4人一組のお客様の他、お子さまが二人。今日の15時頃の店内の状況です。店内のTVでは最初、大人に向けた映像を流していましたが、子どもたちが入ってくれば子どもが優先。リモコンは子供の手にわたり、ゲーム実況などのYouTube動画に変わります。当店でその対応に文句を言うお客さんは一人もいません。全ては子どもが優先。騒いだり、床一杯におもちゃを広げていたり、好き勝手に歌ったり踊ったり子どもたちがしていても誰も文句は言わないし、むしろ笑顔で見守っていたり、人によっては一緒に子どもに遊んでもらっていたりもします。だからこそ子どもと一緒に来店されたママやパパも安心して食事したり、友達と話し込んだり、お酒を飲んで一息ついたりできる。1年ちょっと営業を続けてきて、なんとなく自分が目指していた空間になってきているような気がしています。最初のうちは、「本当にすみません」と謝られることも多かったし、気を使われて店を掃除してくださったりという状況も多かった。ご自分のお子さんに絶えず注意をするママやパパもいらっしゃいました。それが変わっていったのは去年の8月。親子でいらしていたご家庭のお子さまから「おばけやしきがやりたい」という話が出た時からでした。「じゃぁ店の二階の座敷を使ってやってみる?」と聞いたところ、「いいの!?」と。「遠慮しないで好きなように作ること」とその時に使用の条件を伝えたことで、”子どもは遠慮しない”という当店のルールが生まれました。しっかりと何日もかけて友達を集めて、創意工夫して「お化け屋敷」を作る小学生たち。私が仕事で外に出なければいけないこともあり、そんな時は店のカギを代表の子に渡して託したこともありました。今思い出しても本当楽しい数日間です。「めしや夏まつり」と称した当日は、次から次と小学生、中学生が店にやってきました。間違いなく、開店から今日までの期間を通して断トツの最高動員記録です。ハロウィーンの日には30人近くの可愛いお化けたちがやってきましたが、それでも夏祭りの日の動員には遠く及びません。その夏まつりの日以来、こみゅにてぃめしやには子どもたちの顔が絶えなくなりました。午後3時を過ぎると小学校が終わり「めしや」で待ち合わせをして遊ぶ子どもたち、塾や習い事に行く前に腹ごしらえをしにくる子たち、サッカー教室が終わった後に空かせた腹を満たしにくる子たち・・・。子どもたちが来れば、当然親御さんたちも店の様子を確認しに来ます。あくまで子どもたちが優先のまま、時には夜10時過ぎ、週末となれば24時近くまでお客さんが途切れないこともあり、皆さんそれぞれに”お正月の実家みたいなお酒も飲める子ども食堂”での時間を楽しんでいただいています。店の前でタバコを吸っているときや買い出しなどで街を歩いているとき、「マスター!」と子どもたちに手を振ってもらえることや、ママさんたちから「この地域にはめしやが在るから本当に助かるって友達にも話してます」などと言っていただけることも多くなりました。そんなことが有るたびに、胸が躍って本当に嬉しい気持ちでいっぱいになります。ですが、利用者が増えるということは「笑顔チケット」の消費も加速するということ。開店時に挑戦したクラウドファンディングによってご支援いただいた約700枚のチケットも残り20枚足らずとなりました。子どもたちからも、「もしチケットが無くなっちゃったらお金払わないといけなくなるんだよね」と心配する声も聞こえてきています。「大丈夫だよ。なんとかするから。」と答えてはいるものの、やはり収支的には苦しいのも確かで。今回、たいへん恐縮ながら再度のクラウドファンディングを立ち上げさせていただきました。ありがたいことに、一度お声掛けさせていただいただけでも多くの友人や仲間たちからのご協力をいただき、この数日で急激に目標に向かって進捗が上がってきています。けれど現在の消費ペースを考えるとやはり目標の1000枚を達成して、少なくとも1年くらいは子どもたちが安心してくつろぎに来てくれる居場所を安定的に作っていきたい。残り4日。お知り合いの方々に「こんなことやっている所があるよ」とお知らせいただくだけで本当にありがたく。どうぞ、ご支援ご協力をお願いしたく、心よりよろしくお願いを申し上げます。





