更新情報(2/22)
・ 支援者800名突破。すでに多くのご支援、ありがとうございます。最終ゴールにむけ、残り1週間!
できる限り、多くの方に本プロジェクトを届けていただけますよう、拡散のご協力、お願い致します。
第1ゴール達成の御礼 及び 最終ゴールに向けて
開始から約1ヶ月で、600名以上の方から1,000万円のご支援を頂戴し、第1ゴールを達成することができました。改めて、深く御礼申し上げます。引き続き、最終ゴールとして想定している「集落のエネルギー地産地消に向けた設備導入」として元々想定していた5,000万円を目指してまいります。どうぞ、ご支援のほど、宜しくお願い致します。また、以下の方々からは応援メッセージを頂戴することができましたのでプロジェクト内に掲載しております。ぜひともご覧ください。
・株式会社NAIA 代表取締役社長 清水雅楽乃 様
・松田牧場株式会社 代表取締役社長 松田徹郎 様
・ラッシュジャパン合同会社 バイイングチーム マネージャー 黒澤千絵実 様
・RainbowForest金澤 代表理事 飯島さおり 様
・一般財団法人サーキュラーコットンファクトリー 代表理事/株式会社アバンティ創業者 渡邊智恵子様
はじめに 〜株式会社ノトハハソ 大野長一郎からのお願い〜
「何度もお願いをして申し訳ない。でも、絶対に、この地での炭やきをあきらめたくない。」
樹木を育て、産業を存続させ、集落を守る。
炭やきビレッジ構想を掲げて取り組んできましたが、令和6年能登半島地震で、これまで珠洲で積み上げてきた炭やきの生業が、危機的な状況になっています。
重なる地震のなか、窯を修繕して耐え忍んでいましたが、令和6年1月の地震で全壊に陥りました。植林地が増え、掲げる未来に近づいてきたところでの被災となり、大きなショックでした。
ただ、私たちは、諦めません。諦めたくありません。
この地だからこそ、炭やきだからこそ、社会に還元できることがある。被災から大きく立ち上がるためには、能登にも、炭やきにも、再建を超えた未来が必要です。
地震を乗り越える新窯を開発し、地域エネルギーを自給自足できる炭やき工場への再建に挑戦します!
先日取材をいただいた石川テレビ「能登人を訪ねて」の中で、この想いについてお話することができました。よろしければ動画の情報も、ご覧ください。
ご挨拶
株式会社ノトハハソ代表の大野長一郎です。
能登半島の先端にある石川県珠洲市に生まれ、1999年に家業である炭やきを始めました。2003年に父の他界をきっかけに旧大野製炭工場の代表に就任し、2021年9月に法人化して株式会社ノトハハソの代表に就任しています。
茶道用木炭の産地化・ブランド化に向けてクヌギの植林を進め、炭やきを生業とする人を増やすことで集落存続を目指す「炭やきビレッジ」の実現に向けて取り組んでいます。
【ノトハハソの茶道用木炭】
【大野の紹介動画】
「奥能登に生きる#1」「奥能登に生きる#2」よんなな
SATOYAMA REGENERATION 能登の炭焼き職人|LUSH ラッシュ
【大野の紹介記事】
【今回の挑戦についての紹介】
女優の木村文乃さんにも公式Youtube「木村文乃official」でご紹介いただきました!
珠洲市の被災の状況
地令和6年能登半島地震直後の状況(関係者撮影)
地震前後の比較(石川県ホームページ)
弊社工場のある石川県珠洲市は3年連続で大きな地震の被害を受けています。珠洲市には地震前で約6千世帯、約1万2千人が生活していました。2022年6月の地震を発端とし、2023年5月の地震では、市内の住宅家屋の半数以上が被害を受けました。さらに、翌年の2024年1月の地震によって二重被災となったことで、全6千世帯のうち4割ほどの住宅が全壊しました。
珠洲市大谷地区の豪雨被害(石川県ホームページ)
不運なことに災害は重なり、2024年9月には奥能登豪雨が発生し、河川の氾濫や土砂崩れが多発し、家々を押し流し、市内には流木を含む土砂が流れ込みました。
弊社の被災状況とあゆみ
令和6年1月能登半島地震の被害を受けた炭やき窯
この写真は、令和6年能登半島地震後の炭やき窯の写真ですが、実は、弊社の地震での被害は今回が初めてではありませんでした。
令和5年5月の地震後の修繕の様子(ボランティアの方々の力を借りて)
全国的に大きなニュースとなった令和6年元日の能登半島地震の被害はもちろんですが、実際は3年連続での被害を被っています。令和4年6月の地震被害からはクラウドファンディングの力を借りて修繕をしたのも束の間、令和5年5月の大規模な地震では稼働中だった炭やき窯が再度大きく破損し、炭の生産ができなくなりました。負けてなるものかと再起し、ボランティアの方々の力をお借りしながら二度目に破損した窯の修繕が終わり、これから事業の再建が始まるところで、令和6年の地震で、3度目の被害を受けてしまいました。
令和6年1月 被災直後の炭やき窯
工場内のあちこちに地割れが発生
植林地へのアクセス路で地割れが発生
令和6年1月の地震が発生した時、炭やき窯には火が入っていました。火事を防ぐために、天井が落ちて火を吹く窯に金属のトタン板をかぶせて必死に鎮火させました。修繕したすべての窯が再び破損して使えなくなりました。工場の基礎と建物にも大きな被害が発生しました。基礎部分には地割れが発生し、地質調査により安全性に問題があるという指摘を受けました。建物の半分は半壊、残りの部分も準半壊の判定を受けています。
植林地内でがけ崩れが発生
その後の豪雨で工場付近でもがけ崩れが発生したため、工場移転を考えざる得ない状況となりました。工場付近だけでなく、植林地内の数カ所でもがけ崩れが発生し、植林地にも大きな影響がありました。
令和6年1月 被災直後の避難所の様子と雑用水を確保するために使っていた火鉢・炭
大きな被害の中ですが、一つ、大切な気づきがありました。インフラが被害を受けたことでライフラインが途絶え、日常生活をすごすことが困難になった中、私たちの工場がある集落では炭を使って暖を取ることができました。火鉢を使い、鍋に雪を入れて溶かし、煮沸しながら雑用水を確保することができましたが、生活のなかでは、飲料水の確保ができないことが最も困難で最も大変なことでした。私たちの集落では、電気を使って井戸水を汲み上げ浄水し、飲料水として利用していましたが、水源はあっても停電により飲み水が確保できない状況に陥ってしまったのです。
この経験では、燃料としての炭の価値を改めて感じることはできましたが、インフラの復旧には多く時間を要すことになることを実感し、生活に必要なエネルギーを自ら確保していくことの大切さに気づかされました。明かりをつけられないと不安になったり、水を飲むのにも電力が必要で、生きていくうえでとても大切なエネルギーであることなど、日常の生活は電力の大きな恩恵を受けていることを痛感しました。再建のなかでこういった気づきを生かしていくことが、創造的復興の一つにもなりうると感じた経験でした。
私たちが実現したい未来
「何度もお願いをして申し訳ない。でも、絶対に、この地での炭やきをあきらめたくない。」
代表の大野のこの言葉が、私たちノトハハソ全員の気持ちでもあります。
私たちには、昔ながらの、この場所で先人達が続けてきた方法で、炭をやき続けたいという思いがありました。しかし、この場所で炭やきを続けるためには、私たち自身が変わらなければなりません。まずは、これまでの方法を発展させて、地震に強い炭やき窯を開発します。そして、被災時の教訓を活かし、弊社が中心となって生活に必要なエネルギーを地産地消できるようにし、仮に再び自然災害が発生したとしても自分達で生き抜いていけるコミュニティをつくりだしたいと考えています。炭やきを再開して事業を再建していくことはもちろんですが、この場所にコミュニティを残していきたい。
これは、私たちが長年「炭やきビレッジ」を目指して取り組んできた強い願いであり、必ず叶えたい未来です。
株式会社ノトハハソ代表の大野長一郎
これまで実現できていること
弊社では、2004年からクヌギの植林を続けており、現在は、約2.3ha 約7,000本のクヌギ林を所有しています。ここでの私たちの炭づくりが生物多様性に寄与することが認められ、2023年に弊社のクヌギ植林地が環境省の自然共生サイトに認定されました。また、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)として国際データベースにも登録されています。※弊社の植林地の登録情報は、認定サイト一覧(2023年前期)から、「中部」→「石川」を選択下さい。
株式会社ノトハハソが目指す「炭やきビレッジ」
また、炭やきはサステナブルな事業であるとともに、生物多様性の維持や地球環境温暖化の抑制に貢献できる貴重な産業です。質が良いことはもちろん、社会課題の解決に繋がる炭を安定的にお届けできる会社にしていきます。
これからの取組みについて
年々、弊社の茶道用木炭に対する需要は増加しており、新たなお客様からのお問合せが増えています。本当にありがとうございます。今後、需要にお応えできるように材料となるクヌギの植林ペースを上げて生産量を増やしていきます。
弊社は「炭やきビレッジ構想」を掲げ、地域のなかで必要な役割を果たせる炭やきを目指しています。今回のクラウドファンディングを通して、炭やきビレッジ構想を実現していけるような復興を達成し、再挑戦していきたいと考えています。三度目の正直といえるよう、これまでの修繕という方法を超えて、新しい再建を目指していきます。
まずは第一ゴールとして、この災害を乗り越え、土や石で出来た窯の課題であった、耐震性や技術の再現性の低さといった課題を解決できるような、生産性の高い新たな炭やき窯の開発に挑戦していきます。すでに、石川県内の特注の専用機械の開発を手掛ける企業と連携して設計図の作成を進めています。キャスターでの免震構造に加え、窯の天井を着脱可能にすることで作業環境の大幅改善も見込めます。被災し、全壊した炭やき窯を一刻も早く新たなかたちで再建させ、よりよく炭づくりを再開できるように取り組んでまいります。
新たな炭やき窯(案)
次に第二ゴールとして炭やき事業の再建と新工場移転に取り組みます。事業として炭やきを生業として取り組んでいくためには、3基の炭やき窯が必要なため、これを調達し、生産設備を回復させます。また、がけ崩れや地割れの影響を避けて近隣の異なる場所に工場を移転させ、生産体制を安定化させます。候補となる移転先にも目途をつけており、補助金の認可と必要資金の確保ができ次第、移転にむけて準備に取り組んでいくことになります。このステップでは、工場の移転に加え、工場単独での電気・水の自給ができるように整備をすすめられるようにしていき、エネルギーの地産地消にむけた土台を整えていきます。
検討中の新工場図面と移転候補地(案)
最後に、最終ゴールとして集落のエネルギー地産地消に向けた設備導入に取り組みます。石川県創造的復興プランの中にも、エネルギーを地産地消できる集落(=オフグリッド集落)のイメージが記載されており、炭やきを通してこのビジョンを実現していきたいと考えています。ただ、エネルギーを生成していくためには、炭やき窯や関連設備をさらに発展させていく必要があるため、バイオ炭化炉、電力容量を増やすための機能、地域住民が災害時に利用できる蓄電システムなどを試験導入し、挑戦を重ねていきます。
石川県創造的復興プランからの抜粋
これらの三つのステップを経て、生活に必要なエネルギーの地産地消を目指し、自然災害のなかでもコミュニティを支えることができる生業へと進化させていけるよう、取り組んでまいります。
支援金の使い道
再建を超えた未来である「エネルギーの地産地消を実現できる炭やき工場」として復興するためには、補助金を活用させていただいても、5000万円の自己資金が必要であり、現状の弊社の状態では実現が困難です。
<概算費用>
炭やき窯 3基 3300万円(1100万円×3)
整地・土木工事 1200万円
新工場建設 8500万円
発電機能 2500万円
諸経費 500万円
補助金 ▲ 11000万円
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自己資金 5000万円
そのため、プロジェクトのゴールとして5000万円を設定致します。
支援金については、第1ゴールの達成では新たな炭やき窯の調達、第2ゴールの達成では炭やき事業の再建と新工場移転、最終ゴールの達成ではエネルギーの地産地消を目指す設備導入として、それぞれ活用させていただきます。
【第1ゴール:1000万円】★達成★
地震に強い炭やき窯の開発
・既存工場で移設可能な新窯を開発
【第2ゴール:3000万円】=挑戦中=
新工場移転/炭やき事業の再建/工場での自家発電導入
・複数の炭やき窯を稼働させ、生産量と品質を安定化
・工場を移転し生産体制を再構築
・工場として電気・水を自給
【最終ゴール:5000万円】
集落のエネルギー地産地消に向けた設備導入
・バイオ炭化炉等の試験導入
・電力容量を増やすための発電機能試験導入
・地域住民が災害時に利用できる蓄電システムの試験導入
なお、再建に関わる関連業者からの見積額がクラウドファンディング開始後に増加してしまったため、支援金の使い道の表記及び目標ステップの記載内容を修正させていただきました。昨今の物価上昇や、震災復興に関わる地域内での資材高騰の影響を受け、炭やき窯の調達単価も高騰してしまっており、費用面での難易度が上がってきておりますが、なんとか乗り越えていきたいと考えています。
スケジュール
2024.12 クラウドファンディング開始 ※1号機の設計開始
2025.2 クラウドファンディング終了 ※1号機の設計確定
2025.4 1号機の発注
2025.6 1号機の納品/テスト焼き(ナラ)・改良調整
2025.9 2号機・3号機の発注
2025.11 2号機・3号機の納品/稼働準備
2025.12 1~3号機での茶道用炭(クヌギ)の生産開始
2026.1 新たな窯での商品の販売再開
2027~ 準備が整い次第、新工場に移転し生産拡大
2030までに オフグリッド化集落に向けた工場設備の検討
※返礼品は、選択いただいた商品の生産可能時期に応じて、5月以降、順次実施させていただきます。
リターンについて
令和6年能登半島地震で新たな炭の生産が停止している中、提供できる限りのリターンをご用意いたしました。以前の窯で大野が焼いた残りわずかとなった茶道用木炭をはじめ、当社のオリジナルグッズを準備しております。お気に召すものがございましたら幸いです。
なお、プロジェクト開始から多くのご支援を賜り、おかげさまで完売となってしまったリターンも複数ございます。在庫の限られる点、ご容赦ください。また、心ばかりではありますが、現在の状況で実現可能ないくつかのリターンを追加させていただきました。(1/18返礼品追加、2/7 在庫数更新)
なお、1万円以上の応援プランには、お礼や活動報告のほかに、「植樹証明書」の送付を予定しております。※3,000円の返礼品には含まれておりません。
皆様の応援を植樹というかたちで残し、証明書を送付するように致します。
リターン内容とはしておりませんが、クラウドファンディングでの目標達成の暁には新たな炭やき窯の見学に、ぜひノトハハソの工場までお越しください。
応援メッセージ!!
本プロジェクトを応援いただいている方から頂いたメッセージを掲載します。
一般財団法人サーキュラーコットンファクトリー 代表理事/株式会社アバンティ創業者 渡邊智恵子様
私は「サーキュラーコットンファクトリー」を通じて、エシカルやサーキュラーエコノミーの実現に向けた活動を続けています。資源を無駄にせず、持続可能な循環を生み出すことが私の使命です。その視点から、大野長一郎さんの取り組みに強く共感しました。
私は大野さんのクヌギ林に入り、その光あふれる景色に感動しました。彼は8000本のクヌギを植え、8年ごとに炭にしながら、残った株からの再生を待つ持続可能な炭焼きを続けています。12,000本の植林を目指し、日本一の炭焼き職人になろうとしています。その姿は、生物多様性を守りながら資源を循環させ、脱炭素にも貢献する素晴らしい取り組みです。
私はエシカルやサーキュラーエコノミーの理念から、大野さんの活動に深く共感しています。また、私が指導を受ける茶道の先生も彼の菊炭を愛用しており、その美しさとバランスの良さに改めて価値を感じました。炭の大切さが失われつつある今だからこそ、大野さんの挑戦を応援したい。彼が日本一の炭職人になるために、ぜひ皆さんのご支援をお願いいたします。
RainbowForest金澤 代表理事 飯島さおり 様窯から煙が上がると山が青くなる。以前、年長の炭やきさんから聞いた言葉です。
かつて日本全国の山々で行われていた炭やき。今は、山で窯跡を見かけても炭やきさんの姿を探すのが困難なほどに、日本の炭づくりに携わる人が減少している中で、能登のノトハハソさんは、私の中で希望の光です。
私自身、炭やきを富山でお手伝いしている時期がありましたが、その奥深さと魅力に取り憑かれると同時に、林業のなかでも特に大変な作業であると感じております。木と、火、水、空気これらと対峙しながら、一回いっかい勝負の窯の火入れ。大野さんの佇まいには、誤魔化しができない、それらとの対峙してきた姿勢が滲みでています。
昨年、ノトハハソさんが所在する珠洲は東山中地域において、集落の方々のご協力を頂きながら能登ヒバ(アテの木)の伐採〜アロマ(精油)製造までを一緒にさせて頂きました。雷が落ちて傷ついた木の命を頂きましたが、そのアロマ(精油)の薫りが、能登の山々の力強さを感じる素晴らしい精油と仕上がりました。そのアロマを、この度ノトハハソ様へ寄贈させて頂きました。能登の復興と同様に、ノトハハソさんも一からの再起です。
能登の豊かな復興を、里山の復興を願う全国の方々、どうぞノトハハソさんの応援を宜しくお願いいたします。
ラッシュジャパン合同会社 バイイングチーム マネージャー 黒澤千絵実 様
ラッシュジャパン合同会社 バイイングチーム 黒澤 千絵実です。
私たちラッシュは、フレッシュな自然原料にこだわった手作り化粧品を通じて、環境保護や人権、動物愛護への想いを発信し続けてきました。「地球をよりみずみずしく、豊かな状態で次世代に残す」という理念を掲げ、生産者や地域社会、地球環境全体の再生と発展に貢献すべく、公正な取引と持続可能な農業実践につながる原材料を追求しています。
大野さんの炭は、私たちの洗顔料「ブラックダイヤ」の原料として大切に使用してきました。この炭は、まさに私たちが目指すことを体現する誇りある原材料です。
能登震災により大きな被害を受けられたノトハハソさんですが、今回のプロジェクトを通じて、長年の夢である炭焼きビレッジ構想が実現されることを心より願っています。
私たちは、これまでのパートナーとして、これからも変わらぬ支援を続けてまいります。
皆様のお力添えは、能登の豊かな自然環境と伝統を未来へとつなぐ、かけがえのない一歩となります。温かいご支援を心よりお願い申し上げます。
松田牧場株式会社 代表取締役社長 松田徹郎 様
松田牧場㈱代表の松田徹郎です。
珠洲市で牧場を営んでおり、乳牛や黒毛和牛を飼育しております。私たちの牧場は2024年の能登半島地震で大きな被害を受け、復興に向けて進んでいますが、それだけでなく、珠洲市の未来を創り上げていくことを強く願っています。
大野さんは私の牧場の近所で事業をされており、私も彼のことをよく知っています。地域の課題に真摯に向き合い、地域のために尽力されている姿にはいつも感銘を受けています。
私たちが目指すのは、地域全体の活力を取り戻し、次世代に希望をつなぐことです。
今回の挑戦は「炭やきビレッジ構想」という新しいビジョンとともに、持続可能な地域社会の実現を目指しています。
このプロジェクトの成功は、地域のエネルギー自給を強化し、自然災害に負けない強靭なコミュニティづくりにつながると信じています。また、大野さんが炭やきにかける熱い想いと志は、珠洲の復興だけでなく、日本全国の地域再生にも希望を与えるものです。
大野さんと共に地域の未来を切り開き、より良い社会を築いていけることを心から願っています。
皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。(1/28掲載 活動報告)
アステナホールディングス株式会社常務執行役員
株式会社NAIA 代表取締役社長 清水雅楽乃 様
アステナホールディングス㈱常務執行役員の清水雅楽乃です。私たちアステナグループは、東京都中央区日本橋に本社を構える医薬品企業ですが、2021年6月に珠洲市に本社機能の一部を移転し、地域の社会課題を解決する新規事業に取り組み始めました。珠洲を拠点に事業に取り組む中で、能登の美しい景観や豊かな生態系が、地域に根差した職人技によって守られていることを知りました。その象徴が、大野さんの炭焼きです。
炭焼き職人である大野さんが、クヌギを植林し森に手を加えることで、森は健全に循環し、二酸化炭素吸収効果を高めるとともに、生態系が豊かに保たれています。能登の美しい森が維持されているのは、大野さんをはじめとする森に関わる人々の存在があってこそです。
また、大野さんの炭は粒子が非常に細かく、汚れを吸着する効果が高いということが分かりました。私たちはこの性質を活かし、大野さんの炭をスキンケア製品に応用して、能登の美しい景観と伝統技能を次世代へつなぐためのヘルスケアブランド「NAIA」を立ち上げました。「NAIA」では、大野さんの炭焼きをはじめ、地域の一次産業から生まれる素材を最大限に活用し、能登の価値を未来に引き継ぐことを目指しています。
今回のプロジェクトが大野さんの炭焼き技術の再建を後押しし、能登の未来を守る一助となれれば幸いです。
皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。(1/20 活動報告)
プロジェクトを紹介してくださっている方々について
本プロジェクトは、様々な方のご支援や、応援をいただいて取り組ませていただいています。これまで紹介いただいた方々について、掲載させていただきます。
■石川テレビ 「能登人を訪ねて」Youtube(2025/1/30) ■木村文乃さん Youtube(2024/12/30) ■北國新聞 朝刊掲載(2024/12/31)
■北陸中日新聞 朝刊掲載(2024/12/25)
最後に(代表の大野長一郎より)
私たちは、長年育んできた場所を離れるという苦渋の決断をしました。昔ながらの石と土の窯で職人の技を極め続けたかったのですが、時代の変化と環境の影響により、新しい道を模索する必要があると感じました。
そこで私たちは、 レジリエンス(回復力) を持って困難を乗り越え、持続可能な未来を目指して再スタートを切ります。ただ良いものを作るだけでなく、 エシカル(倫理的) な視点を大切にし、人と環境に配慮したものづくりを進めます。さらに、資源を無駄にしない サーキュラーエコノミー(循環型経済) の考え方を取り入れ、地域や社会に貢献できる企業を目指します。
この挑戦に、皆さまのお力添えをいただければ幸いです。どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る【クラウドファンディング終了とお礼】
2025/03/01 11:00昨日でクラウドファンディングが終了いたしました。皆様のお力添えのおかげで、13,811,380円ものご支援をいただくことができました。まずは目標であった1,000万円達成をすることができて本当にありがとうございます。こんなにもたくさんの方からのご支援をいただくことができたこと、感謝しております。67日間の挑戦のなかで、被災地への心配や励まし等のあたたかい応援メッセージやがんばれよ!という激励も含め、のべ909名からいただいた応援メッセージに力をもらっています。まずは、地震が起きても生産が続けられる『炭窯の開発』に進んでいくことができます!少しでも早く炭の生産へとつなげていくため、新窯の発注・開発を続けていきます。最終的に目指したい未来は、集落の存続です。それに向かった炭やきのあり方、集落の維持発展については、少し計画の練り直しが必要ではあるかと思いますが、引き続き一歩ずつ進んで参ります。まずはお礼のご挨拶となりますが、ご支援いただき本当にありがとうございました。株式会社ノトハハソ大野長一郎 もっと見る【残り1日!】新窯開発の進捗報告
2025/02/27 01:30《現在の支援金 1,343万円》《目標達成には 3,657万円》が必要です。クラウドファンデングの挑戦も、いよいよ明日までです。新窯の設計について、開発先となるヨシオ工業さんとのミーティングを重ねています。これまで出てきた設計図の中で、いくつかの懸念点を打ち合わせをしました。排煙口の形状や断熱性について、窯全体の耐久性(ラーニングコスト面)なども検討を繰り返しています。炭窯に向く適切な素材についても、様々ご意見いただきながら、設計図の決定にむけて動いています。クラウドファンディング終了時間の最後の最後まで、皆さまの応援、拡散よろしくお願いいたします! もっと見る【残り2日!】返礼品の梱包作業スタート
2025/02/26 02:15《現在の支援金 1,320万円》《目標達成には 3,680万円》が必要です。周りの知り合いや友人に、一人でも多くの方に取り組みを広めて、拡散していただけるとうれしいです。全壊した炭窯から救出した震災前に焼いた工場に残る唯一の炭を、今回返礼品に加えさせていただきました。炭製品を含めた返礼品は、ほぼ限定数に達してしまっており、限られた数しかご用意できず、大変申し訳ありません。クラウドファンディング終了後、新窯の発注開発に着手し、少しでも早く生産再開を目指して参ります。製造販売が再スタートした際には、ぜひ弊社の製品をお試しいただけたらうれしく思っています。少しずつではありますが、返礼品のお届けに向けて梱包作業に取りかかり始めました。80歳を越える私の母も、体調のよい時は作業を手伝ってくれます。発送時期は、返礼品により多少異なりますが、5月以降を予定しております。お手元に届きますまで、もう少々お待ちください。クラウドファンディング終了は、2月28日23:59までです。終了まで、たくさんの応援よろしくお願いいたします! もっと見る
わぁ、あなたのプロジェクトは本当に素晴らしいですね!正直に言うと、あなたのアイデアにとても興味を持ちましたし、それには大きな可能性があると感じています。もっとあなたのプロジェクトについて詳しく知りたいです!集めた資金はプロジェクトの重要なステップに使われる予定だと読みましたが、このプロジェクトが完全に実現された場合、どのような変化が人々の生活に訪れると思いますか?詳細をお話しできることを楽しみにしています!もしよろしければ、私のプロフィールに記載されているメールアドレスか、メッセージでご連絡いただけるとありがたいです。もしかしたら、追加のサポートとして金銭的な支援ができるかもしれません。
植樹はスケジュールが合えば、是非参加させていただきけたらと思います。案内を楽しみにしています。
こんにちは。実際に植樹や整地を手伝うこともできますか? どんな場所か是非行ってみたいです。