まだいまでも覚えてること。
小学生の頃の三枝浩子、とても太っていた。生まれつき太り体型のわたし、可愛いブティックのお洋服もきれなかった。
私の母が毎日、私の洋服を作ってくれていた。
チビデブ
のあだ名をつけられてた。太っているだけで虐めが酷くて、先生からもいじめられてた。
朝に学校にいけば私の机の上には菊の花お葬式ごっこ、給食には砂をいれられ、それを我慢して食べた、図工で金賞をとった絵が破られた。
こんな毎日だった。父と母はとても悩んだと思う。ある日、両親はわたしに、学校にいかなくていい、家で好きなことをしてあなさいと言った。
その時に使っていたのがスヌーピーの色鉛筆で、父からのプレゼントだった。毎日何枚も絵を描き過ごしていた。
小学校の思い出はなにもない。
ひとりも友達はいなかった。みんな太ってるからって私から逃げてた。
感謝してる。
ありがとうって言える。
だから芸術家になれたから。
今度は私からの恩返しなんだ。
三枝浩子





