18年前オープン当時に店を訪れ、それからたくさんお友達も連れてき横浜から通ってきてくれている梶浦悟さんから、応援メッセージを頂きました!トムさんは下田市内に僕の親戚の地元工務店を使ってくれ新築で別荘まで建てていただきましたずーっと下田を愛してくれている川畑さん世代の大先輩です。まるでよくできたエッセイのような文章に、思わず引き込まれてしまいました。素敵なメッセージ、本当にありがとうございます!!常連客 横浜のTOMさん!梶浦悟さんからの応援メッセージです。土佐屋との出合い横浜から下田に遊びに来るようになった20年くらい前、ペリーロードに新しいお洒落なCafé Bar土佐屋がオープンしたという噂を聞いた。お洒落なお店というと、田舎のそれは浮いてしまうのが常。ある夜、下田で知り合った地元の仲間と飲んでいた時「二次会にその噂の店に行ってみよう」という事になり、皆で行ったのが初めてでした。夜の暗い平滑川(ひらなめがわ)に沿って歩くと、行く先に黒く浮かぶ古民家に明かりが灯っていた。店の前に通ずる柳橋を渡って土佐屋の重い引き戸を開ける。「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU - BOYS TOWN GANG 」が私たちを迎えた。中に身を置くと、そこには黒を基調とした奥深い空間があり、自分の心地よい感覚を刺激していた。土佐屋との初めての出合いは、デジャビュ(既視感)を体験した瞬間だった。オーナーはデザイナーでもあり、そのセンスは一から自分で創っていった店の其処此処に散りばめられている。しかも次に行く時には色々な場所が進化している。店全体が生きているという感じです。田舎町によくあるJAZZ喫茶風でもなく、かと言って古民家古民家しているわけでもない。長い歴史ある古民家の雰囲気の中に都会的なセンスがギュッと凝縮されている感じです。店に初めて入った時に受けたあの感覚は、その二つの時代の絶妙なコントラストが感じさせていたのかも知れない。土佐屋は地元のお客さんだけでなく、近県や海外からの旅人が訪れ、魅せられ、リピートするお客さんが多数集まってくる。私も知り合いを下田に案内する時、土佐屋を案内することがあります。後日下田の話をすると、必ず土佐屋の話が出てきます。その位下田の中でも印象が強いのです。先ほどの店の雰囲気は都会では中々出来るものではありません。開国の町、下田という時を超えた場所があり、土佐屋という170年の歴史的建物がある。そして、そこにDJ Ryomaが人の集う空間を創った。ここに集う人たちは、ずっと昔からここに縁を持ち集まっているのかもしれない。ある時は、偶然の出会いという言葉を使い。ある時は、癒しという言葉を使い。またある時は、まだ見ぬ何かを期待して集まってくる。そして、そこに集う人達の魂は、DJ Ryomaがターンテーブルを回しエネルギーが吹き込まれ、土佐屋の空間で舞っているのです。まさにSoul Bar土佐屋なのです。梶浦 悟




