
月曜日は、休館日です。
館長は、盆石のお稽古をしてまいりました。
黒いお盆に石と砂で表現をする盆石。日本の古典芸術のひとつになります。
古くは平安時代までさかのぼると言われ、宮中の女性が河原で遊びに出掛けた際に、髪を置くお盆の上に河原の石や砂を置いて遊んだとも、また、室町時代に足利義政公が庭の作庭をするにあたり、お盆の上で図面を描いたものが今に伝わるとも、色々な言い伝えがあります。
江戸時代の文献では、江戸城の設えの一つに使われていたり、大名が行う茶会の設えの一つに用いられたことが伺えます。
しかし、現在では、床の間文化も消えつつありこともあり、盆石を見ることが無くなってきました。最近では、外国の方が知っているケースをみかけます。
こういった日本の文化も伝えていきたいと思います。




