1月11日(土)から14日(火)まで、山﨑樹一郎監督が、AIR前のロケハンのため横手入りされています。滞在予定の横手市山内三又地区を訪れる前に、横手市域(旧横手市・平鹿郡域)のあらましを見ておきたいということで、秋田空港に到着早々、出羽グリーンロード経由で横手盆地西側の山間部をご案内しました。数週間ぶりの晴れ間がのぞくなか、グリーンロードをドライブがてら車窓から民家の造りや集落の様子、屋根の雪の嵩などを熱心に観察。横手盆地西側の山間部でも雄和→西仙北→南外→大森→雄物川と、集住のあり方や屋根の雪など変化が見られました。横手市域(大森地域)に入ります。律令国家期に出羽国の先端部に設定された延喜式内社の3社(保呂羽山波宇支別神社、御嶽山塩湯彦神社、神宮寺嶽副川神社)、保呂羽山の神域に当たるこの地域は不思議なエリアが形成されていること。鉢位山や将軍山の伝承に始まり、保呂羽山と御嶽山を結ぶ東西ラインと保呂羽山波宇支別神社神楽殿と釣瓶山・金峰山を結ぶ東西ラインが直交すること、唐松神社や物部氏との関連性?、末野のショウキサマに代表される人形道祖神信仰、鉄道横荘線についてなど・・・そして、コンビニなど存在しないグリーンロード沿線で途中立ち寄った商店にてネイティブ秋田弁の洗礼を受ける山﨑監督。異世界の言語に雰囲気と度胸で対応!?(山﨑監督は学生時代に文化人類学を学ばれている。作品の根底に文化人類学や民俗学の素養や視座を感じることができます)横手盆地相関図(横手市域)降雪前の保呂羽山波宇支別神社神楽殿ロケハンは、横手盆地東側から山内地域、そして滞在する三又地区へと。毎年、成人の日に催される山内・南郷の百万遍念仏講の取材や三又マタギ、三又神楽関係の聞き取り。そして、AIR実施に併せて山内地区で予定する「マル秘企画」の密談と。盛りだくさんのロケハンとなりそうです。メイン画像は、大森地区の末野集落の入り口で集落を守る「末野のショウキサマ」




