「空想科学 図書館通信」を購読いただいている学校の司書さんたちにご参加いただき、オンライン研修会を開きました。
「図書館通信の活用法」や「多くの生徒に読んでもらう方法」、「今後の図書館通信へ要望したいこと」など、いろいろ話し合いました。参加者は70名くらい。
こちらでも「活用案」をいくつか準備していたのですが、さまざまな意見が出て盛り上がり、活用案のすべては紹介しきれず……。まさに嬉しい誤算でした。
多くの生徒に読んでもらうために、司書さんたちはさまざまな工夫をされていました。たとえば……、
・生徒が必ず通る玄関の近くに掲示している
・図書館前の廊下と、科学室の前の廊下にも貼っている
・自由に持っていけるよう、コピーをたくさん置いている
・「空想科学図書館通信」のトレーディングカードを作った(←すごい)
・待ち時間の長いコピー機の近くに掲示している
・過去2年分のバックナンバーを貼り出している(←嬉しすぎる)
・質問だけを廊下に貼り、「答えを知りたかったら図書館へ」と誘導している
いずれも「ナルホド!」と思う工夫で、かなりの効果があるようです。
また、「いまや学校ではタブレットの使用が浸透しているので、そういったものでも読めるようにしてほしい」という意見も多くいただきました。
学校の環境も日々変わっており、それらを見越した「図書館通信」にする必要があるなあ、としみじみ感じた次第です。
他にもたくさんの意見をいただき、具体的に取り入れたいと思うものがいくつもありました。それらについては検討を進め、またこの欄で報告いたします。
「図書館通信」を始めて18年になりますが、実はこのような場を設定したのは初めてです。
目からウロコの話がとても多く、実情とわれわれの思い込みがズレていることも認識しました。
「実際に声を聞く」というのは、本当に大切ですね。
深々とそう思いましたので、今後もこのような機会を作り続けていこうと考えています。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
今回の経験を、これからの「空想科学 図書館通信」にしっかり活かしたいと思います。
空想科学研究所
近藤隆史







