたく思うとともに、いつも残念な返事を返すことになってしまいます。
「すみません、お気持ちは大変嬉しいのですが、能登には今泊まるところがなく、もうしばらくお待ちいただけますか」
輪島市のおよそ3割が私と同じように家が壊れて仮設住宅で暮らしています。奥能登の人口5万人に対して公費解体の申請件数は2万2千件近く、来訪者や支援する業者はもちろんのこと住民ですら住むところを見つけることができない状態です。
支援業者はプレハブを建てて暮らしたり、遠方から毎日通ってきたり、そしてボランティアに来られる皆さんはテント村に暮らしている方が多くいます。
テントに泊まり仮設トイレで用を足し、インスタント食品で腹を満たしながら支援して下さるボランティアの皆様にはほんとうに頭が上がりません。
しかし、そんな暮らしを長期間継続できる方はほとんどいませんし、ある程度年齢が進んだ同年代の友人や知人、それも女性の場合は特に「能登へ来てください」と呼びかけるのはなかなか憚られます。
今後復興のフェーズに入っていくに従って、救急隊のようなスポットのサバイバルの達人たちだけではなく、気軽に度々訪れてくれる人たちが必要になってきます。
また産業の継承も喫緊の課題です。一次産業はもちろんですが、もともと高齢化が進んでいた他の産業も、中小零細企業がほとんどの奥能登では今回の地震で灯が消えかけています。能登半島が誇る美しい里山里海は人の営みによって作られる景観であって、営みを受け継ぐ人とそれを応援してくれる人が必要なのです。
人の営みがなければ里山ではなく原野になってしまいます
ある程度生活に余裕があり、ビジネスの経験が豊富で、でもちょっとスローライフに憧れたり次のキャリアを探している人たち、そう、私がこれまで働き方やキャリアの講演でお会いしてきた人たちにぜひ能登へ来てほしいのです。
都会の働き方セミナーや副業セミナーなどで「将来地方に住んでみたいですか?」と聞くとだいたい半分くらいの人の手が上がります。そしてお決まりのように講演終了後は踏み切れない思いをたくさん聞くことになります。
また取材やイベントでご一緒した日経XWomanに連載を持つ木下紫乃ママが赤坂見附で開く昼スナックには、キャリアで悩める大企業のサラリーマンが数多く集い、本まで出版するほどです。
解体待ちの自宅前で紫乃ママと 何度も能登に来てくださり感謝です
反面、サイボウズで展開している地域クラウド交流会という地域起業家が集まるイベントに参加すると、移住して次のキャリアを立ち上げてゆく踏ん切りをつけたあとの力強い立ち上げの息吹を感じます。
サイボウズが全国に展開する地域起業家イベント「地域クラウド交流会」には地域の新しい起業家が多数登場します
これは全国大会でグランプリに輝いた起業家とのツーショット
そんな人達をみんな能登へ呼びたい!しかし、そのために泊まるところがないという問題に対してなにかの解決策が早急に必要です。
泊まれる場所を見つけた
奥能登はほぼ全体的に大きなダメージを受けていますが、ところどころ地盤が強固で運の強かった地区もあります。例えば能登町の三波と呼ばれている内浦の海沿いの数キロにわたる地区は、その両側が大きな被害を受けているにもかかわらず、無事な家屋がたくさんあります。
たまたまその地域で海に面した空き家を購入することができました。窓から一面の海が広がり、条件が良ければ海の向こうに立山連峰が望める絶好のオーシャンビューです。
上の写真の右端の古民家を買いました
能登空港からは車で15分ほどで到着できるので羽田からは割とすぐです。
ふるさとタクシーという乗合タクシーを使えば900円で来ることができます。
構造も屋根も無事で雨漏りもない安全な建物ではありますが、長期間人が住んでおらず、また湿気により床が緩んでいて、かなり修繕が必要な状態です。
最初、ここは自分が次に住む場所にしようと思って購入しました。しかし、手伝いたいと申し出てくださる方々に協力してもらってDIYで修繕しようにも、手伝ってくださる方の宿泊場所がありません。宿が極端に少なくなっている今の奥能登ではそもそも宿の予約を取ること自体が至難の業で、ましてやサラリーマンが泊まれるお手頃な金額の部屋は全くと言っていいほど出てこないのです。そこで復興が落ち着くまでの数年間は宿として運営しようと思いました。
そこで今回は、この古民家を早急に住めるように修繕し、改修する費用をクラウドファンディングで集めたいと思います。
現在の準備状況
この宿は旅行サイトに登録して観光客を泊める宿ではなく、都会にいて能登を思ってくださる方や次のキャリアとしてスローライフを志すビジネスパーソンのコミュニティ宿にしたいと思っています。
また、ある程度落ち着いて宿泊や滞在してのリモートワークができるよう、狭くはなってしまいますが、個室中心の間取りにしたいと思います。(リビングと水回りは共用です)
そのため、応援してくださった方々の宿泊を最優先として、一般旅行サイトなどへの登録は当分行いません。また、集まった皆さまと奥能登の一次産業を始めとする事業者との接点を作るために、自治体をはじめ地元金融機関や移住者のネットワークを通して関わりを作ってゆく予定にしており、一部話し合いも始めています。
また、私は能登SDGsラボの研究員も勤めカーボンニュートラルにも関心があります。能登半島地震で改めて再認識しましたが、将来に向けて個人や集落単位でのオフグリッド化は必要です。現在、全壊した輪島市三井の家の敷地をオフグリッド実験施設兼災害時シェルターにしようと目論んでいて、掘ってもらった井戸のそばにDIYで小屋を建てています。
ちょっと疲れた表情をしていますが、DIYで家が作れることはわかりました。次は屋根にソーラーパネルを設置して水と電気のオフグリッド化に取り掛かるつもりです。これらの情報の交換や提供もしてゆきます。
そして山仕事についても自伐型林業に興味のある方には体験や講習が行えるように今後整備してゆく予定です。私自身はまだ修行中ではありますが、奥能登には先輩もたくさんいらっしゃるのでともに学んで行ければと思います。
10月から11月にかけて宿予定地に隣接する土地に立っている古い物置を解体し、駐車場用地としました。
解体は業者さんにやっていただいたのですが廃材は自己搬出
軽トラで災害ごみ仮置き場とここを23往復しました
本当はすべて一からDIYで作りたいという欲求もあるのですが、震災のショックからか身体が不調を訴えることも多くなり、また自分でやると時間がかかりすぎて能登にビジネスパーソンを呼ぶというミッションができなくなることから、これ以降は皆さんの支援とプロの応援を求めたいと思います。
11月に電気と水道の契約は終わったので、これから一部の部屋を住めるようにして、泊まり込みでの作業ができる環境をまずは整えている段階です。
そしてこの環境づくりに集中するため、2024年末で25年間務めたサイボウズを退職し、能登半島の復興に関わることを生活の中心にしてゆくこととしました。
※一部の仕事は今後も委託で受ける予定ですのでサイボウズの名前で仕事をすることはあります
リターンについて
そもそも奥能登と都会のビジネスパーソンをつなぐコミュニティを作ることが目的ですので、リターンは名産品や記念品ではなく、コミュニティに関することや奥能登での体験そのものが中心になります
能登の名産なども検討はしたものの、ふるさと納税などと被ってしまうため、代わりに都会ではできないアクティビティのほうがいいのではないかと思いました
1. サロン参加券
月に一度、最低一年以上にわたってプロジェクトの進捗報告と田舎暮らしや山、古民家の購入、オフグリッド、奥能登の地域課題などについての勉強会をオンラインで開催します。毎年30回以上20年近くにわたって講演活動をしてきたり、DIYや山仕事、災害支援のチャレンジで培った野水の知見(というかほぼ体を張った体験なんですが)を中心に、各分野の多彩なゲストもお招きする予定です
2. 1 on 1 ミーティング券
私と1 on 1 できる権利です。得をするのは私だけ?という気もしますが、キャリアや働き方に関する講演は100回を軽く超えますし、能登のこと知りたいとか、移住迷ってますとかそれなりに壁打ちの相手はできるのではないかと思ってます。ちなみに講演ではマシンガントークですが、普段は人見知りの引きこもり志向なのでお手柔らかにお願いします。基本はオンラインです
2. 宿泊券
1泊1名様と1週間通しのワーケーションに最適なプランをご用意します。2025年末迄は今回応募いただいた方のみの宿泊を優先したいと思います。同じ思いのビジネスパーソンが集まることで、話も弾みますし、人見知りの方も気軽に来やすくなると思ってます
能登への視察、移住の下見、山仕事体験やボランティア、観光、人生の骨休めなど海の見えるロケーションでお楽しみください
※2025年4月までに住宅宿泊事業法(民泊新法)における民泊施設の届け出予定
4. 山の一部使用権(一年間)
ソロキャンブーム、山を買うブームなので、興味はあるけどまだ怖いという方、一年間300坪の針葉樹林を好きに使える使用権です。時間のあるときはワークショップで簡単な講習も行いますが実地研修ですので山仕事をお手伝いいただくのとバーターです
5. 今は多忙だけどそのうち行きたいので応援しますという方への応援券
返礼なしで大変恐縮ですが、頑張っているみたいだからお金で応援したいと思っていただける方への応援金のみのコースも準備します(サロンの参加券はおつけします)
被災以来何件か個人的にお申し出もいただきまして本当にありがとうございます。おかげで今回のチャレンジができるかもと思えることができました
スケジュール
2024年
8月 宿予定物件の登記移転完了
10月 残置物件の取り壊し、駐車場用地の整備
11月 電気、水道の開通、配管工事
12月中旬 クラウドファンディング開始
2025年
1月 リノベ業者の契約、山の修復と作業土場の整備を開始
1月31日 クラウドファンディング終了
3月 リターン開始(オンラインサロン勉強会開始)
4月 民泊施設の届け出完了
5月 コミュニティ宿運用開始
2026年
1月 宿の正式オープン
応援のコメント
「スナックひきだし」紫乃ママ
木下紫乃様
野水さんと初めて出会ったのは、Youtubeの中高年向け番組「40チャンネル 人生の後半戦を楽しく」
https://www.youtube.com/channel/UCYTmlYpboNrncACC5JJo1yw
の対談でした。
当時はサイボウズのフェローということでお会いしましたが、第一印象は、なんとも自由で、ちょっとシャイで、でも戦略的で熱い思いのある会社員っぽくない人でした。
「都会で頭ばかりデカくなる生き方はこれからの時代にヤバい」みたいなことおっしゃられて、能登に山を買って林業を始めていると聞いたときももはや驚きませんでした。
山の近くに古民家を入手し、DIYでコツコツとリノベーションをしている様子もワクワクしながら眺めていました。
そんな中2024年1月1日におきた震災。
震災後すぐにメッセージを送りましたが当然繋がらず。「野水さん、死んじゃったんじゃないか」と心底心配しました。
ご自身は無事でしたが家は全壊。でもすぐに支援活動に動きだし、サイボウズのkintoneを活かして高齢者安否確認の仕組みをつくったり、ほくりくみらい基金の理事として緊急災害支援基金の呼びかけと助成をやったりタダでは起きない人です。
野水さんのツテで震災後の能登には2月、4月と2回お邪魔しましたが現地のキーマンの方をつなげてくださり実情を教えていただきました。
その時に「みんなに来てもらいたいけど泊まるところがない」という話を聞いていてからの今回のクラウドファンディングの立ち上げ、絶対成功させていただきたいです。
能登は本当に美しいところです。自然や里山がしっかり残っていて、そして人も優しい大好きな場所です。復興にはもう少し時間がかかりそうですがこのゲストハウスをベースに「関わり」を持つ人が一人でも増えたらいいなあと心から思っています。
私は東京でスナックママをやっています。このゲストハウスに奥能登スナックをやりにいきますので、皆様一緒にいきましょうね!
サイボウズ株式会社マーケティング本部ブランディング部 地域クラウド プロデューサー
永岡 恵美子 様
前列左右から4番目が永岡様 地域クラウド交流会のオーガナイザーのみなさんと
震災で傷ついた能登の地に、古民家を再生してゲストハウスを作り、新たな交流の場を創り出すこのプロジェクト。
ご自身も被災されながら、地域の未来を想い、この挑戦を進めておられることに勇気をもらい、その決意と行動力を心から尊敬しています!
このゲストハウスが完成すれば、東京をはじめとする都会の人々が能登を訪れ、地域の魅力や震災を乗り越えようとする人々の力強さに触れることができる素晴らしい場となることでしょう。
普段の生活では感じられない自然の豊かさや厳しさ、温かい人の繋がりに気づき、訪れる人々が新たな学びや感動を得られるはずです。
また、地域の方々にとっても、外部からの訪問者との交流は、新しい気づきや希望のひかりを感じる機会ともなるでしょう。
震災という厳しい現実を経験された野水さんだからこそ、このプロジェクトには特別な説得力と力強さがあります。そして、多くの人々がその想いに共感し、支援の輪が広がると信じています。
このゲストハウスが、震災復興の一助となるだけでなく、地域と都市を繋げる架け橋として新たな価値を生み出す場になることを心から願っています。微力ながら応援しています!プロジェクトの成功と、能登の新しい未来が切り開かれる日を心待ちにしています。みんなで応援しましょう!
株式会社セールスフォース・ジャパン Tableau事業統括本部 執行役員
藤田 聡 様
2つの大きな災害から、着実に復興に向かう能登での、交流拠点プロジェクト。
ゲストハウスというとゲストハウスではあるのですが、 目的がある人も、そうでなくただ何かを求めてくる人も、被災地を見て居ても立ってもいられず訪れる人も、 都会から来る様々な人が里山に集まり、歴史と自然、そして壊されたものの中で何か足りないものを見つけ、満たす、そして能登の復興に繋げていく、 被災地の復興のみならず、都会人の心の復興にも繋がるプロジェクトなんだと感じました。
野水さんご自身、25年もの間、東京で、新進気鋭のIT企業で働かれた人物です。
辞められる際は創業者を省いて最も古参の社員だったといいます。 その野水さんだからこそ、2拠点生活をしていた能登の素晴らしさ、課題を、東京という外から、能登という中から、この両極端な視点で深く理解されていると感じます。
そして、都会の人にとって、能登に関わることが、何かを満たすこと、それが能登の創造的な復興に必ず寄与するようきっと導けること、 当事者だからこそ持ちうる、この想いこそが、これが野水さんのユニークな価値なのだと思います。
これは元に戻すという復興でなく、まさに創造的復興を内なるパッションから実行しようとしているのだと感じます。
そんな野水さんも、自ら被災者、それに退職したばかりということで、このチャレンジは大変な決断、大きな不安があるものと容易に想像できます。
そんなチャレンジを尊敬し、地方と都会の相互作用の中で生き、暮らしている同じ現代人として応援し、想いに集まる人が増えればどんなに素晴らしいことかと思います。
実は私の新入社員の時の上司でして、人生何周もしているような、誰よりも頼れるのですが、それでいて大きく見せたりしない、等身大の人です。
そんな野水さんが導いてくれると心から信じています。
何かしら共感するところがある人は、このプロジェクトを、一歩踏み出すきっかけにしてもらえると嬉しく思います!
最後に
能登は皆様の支援で必ず立ち直ります。
私も被災地の支援を通して私自身の次の人生を決めることができました。次のキャリアを模索する同じ思いを持っている都会のビジネスパーソンの皆様とともに、ぜひ一緒に将来の地方の姿と自分の人生を作っていけたら嬉しいなと思います。
なにとぞご支援のほどお願いします。
最新の活動報告
もっと見る工事着工のお知らせ
2025/02/20 12:39こちらの活動報告は支援者限定の公開です。今日でクラファン終了です。本当にたくさんの応援をありがとうございます
2025/01/31 04:53本日1月31日をもちましてクラファンが終了となります。13時30分現在で247人もの皆様方に応援いただきました。そんな人数になるとは思ってもいなかったので、とても嬉しいです。本当に感謝しております。追加でもっととかは思っておりませんが、もしお気に入りしたけど応援忘れたという方がいらっしゃいましたらぜひお願いします。奥能登は今日は雪景色です。雪があると雪かきも面倒ですし、停電などのリスクも増えるので怖いですが、雪がない奥能登と言うのも寂しいです。100年に一度の地震や豪雨はもう来てほしくないですが、時には厳しい季節の移り変わりを感じながら暮らすからこそ、美しい景観をなお一層美しく感じることができるのかなと思います。都会には都会の良さ、田舎には田舎の良さがありますが、お互いがそれぞれを楽しめる場所づくりができると良いなあと思っています。応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。ぜひ能登へ来ていただき、移り変わる海と里山を楽しんでいただきたいと思います。 もっと見るあと5日間でクラファン終了!改修工事の段取りを進めることができてます
2025/01/26 04:10野水です。クラファンをはじめて1ヶ月が経過しました。もともと期間を短めに設定していたこともあり、あと5日で終了です。自分でも信じられないことに開始後数日で第1段階の目標金額300万に達することができました。ほんとうにみなさまのご支援に感謝しています。なので、年明けからは資金集めよりも約束の履行、つまりゴールデンウィークまでに泊まれる状態を作ることに集中しています。前々から業者に頼んでおいたら楽なんですが、そもそもクラファンでお金が集まるかがとても心配だったので最悪自分でのDIYも検討していました。しかし、予想外に早く達成の目処がついたこともあり、年明けには大急ぎで大工さん探しをはじめました。もちろん奥能登の大工さんはめちゃ忙しいです。修繕、解体、新築と50年分の仕事が一気に降ってきている感じで知り合いの建築士とかほぼ音信不通に近いような有り様です。大きな工務店にお願いしたらできそうなものですが、解体業者さんみたいに北は北海道から南は沖縄から下請けさんを集めてきて大変に高額になりますし、規格モノ中心ですので材料や工法にも制限がかかります。こちらで仕入れることもできません。ということで、石川富山のフリーの大工さん、大工さん集団をネットや電話帳、SNSなどから見つけ、片っ端から問い合わせるということを繰り返した結果、金沢の家業でやられている工務店さん(お父さんが大工さん)を見つけることができました。他にも1箇所能登の現場を持っていらっしゃるようですが、同時並行でなんとか5月までにできそうと言ってくれています。(とはいえ、まだ設計段階ですからどう転がるか不透明ですが)それからはこちらとしての要望をまとめ、先方が図面を書き、こっちから変更点を伝え、図面を直してもらっての繰り返しです。予算に限りはあるし、私自身のイメージもはっきりしているとは言い難いので、図面を指摘しようとしても、どうしてほしいか言うまえに私が悩む感じで、時間との戦いです。個人の大工さんは工務店と違って全工程を一人ですることはまずありませんので、今回は電気工事と設備工事はDIY、もしくは他の職人さんへ分離で発注、また内装工事も下地以降はDIY中心でやることとして、大工さんには構造や吹き抜け、下地など得意なことに集中していただくことで話を進めています。最も心配な床の緩みの部分について、1階床を一度全部バラして大引から組み直してもらえるのはすごく心強いです。契約するまで気は抜けませんし、たぶん契約してからも気は抜けませんが、5月には全部完成とまでいかなくても、最低限客室と浴室、トイレは快適に過ごせるように頑張ってゆきます。クラファン残り5日間です。すでにご支援いただいた方には何度ものお願い本当に申し訳ないのですが、建築費高騰の折もう少しご支援をいただきたく、シェアなど拡散へのご協力をいただけましたら幸いです。よろしくお願いします。 もっと見る
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