1. 豪雪地帯・津南で育まれる酒造り
新潟県津南町。世界有数の豪雪地帯でありながら、縄文時代から人が住み続けてきた歴史ある地域。この地には、世界でも珍しい「雪中蔵(Snow Brewery)」と呼ばれる酒蔵があります。それが津南醸造です。
津南醸造の酒造りは、冬の間だけ行われます。大量の雪が降り積もるこの環境は、発酵にとって理想的な条件を生み出します。
空気が清浄:雪が空気中の塵を取り除き、雑菌の少ない環境をつくる
低温・高湿度の安定環境:酒造りに最適な発酵状態を保つ
ゆっくりと熟成する酒造り:低温発酵により、繊細で芳醇な香りが生まれる
こうした自然の力を活かしながら、津南醸造は全国新酒鑑評会金賞をはじめ、IWCメダル、ロンドン酒チャレンジ3年連続金賞など、国内外で高い評価を受ける日本酒を生み出してきました。
そして今、この伝統を継承しながら、新たな可能性に挑戦します。それが、純米大吟醸「GO LUNAR」の開発です。
2. 発酵技術の未来を拓く挑戦
このプロジェクトの発起人の一人である私、鈴木健吾は、微細藻類や発酵技術の研究者として、長年「発酵」の可能性を探求してきました。現在は津南醸造の代表取締役として、日本酒造りにも携わるようになりました。
そんな中で出会ったのが、今回のプロジェクトのもう一人の発起人である宇宙キャスター®の榎本麗美さんです。榎本さんは、学生時代にはバイオサイエンスを学び、これまで宇宙のことを分かりやすく伝える仕事をされてきた方です。お互いが発酵の未来について語り合う中で、宇宙環境における可能性にも目を向けるようになりました。
発酵は、微生物の力を借りて食を生み出す技術。閉鎖空間でも持続可能な食文化を支えるこの技術は、将来的に宇宙での食糧生産にも応用できる可能性があるのです。
すでに津南醸造では、2040年に月面に酒蔵を作ることを目指し、発酵技術の研究を進めています。すでにメタバース上で仮想酒蔵『月面酒蔵 ~Lunar Brewery~』を構築し、宇宙環境における酒造りの可能性を探る試みも始まっています。
この一歩が、未来の宇宙食文化を支える発酵技術へとつながっていくかもしれません。「GO LUNAR」は、その挑戦の第一歩となるお酒です。
3. 「GO LUNAR」のこだわり
「GO LUNAR」は、津南の伝統的な酒造りと最新の発酵技術を融合させた、まったく新しい純米大吟醸です。
魚沼産コシヒカリを使用
あえて酒米ではなく、地元・魚沼産コシヒカリを用いることで、繊細で透明感のある味わいに。
ユーグレナを活用した発酵技術
微生物の力を最大限に引き出し、低温でじっくりと発酵させることで、華やかな吟醸香を際立たせます。
ワイン樽熟成による芳醇な風味
ワインに見られる風味の熟成を実現し、日本酒の新たな可能性を追求。
2025年1月現在、「GO LUNAR」はすでに仕込みに入っており、ワインにみられる芳醇な風味を加味するためにワイン樽に入れて熟成中です。
4. リターンについて
支援者の皆さまには、「GO LUNAR」だけでなく、さまざまな味わいを楽しめる特別な日本酒セット(180mlのピンボトル × 3本)をご用意します。
▼セット内容
① GO LUNAR
津南の伝統的な酒造りと最新の発酵技術を融合させた、まったく新しい純米大吟醸です。
あえて酒米ではなく、地元・魚沼産コシヒカリを用いることで、繊細で透明感のある味わいに。また、ユーグレナを活用した発酵技術で微生物の力を最大限に引き出し、低温でじっくりと発酵させることで、華やかな吟醸香を際立たせます。
さらに、ワイン樽熟成による芳醇な風味の熟成を実現し、日本酒の新たな可能性を追求しています。
原料米:魚沼産コシヒカリ(新潟県産)
原材料:米(新潟県産)、米こうじ(新潟県産米)
精米歩合:50%
容量:180ml
② GO TERRACE
地元・魚沼産コシヒカリを用いて、低温でじっくりと発酵させることで、コシヒカリの本来の美味しさを残しつつ、透明感のある味わいに仕上げて、華やかな吟醸香を際立たせた日本酒です。
原料米:魚沼産コシヒカリ(新潟県産)
原材料:米(新潟県産)、米こうじ(新潟県産米)
精米歩合:50%
アルコール度:16度
容量:180ml
③ GO VINO
白ワインのようにほどよい酸味とフルーティな味わいが特徴。冷酒や常温で呑むのがおすすすめ。白身魚のお料理と合わせていただくとより美味しくお召し上がりいただけます。
原料米:五百万石(新潟県産)
原材料:米( 新潟県産)、米こうじ(新潟県産米)
精米歩合:65%
アルコール度:15度
容量:180ml
※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方はこのリターンを選択できません。
5. スケジュール
・2025年2月19日:クラウドファンディング開始
・2025年3月31日:クラウドファンディング終了
・2025年4月:リターン発送開始
6. ご支援のお願い
このプロジェクトは、津南醸造が挑む「発酵の未来」と「宇宙と日本酒」という壮大なテーマを形にするものです。
伝統的な技術を継承しながら、発酵の可能性を未来へ広げる挑戦。その一歩として、純米大吟醸「GO LUNAR」を誕生させます。秘境の酒蔵から宇宙へ ― 伝統と革新が生んだ特別な一杯を、ぜひご支援ください!
▽共同発起人 榎本麗美さんからのメッセージ
みなさんは、「秘境の酒蔵から宇宙へ!」という言葉から、どんな印象を受けたでしょうか?
今、まさに「宇宙での生活」をリアルに考えなければならない時代がきています。2040年代には、月に1000人が住んでいるといわれています。また、トランプ大統領は就任演説で、「火星に人を送り込む」と明言しました。実現のためには、持続可能な宇宙生活環境を整えることが必須です。地球でも重要な微生物(発酵食品)は、宇宙でも重要になってくるでしょう。そして何より「もし自分が月に行ったら...?」地球を見ながら日本酒で乾杯〜!したくなりませんか?
この「GO LUNAR」の開発は、そんな未来への挑戦の第一歩です。みなさまに、宇宙規模でのQOL(クオリティーオブライフ)について考えるきっかけにしてもらいたいと思います!
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鈴木健吾(すずき けんご)
株式会社ユーグレナ共同創業者・エグゼクティブフェロー。
理化学研究所 微細藻類生産制御技術研究チーム リーダー。
東京大学大学院修了後、ユーグレナの研究開発を主導し、発酵技術を活用した食品開発に携わる。2019年に個人で津南醸造に出資し、酒造りに本格参入。
発酵技術と日本酒の可能性を追求し続けている。
X(twitter):https://x.com/suzuki_eug
榎本麗美(えのもと れみ)
宇宙キャスター® / 一般社団法人そらビ代表理事。
理工学部バイオサイエンス学科卒業後、アナウンサーに。報道キャスターを中心に活動。2019年より宇宙分野に携わる。2020年にJAXA共創型研究開発プログラム「J-SPARCナビゲーター就任。宇宙関連の活動が評価され「日テレAWARDS2022」にてバリュアブル・パートナー賞受賞。現在は、子ども達の宇宙教育の場「日本宇宙少年団(YAC)東京日本橋分団」を立ち上げ、次世代育成に尽力。持続可能な宇宙と地球の未来を築くため、宇宙食や発酵技術を学び発信している。
X(twitter):https://x.com/enomoto_remi
リターンのお酒は、清酒製造免許を有する津南醸造株式会社から直送します。
(参考:酒類販売管理者標識の掲示)
1.販売場の名称及び所在地 津南醸造㈱ 中魚沼郡津南町大字秋成7141
2.酒類販売管理者の氏名 島田 隆吏
3.酒類販売管理研修受講年月日 令和4年4月12日
4.次回研修の受講期限 令和7年4月11日
5.研修実施団体名 高田税務署管内小売酒販組合
最新の活動報告
もっと見るにいがた酒の陣 2025 に参加しました!
2025/03/11 15:30にいがた酒の陣 2025に3月8日~9日で参加させていただきました!当日は、郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEditionを提供したんですが、持っていた分がすべて初日で完売して、慌てて蔵に帰って多めに補充したのも完売するぐらい大盛況でした。津南醸造のブースには、『DJかもしたろう』さんにも特別に応援に来ていただいて、お酒の案内をしていただきました。台湾の展開を手伝ってくださってるパートナーも来てくれたり、ハワイのテレビ局などの取材対応などもさせてもらいました。ブースに来た人で長く話すことができた人は、今回のクラウドファンディングの内容も興味を持って聞いてもらうこともできました。5月にイベントを開催も予定していて、そこで再びお会いすることができることも楽しみにしています! もっと見る
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