明けましておめでとうございます。
旧年中はサンガ新社の活動にご関心をいただき、ありがとうございました。
今年はより一層活動を活発にしていきたいと思っております。
大きな動きの起きている時代ですが、時代に左右されない言葉を皆様に届けていけたらと思っています。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
そして今年、2025年4月に、アルボムッレ・スマナサーラ長老は満80歳を迎えられます。
サンガ新社ではスマナサーラ長老の80歳(傘寿)を記念して、「アルボムッレ・スマナサーラ長老傘寿記念プロジェクト」を立ち上げました。
2024年12月28日よりこのプロジェクトのためのクラウドファンディングを開始しています。
「アルボムッレ・スマナサーラ長老80歳(傘寿)を記念して2冊の書籍を刊行します!!」
https://camp-fire.jp/projects/819266/view
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アルボムッレ・スマナサーラ長老が満80歳を迎えるのを記念し、語り下ろしによる初の自伝と、写真と資料で活動を記録した豪華写真資料集を刊行します。長老の半生、そして1980年の来日以来、ブッダの教えと瞑想実践を通じて、日本の仏教、文化を揺さぶり続けている40年あまりの記録を、後世に残すプロジェクトです。
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当初掲げた目標金額の200万円を早くも開始3日目(12月30日)に達成することができました。ご支援を頂いた皆様、誠にありがとうございます。今回のプロジェクトに対する皆様の期待の大きさに身の引き締まる思いです。
このクラウドファンディングは2025年2月28日(金)まで開催中です。
プロジェクトをより一層充実したものとするため、ネクストゴールとして400万円を掲げました。引き続きご支援をお願いいたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
◆企画の発端
実は今回の企画は旧サンガ社社長の島影透の念願でした。
サンガ時代、よく編集部で徹夜仕事をしていたのですが、しょっちゅう島影と深夜の企画会議になるのです。その中から生まれた本も数々あり、特に『サンガジャパン』の特集はその時の会話がヒントになって生まれたりしていました。
そんな中で、たびたび話題になったのが、「スマナサーラ長老の自伝を作りたい」という話です。
島影は長老に帰依し、人生を懸けている人です。誰よりも長老の生きざまを人々に伝えたかったでしょう。私たち編集も、長老の法話の見事さ、言葉の奥行きの深さ、視点の斬新さなどにいつも驚かされていたので、長老その人自身を知りたいという思いがありました。加えて、日本の精神世界を今まさに変えている人なので、その人の記録を残す必要があるだろうとも思ったのです。
そのようなわけで、ひとしきり話は盛り上がるのですが、結論はいつも決まって「無理だべ」(島影は仙台弁)でした。
なぜなら、スマナサーラ長老がご自身のことは語りたがらないことを、皆よく知っていたからです。長老と仕事をさせていただいていると、話の合間に昔話をされることがあり、これまでの対談本の中で、いくつかエピソードを紹介されてもいます。しかし、改まってご自身のことをお聞きすると、話されないのです。
スマナサーラ長老は、お釈迦さまの言葉であれば、いくらでもお話しいただけるですが、ご自身のことは話さない。エピソードを話されるのも、ブッダの教えに付随するものとして。進んで話すことはない。
それをよくわかっているので、「長老自伝」はつくるのは無理だと諦めていました。
だけど、私たちはいつか作りたいと思っていた。
そして2024年春、自伝が無理なら評伝を作ろうと考えました。
何らかの形で、スマナサーラ長老の足跡をきちんと後世に残さなくてはいけない。後世の人々の検証に資するものを作らなくてはならないと思っていました。
その時、スマナサーラ長老の80歳(傘寿)をお祝いする企画が立ち上がってきたのです。スリランカでは高僧の徳を讃える本をつくる習慣があるらしい。日本でも長老の80歳(傘寿)を記念した企画ができないだろうか。日頃、長老の活動のサポートをされている方たちからのご提案でした。
傘寿をお祝いする企画であれば、長老も自伝の制作を許してくださるのではないか。
スマナサーラ長老の日本での活動初期から長老と交流があり、本も何冊も手掛けている編集者の池谷啓さんに相談しました。評伝本をつくろうと相談をしていたのも池谷さんだったのです。
長老が自らの歴史を振り返って話すなら、その聞き役は池谷さんしかいない。そう確信しました。長老に企画をプレゼンテーション。やはり「うん」と言ってくれない。池谷さんも交えて、「長老の人生のエピソードを通してブッダの教えを伝えてほしい」と説得を続けます。そして長い沈黙のあと、「このフォーマットになると、どうなるんですかね?」とOKと受け取れるお返事。「池谷さんが聞き役になります」ということで話が前に進んだのです。
編集部での深夜の企画話から何年もの時間を経て、ようやく「自伝」が実現です。
島影社長、よかったね。
今回のクラウドファンディングで使用している長老の写真は、2009年にサンガが企画して長老と訪ねた、インド八大聖地ツアーの時のものです。この時、聖地の一つで、スマナサーラ長老と並んで歩く島影の笑顔が忘れられません。
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アルボムッレ・スマナサーラ長老80歳(傘寿)を記念して2冊の書籍を刊行します!!
https://camp-fire.jp/projects/819266/view
2025年2月28日(金)23時59分まで開催
ネクストゴール
400万円を目指しています!
より一層このプロジェクトを充実させるために、ご支援ください!
ご参加をお待ちしております!
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皆様にとって本年が良い年となりますことをお祈りしております。
(サンガ新社一同)