「ホルミシス効果」をご存じですか?
皆さんはホルミシス効果、あるいはホルミス効果という言葉を聞いたことがありますか。
ホルミシスとは、「高濃度・大量に用いると有害とされる物質を、低濃度あるいは微量に用いた場合に、逆に有益な働きを示す現象」を指します。
これを活用したラドン浴・ラドン温泉の効能は海外、国内問わず昔から広く知られており、有名なところでは秋田県にある玉川温泉や、鳥取県の三朝(みささ)温泉 、オーストリア・ザルツブルク州 のバドガシュタイン (バート・ガスタイン: Bad Gastein )などがあります。これらの施設では様々な病後の療養目的のために、人々が訪れる湯治の地として古くから人々に親しまれています。
放射線ホルミシスは、天然ラドン温泉と同程度の、超微量の放射線を浴びることにより、心身へのリラックス効果を期待する健康促進の考え方です。
ホルミシス効果を得る為の放射線はとても微量に設定され、身体にも全く負担が無いとされていますが、効果は人によっては絶大なものがあるとして、体力の落ちた方や予後の良く無い方に大変人気があります。
ラドン温泉はお風呂ですから、当然衣服を脱いで入らなければなりません。それを服を着たまま、簡便に陸上でも入浴できるよう考えられたのが「ホルミシスルーム」です。ラドン鉱石を活用して作られた施設が、いま日本各地に作られています。
うちのネコとホルミシス
ホルミシスルームに入る我が家のネコ数年前、我が家の19歳になる愛猫ががんになり、治る見込みは無いと宣告されました。
動物は病状が進行してからやっと気がつく事も多く、文字通り日一日と弱々しくなっていく姿に何もしてやれないもどかしさを感じていましたが、ふと、以前自分自身が通っていたホルミシスルームの事を思い出しました。人間が利用するルームにペットを持ち込むことは、通常はありません。隣駅にあったホルミシスルームのオーナーさんに相談したところ快く使わせて頂ける運びとなり、亡くなる前日まで毎日通いました。
ホルミシスルームに入ると心地が良いらしく、弱っているのに満足そうに喉を鳴らすので、何もしてやれないもどかしさを紛らわす事が出来て、お店のオーナーのご厚意に大変感謝致しました。
病院にも行っていましたが、施術室には飼い主が入れず中でどんな様子なのかが分からないので、とても心配になります。ルームのなかではネコとずっと一緒に過ごすことができ、ネコの方も飼い主の顔が見えて安心できているようでした。
ラドン浴の時間は60分ほどなので、そのあいだ置かれている専門家の書いた本も読む事ができ、効果についてもまた新たな認識を持つことが出来ました。
このような施設がもっとあちこちにあれば、弱ったペットと飼い主さんが一緒に、リラックスして過ごせる機会が増えるのではないかと思っています。
ペットの健康とホルミシス
以前に比べてペットの寿命が伸びてきているようですが、それにつれて健康面での不安や問題も増加しています。人間なら治療と併用して温泉に浸かり、心身ともにリラックスしてストレスを軽減することもできますが、動物はそうはいきません。診察室や施術室で飼い主さんと離れているだけでも、不安でいっぱいなのではないかと思います。
一般に開業されているホルミシスルームは、大抵(ほとんどは)人間用になっており、動物は入れません。私のケースと同じように、お互いに姿が見えるところで療養できる状態が理想ではないでしょうか。でも、自宅にホルミシスの施設を作ろうとすると百万円以上の費用がかかります。
そこで、いつでも自宅でラドン浴が可能な、動物用ホルミシスハウスを企画しました。これなら大きなスペースもとらず、お互いに目の届く場所で療養ができるようになります。ペットのラドン湯治と共に、飼い主さんの心のケアにも効果があるのではないでしょうか。
ペット用ホルミシスハウスの全景
ペットが病に伏せったとき、飼い主は何もしてやれないというやりきれない思いに苛まれる方も多いと思います。
そのような時に、ペット用のラドン浴があれば、買い主はその時間をまんじりとではなく、私が感じたのと同じように、何かをしてあげられている充足感を感じる事が出来ると思いました。
参考 : 動物を対象とした放射線ホルミシス効果の検証に関する学術論文
野村崇治『低線量・低線量率放射線照射の活性酸素関連疾患モデルマウスに対する病態改善作用』,電力中央研究所. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13725744
日本原子力学会誌 / 32巻7号「放射線ホルミシス」 (PDFダウンロード)
RADIOISOTOPES誌 46巻6号 放射線医学総合研究所 / 低線量放射線の健康影響― 放射線ホルミシス(PDFダウンロード)
参考サイト:一般社団法人ホルミシス臨床研究会
「お湯に入らない」ラドン温泉で、ペットも元気に
ラドン温泉とは、自然放射性のガスであるラドンが溶け込んでいる温泉のことです。ラドン温泉は、リラックスできる空間として多くの方に親しまれています
欧米では保険が適用されるほど
オーストリアのバードガスタインは、世界的に有名なラドン浴の地です。ここには、金鉱山として使われていた坑道があり、第2次世界大戦中に働いていた捕虜たちの健康が、改善されたという話が伝えられました。
その後、坑道内に高濃度のラドンがあることが発見され、1952年からラドン浴療法が始まったのです。
ラドン浴は、オーストリアやドイツでは自然療法や坑道療法として認められ保険適用の対象となっています。そのためバードガスタイン廃坑の近くには、ホテルやクリニックがあり、医師の指導のもとでラドン浴を受けられます。
ラドン温泉では低線量・微弱なラドン放射線が発生しており、これを浴びることにより人体の細胞が活性化される効果が期待出来るのです。これが低線量放射線ホルミシス効果の特性です。洋の東西を問わず、古来より療養に際し温泉が推奨されてきたのは、先人たちが経験的にこのことを知っていたからにほかなりません。このことは、これまで数多くの研究や実証で裏付けられています。
しかし、ホルミシス効果については一般的には放射線という事で、原発の事故なども相まって人々にはちょっと怖いという意識があるようです。同じ放射線浴であるのに、ラドン浴やラジウム温泉などの、湯船に浸かる温泉には、なじみがあるので抵抗感が無いようです。
全国各地にあるホルミシスルームは、人工的にホルミシス効果が得られる程度の放射線を室内に充満させ、そこに入るだけで玉川温泉などのラドン浴と同じ効果を期待できるものとして開発された健康促進法です。
ドイツをはじめとする海外では、心身のリラックス効果が重視され保険の適用対象とされていますが、日本に於いてはリラックス効果を重視した、健康法の一つとして認識されています。
ペット用ホルミシスハウスでワンちゃん、ネコちゃんを健康に
ペットと一緒に暮らす家庭は、年々増えています。それと共に医療費の支出も増加傾向にあり、人間と異なり任意加入しない限り保険が効かないため、費用も高額になっています。
大事なペットを動物病院に預けることになれば、動物も飼い主も不安な気持ちが増大します。
このペット用ホルミシスハウスは、ラドン浴施設や温泉にいかなくても、お湯に入ることなく普段の状態のままで同様の効果が得られるよう設計されたものです。
安心・安全にペットに癒しを……専用ホルミシスハウスは一点ずつオーダーメイド
ペット用ホルミシスハウス
内部に設置したガイアストーン
ペット用ホルミシスハウスは、ご注文を受けてから一点ずつ作製してお届けします。内面に低線量のRA(ラジウム)をコーティング、内側奥にもRAコーティングのテラコッタ(ガイアストーン)を二基設置します。本体躯体はヒノキの合板にPPプラスチックの外装を施しました。
サイズは幅54cm×奥行き60cm×高さ42cm、猫や小型犬~中型犬が入れる大きさです。
線量はカウンターによる製品計測値で、2~2.5マイクロシーベルト。
ペット用ホルミシスマットを敷いた場合は4.1マイクロシーベルトです。
ペット専用ホルミシスハウスは完全受注生産です
ご注文を受けてから作製するため、お届けまで少々お時間を頂戴いたします。
ご注文状況にもよりますが、目安としては3週間から一か月前後です。
受注後に、納品までのスケジュールをお知らせいたします。
ご注意
※本品は医療器具ではありません。利用者の方々の経験データに基づき、温泉の湯治と同じラドン浴をお湯に浸かることなく、気軽に楽しんでいただくためのものです。
※本品は動物への使用を想定していますが、プロジェクトにおいて直接動物と接することはありません。そのため、プロジェクトの進行に「動物取扱責任者」資格を必要としていません。




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