昨日は、伊勢崎市長へ当館の建物が国登録有形文化財になったことをご報告いたしました。

市長から「登録文化財になってなにか変わりましたか？」と尋ねられたので、「新聞などのメディアに取り上げて頂いたので、初週には関心を持ってくださった来館者が来られました。」とお伝えしました。

また、今年度は、新たに地域おこし協力隊が一名追加されたとのお話をお伺いしました。
その方は漫画「日常」に精通した方とのことです。

そのことから、昨年伊勢崎市が主催した漫画「日常」とのコラボイベントについての話題になりました。

この企画は、かなり盛況で、多くの人たちが街を歩いてくださる結果になりました。予想以上の反響だったため、スタンプラリーをする台紙がなくなり、３日目には、中止の話が出るほどでした。しかし、有給休暇を使って遠方から来られた人たちがその話を知るよしもなく、その話を知るのは夜行バスで着いてからで、落胆しながら伊勢崎を観光をするこになっていました。

わざわざ、遠くから来られたのに、メインが無い。それは、さそがし辛い思いをしたと思います。

遠方から来られた人々は、伊勢崎の場所はどういうところなのだろう？とまちを散策する流れで当館にも来られる方がみえました。名古屋から来られた方も、そのような状況下で伊勢崎に降りたった一人で、せっかくなので伊勢崎の観光をと思い、当館に来られ、その言いようもない思いを当館に吐いていかれました（ちなみに、このスタンプラリーには、当館の名前は入っておらず、一切、関わりがありませんでした）。

悲痛な叫びを聞く中、当館では何が出来ないかと思い、”急遽”地元高校出身のあらゐけいいち先生を紹介するコーナーを作りました。

月刊エースふろく　見学に来られた方々は懐かしいと言って楽しんでいかれました。実は、当館では、前館長が大手町郵便局の建物を所有した関係から、その建物を残して、あらゐけいいち先生を紹介できる場所として活用できれば面白いのではないかと思い、関連のグッズを集めていました（この大手町郵便局も区画整理の関係で取り壊すことになり、アニメの１シーンも記録だけになってしまった）。

今は亡き大手町郵便局のポストカード　月刊エースふろくのハンコそういう関係で、グッズやまた関連した今は亡き大手町郵便局の写真があったので、急遽、来た人たちの為に、偲ばれる形でのポストカードを作って来館された方々に配ることをしました。非公式ながらあらゐけいいち先生の紹介に務めました。

あらゐけいいち先生の来歴しかし、snsで発信をした二日目の夜７時、伊勢崎市から「写真をupしないでください」と連絡が携帯に入りました。

当館としては愕然とする話でした。

ファンからは「非公式ながら飾って頂けてありがたい」という感謝のメッセージを頂いたり、楽しめたと仰って頂いていたのですが、伊勢崎市に「ファンからクレームで非公式なものを載せるの失礼だ」とのクレームが入ったとのことでした。

当館としては、来たファンの方が楽しめるようにと思い、準備したものがファンからは失礼なものになったようです。

・・・とまぁ、そんなやりとりが昔あったことは、楽しい思い出として置いといて、

一応、昨日、市長には、「日常のコラボイベントでは、各店舗にかなり人を待たせていた結果になり、不満が出ていたことを聞いた。もし、当館が入っていれば一時間とか時間を費やすので不平不満の緩和することが出来たと思う」と今度同じようなことがあった場合、そういう形での博物館の活用はどうかとの提案を致しました。

帰り際、一緒にいた市の幹部から「行政の批判はやめて頂きたい」と言われました。

それを聞いて、また愕然とするわけですが、、、、