『Hola!』まずはスペイン語で「こんにちは!」
これまで世界中27ヵ国を旅し、時にはインドやペルー、エクアドルで暮らし、そこで出会った場所や人々を日本の皆さんに繋げたくて、アメリカのセドナや南米ペルーでのツアーを実施したり、世界を旅して出会った美味しいものにインスピレーションを受けた料理を作って提供しながら、日本から世界の魅力を伝えてきた宮崎県出身の前原未季と、エクアドルで5代続くシャーマン家系の主人・ジョバンニと申します。
まずは、私未季の自己紹介をさせてください。
宮崎生まれ宮崎育ちで、現在、宮崎県の日南市の古民家にエクアドル人の主人のジョバンニと暮らしています。
私の高校生の頃の夢は、国連職員でした。世界平和や貧困の格差に関して、幼い頃から関心がありました。
大学生になり、「フェアトレード」という言葉を知り、日本中の学生たちで作るフェアトレードの学生団体FTSNに入り、当時はまだ、あまり知られていなかった「フェアトレード」という概念を広く一般の方に知ってもらう活動や、この世界の不均衡の仕組みが、なぜ起こっているのかを深掘りしてきました。
そもそも、「トレード-貿易-」は、フェアに行われてこそ、取引があるものだと思います。
しかし、あえて、それを「フェアトレード」と呼んで、他と区別しなければいけないような世界の事情を知っていくと、世界に絶望しそうになったこともありました。
そして、自分自身が、世界各国を直接見聞きし、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南米を旅すると見えてくる本当に現地に必要なことは何なのか、そして自分自身に何ができるのかを模索してきました。
山岳民族の方は、タイ人と違って、タイ語の読み書きなどができないなど、より危険な仕事をするしかなく、麻薬の売人や、エイズなどの蔓延で、親を失ったりと一緒に暮らせる状況にない子供達の暮らす孤児院で、1ヶ月ボランティアしました。
今回、私が人生で初めて挑戦しているクラウドファンディングも、「実行したいプロジェクトがある人」と「それを支援したい人」とを、フェアにつなげて、広く応援してもらうことで、プロジェクトのことをより、多くの方に知ってもらうチャンスがある仕組みです。
これは、今まで大きな組織や銀行を通して、企画書や事業計画書を通して、ようやく予算を確保し、実行する従来のプロジェクトとは全くやり方も違いますし、支援の仕方もより直接的です。
自分一人で、できることには限界があります。でも、同時に希望もあります。それは、さまざまな世界各国のプロジェクトに参加し、自分自身もその背景を知れば知るほど、痛感してきました。
過去から現在まで繋がる先住民搾取や、行き届かない教育や、世界的な構造による貧困等先住民が直面する残酷な現実を見てきており、それを少しでも解決していきたいと思っています。
そこで、今回のプロジェクトで、エクアドルの先住民がつくる、日本にないような魅力的な農産物をフェアトレードで輸入や加工を行い、適切な対価を還元することで、先住民の方々とより繋がった「生産者」と「消費者」のフェアで、信頼に基づいた顔の見える関係を作りたいと思っています。
今度は、エクアドル人の主人の紹介をさせてください。本名は、ヤンチャリキン・バサンテス・ジョバンニといいます。妻の故郷、日本に来て暮らし始めて、まだ1年4ヶ月です。
エクアドルは、インカ帝国が滅ぼされた後に、過去スペインの植民地支配を受けていた歴史があり、当時入植した人たちの系譜を汲む白人層と、私のような紀元前からエクアドルの地で生活を営んできた先住民層が生活しています。
植民地支配による歴史的な背景もあり、独立したとはいえ、農村に住む多くの先住民層はいまだに、良い学習機会が得られなかったり、良い仕事に就けないなどと差別的な扱いを受けています。
また、先住民が住む地域は、鉱石等の天然資源が豊富であることが多く、大資本を持つ白人層による、むやみやたらな開発のターゲットとなり、その土地の自然や先住民が営んできた大切な文化を含めて破壊されてきました。
実は、地球の中心部からの距離はあのエベレストよりも高いとされる標高6200mのチンボラソ山を目にできる、標高3600mのところにあるサリナス村が私の実家です。
この地域に住む農村の多くの子どもたち同様、小さいころから既に働き手として、私も家族の仕事を早朝、学校に行く前に手伝って働いていました。
8才の頃まで家に電気が通っていなかったけれど、満天の星空や、森にやってくる美しい鳥を見るのが大好きでした。私は、代々アンデスの自然の叡智を受け継ぎ、薬草などを使って人々を癒す家系の5代目になります。インカには、文字がなかったのですが、代々大切なことは、年配者から、次の世代へと経験と口伝えで受け継いできました。
大人になるまで携帯電話を持ったこともありませんでしたし、大都会にも住んだことがなかったのですが、19歳の時、スペインに留学に行きました。
当時の私にとっては、同じスペイン語圏といえども、ヨーロッパの人々の暮らしは、今までの私の素朴な村での暮らしとは全然違ったので、たくさんの驚きの連続でした。
スペインのセビージャ大学で有機農業のコースを学んだ時、「パーマカルチャー」という概念に出会いました。それは、自然に学び、自然を模倣し、人間が持続可能に循環していく生態系の仕組みをデザインすることを指します。
今まで、自分が先祖から受け継いできたアンデスの叡智、これからの時代にあったパーマカルチャーの手法を使って持続可能性のモデルを作りたいと思い、27歳の時に、スペインからエクアドルへ帰国し、故郷の標高3600mの村で『samiyaku organic farm』という有機農場と、エコロジカルな家と宿づくりを開始しました。
インカ時代から今なお使われている先住民のケチュア語で、『sami』とは、『愛や調和』を意味します。『yaku』は、『水』を意味します。
エクアドルは多様な美しい自然に囲まれ、鉱物資源なども豊富で、それは先住民が多く住むエリアにあるので、先進国の暮らしを支える資源の採掘、開発によって貴重な自然や文化が破壊される現状がとても悲しく、それらを守って次世代に繋げていきたいと思っていました。
そんな矢先、日本から来た妻・未季と出会いました。
2019年の春、私未季は、エクアドルのアンデス山脈の麓のサリナス村でジョバンニと出会いました。
今は亡き大切な友人、故藤岡亜美に連れられて、エクアドルへの出張へ同行したためでした。
彼女の会社slowwatercafeは、エクアドルのサリナス村にあるチョコレート工場からチョコレートを輸入していて、バレンタインの時期に、大阪の百貨店での催事での販売を私は、3年ほど任されていたのでした。
実は、12年前にペルーにボランティアで1年半住んでいた経験があったので、スペイン語がある程度わかったことと、販売をする上でも、どこのどんな人々が作ったものなのかを知った上で、売り場に立ちたいと思っていたので、エクアドルへの出張について行きました。
村の広場にある『パーマカルチャー』の看板を友人と見て、こんな小さな村で、パーマカルチャーをやってるところがあるなんて!と思ってワクワクしながら、ジョバンニの営む『samiyaku organic farm』を訪れました。
出会って早々、彼が案内する植物に対する知識に圧倒されたのを覚えています。このハーブは、どんな効能があって、どんな症状に良いのかを、ハーブの香りを嗅ぎながら、案内してくれました。
持続可能な暮らしを世界中で探してきた私にとって、彼の考えや、生き方に共感することが多く、すぐに意気投合しました。
出会いとは不思議なもので、国際超遠距離恋愛をすることになり、帰国後はコロナで、2年半会えない日々もありましたが、無事に結婚し、昨年から宮崎の日南市の古民家に移住し、自分たちで開拓し、エクアドル伝統的なアンデスの農法とパーマカルチャーの融合を実践しながらエクアドルの魅力を伝える活動も行っています。
ようやく宮崎での生活も落ち着きつつある中で、遠く離れたエクアドルと日本を繋げていくこと、ジョバンニ自身が、日本にいる意義にも繋がっていくと感じています。
これから再びエクアドルを訪問し、文化・自然等の現地の魅力を伝えたり、まだまだ知られていない魅力的な農産物を仕入れてフェアトレードで取引することにより、先住民のよりよい暮らしづくりを支えていきたいと思っています!
エクアドルは、美味しい食材、太古の昔から続く自然や文化がたくさん。
カカオとそこからつくられるフローラルなフレーバーのチョコレート。うっとりするような芳香を持つバニラビーンズ、 わずかな木片を置くだけでも濃厚な香りが空間に広がり、 癒しを与えてくれるパロサント。
その中でも、私たちが一番推したいのが、ジョバンニの家族が代々つくる、色とりどりの花や薬草を使ったハーブティー。
↑ジョバンニの両親と、6代目に当たる甥
↑ジョバンニのお父さんのビクトルさんは、サリナス村にある薬用植物の本を出版しています。
試飲してもらった人々には、「乾燥してるのに生のような花の色と香りがする!」と驚かれます。
今回は、こうした農産物のフェアトレードで先住民を支援するだけでなく、守りたい自然や文化もたくさんあります。
農産物を育むのは、眼下に一面に広がるアマゾンの森。
アマゾンをかき分けかき分け行き続けると、地球から宇宙に一番近いチンボラソ山。実は地球の中心から頂上まで測定すると、エベレストよりも高い山なんです!
〇資金使途内訳
・農産物輸入・加工経費:520,000円
・エクアドル⇔日本往復費用:580,000円
・CAMPFIRE手数料:200,000円
〇スケジュール
目的の達成のため、なるべく早く動きたいと思っており、早速12月24日からエクアドルへ向かいます!
YouTubeやインスタグラム等SNSで現地の農園等の紹介を行いながら、魅力的な農産物の調達を行い、未季は1月頃帰国、ジョバンニは3月頃までエクアドルに滞在した後帰国し、リターン提供を行っていきます。
SNSでの現地からの情報発信を見ていただきたいと思っていますので、ぜひプロフィール欄記載のインスタアカウントをフォローいただきますよう宜しくお願い致します!
今回のプロジェクトに合わせて、エクアドルの魅力的な食材や文化を楽しめるリターンをたくさんご用意しました!
※以下では、おすすめリターンを抜粋してご紹介します!
他のリターンも多数ご用意しておりますので、リターン欄をご覧ください。
〇旅するハーブティー&撮りたて!ハーブティー動画セット(5,000円)
アンデス山脈で採れた花や薬草でつくるジョバンニ一族に代々伝わる伝統的なハーブティー。
手摘みで、機械を使わずに、昔ながらのやり方で薪を使ったストーブの遠赤外線でゆっくり乾燥するので、花や薬草にお湯を注いだとき、フレッシュハーブを入れたかと錯覚するほどに、生き生きとした状態に戻るのが特徴的です!
鮮やかな色や香り、ティーポットを眺めるだけでも癒し効果があります。
代々、アンデスの高地で育ったハーブティーでエクアドルの人々を癒してきたように、今度は旅するアンデスハーブティーを通して、日本の人々にお届けして、エクアドルと日本の架け橋になってほしいという思いも込めてつくっています。
エクアドル現地で撮影したばかりのハーブティーの育つアンデスの風景や、飲み方が分かる限定動画セットでお届け!
〇グルテンフリーセット!エクアドルバニラビーンズクッキーとハーブティー (9,000円)
エクアドル先住民のキチュア族によってつくられる幸せの香りがいっぱい詰まった貴重なバニラと国産の米粉を使用した「グルテンフリー」のバニラクッキー。
オーガニック菓子専門「AYNI」のアンドレアがつくります。
鮮やかなアンデスハーブティーをお供に。
〇エクアドルと宮崎を繋ぐ!特製ガトーショコラとハーブティーセット (10,000円)
高品質でフローラルな香りをもつエクアドルのカカオと伝統的なオーガニックシュガー。それに宮崎の濃厚な高千穂バターとコク深い平飼い卵を加えてつくる特製ガトーショコラ。
元オーストラリアのパティシエで、日南市に移住・開業したクラフトチョコレートショップのtiny kitchen MIYAZAKI特製。
鮮やかなアンデスハーブティーをお供に。
〇宮崎で楽しむ!南米リトリート体験!(20,000円)
日本ではまだなじみがないものの、環境に優しく持続可能な農法「パーマカルチャー」を宮崎で実践するジョバンニがつくる薬草を使ったリラックス体験のほか、農園で採れる野菜や果物を、調理師としても世界中の料理をお届けしてきた未季が南米を味わえる料理を提供。
そして、シャーマンでもあるジョバンニが、コンドルの羽を使った先住民の祈りの儀式も特別に行います。
エクアドルの農業を見て、味わい、文化に触れる。本当は移動だけでほぼ1日かかる日本からエクアドルへの旅。それを日本は宮崎で味わい、旅するリトリート体験を行います。
〇夏至のカカオセレモニー&宮崎県産カカオ収穫体験(35,000円)
暑い夏の到来の前に、無病息災をエクアドルのシャーマン・ジョバンニが、数百のキャンドルで照らされる宮崎カカオの森の中、花でつくられた祭壇にて祈りを捧げます。
そして古来より大切にされてきた、栄養豊富なカカオを濃厚に凝縮した飲み物「ショコラトル」を皆で味わいます。
音藥家Ranaさんの自然に澄み渡る歌声とクリスタルボウルの音色とともに。
また、宮崎県産カカオの収穫を皆で行い、チョコレートではなく、フレッシュなフルーツとしてカカオを味わう体験も行います!
今回のプロジェクト実施にあたり、皆様から応援メッセージをいただきましたので、以下のとおりご紹介します。たくさんの応援いただきありがとうございます。
プロジェクト実施にあたり、大変励みになります!
今回のプロジェクトをきっかけに、まだ知られていない先住民が紡いできた貴重な伝統文化を含めて農産物が出来上がったストーリーまでを皆さまに知ってもらえる機会にしたいと思っています。
世界は、思ったより小さく身近になってきていますし、それを可能にするツールがあるので、現地での様子をインスタグラムやYouTube、こちらのプロジェクトページの活動報告等にて逐一お届けしていこうと思っています。
皆さま応援のほどよろしくお願いいたします。
ジョバンニ&未季
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