
完成した『宝昌寺だより -白神山地の麓 藤琴川のほとりから-』をお届けに、巻頭言として推薦のことばをいただいた太平寺東堂・亀谷健樹老師(北秋田市)へごあいさつに伺ってまいりました。
我々の大先輩でもあり、禅僧としても道心堅固、かつては特派布教師や曹洞宗秋田県宗務所長としてもご活躍なさり、以前から度々ご指導をいただいておりました。
また文芸の分野においても大家でもあり、数々の出版もなさっておられます。
現在も地域の行事や各地でのさまざまなジャンルの芸術分野の催しにもお足を運ばれ、今なおフットワーク軽く世情についてアンテナを張っておられるお姿には敬服の至りです。
今回の発刊に際して一字一句の校正というより、大局的な“本を出す”ことについての貴重なご教示もいただいておりました。
「一般の方に仏教について文章化するのは、なかなか通じにくいし読んでもらえない。とにかく分かりやすく」
その点を特に強調なさっておりました。
分かりやすさを求めると、つい字数も増えがちになるので限られた紙幅の中ではありますが、その点は強く意識して校正したつもりです。
ゲラ段階からお目通しいただいて貴重なご指摘も頂戴し、更には巻頭言として身に余る推薦のおことばをお寄せいただいたことに、あらためて感謝申し上げました。
表紙のデザインや画像も含めた全体の構成など、本の出来映えについてお褒めの言葉もいただき、ひと安堵といったところです。
亀谷老師からいただいたお言葉に恥じぬよう、多くの方々の手に取ってもらえるよう努力してまいります!




