
館長が学生の頃、切り絵に没頭していた時期がありました。
学祭で個展を開こうと、夏休みを使い、切り絵の作品を10作品作りました。
「今」と「昔」、「東京」と「江戸」、歌川広重から名所江戸百景に描かれた浮世絵と同じ地域に行き、「浮世絵」と「切り絵」との作風を現代と昔という観点で違いを展示しました。

夏休み中、実家に帰った際に近況報告がてらチラシを中沢肉店さんへ持っていき、お話をしたところ、「じゃあ、これを貼っておくよ」と言われました。
今でも、貼られているのを見ると昔を思い出します。
かれこれ約20年も前の話です。

こうした個人の記憶は、おそらく修繕とともに段々と薄れていくものかと思い、記録として残させて頂きました。




