
清野秀汰と申します。理学療法士として青森県内の病院で働いている25歳です。これから書道家として活動していこうと考えています。初めて書道に触れたのは小学1年生の6歳の時、母親から近所の書道教室を勧められたのがきっかけでした。
高校生になるまで週1回通い続けました。理学療法士の勉強をするために北海道の大学に進学しました。そのころは書道に特別熱心だったわけではなく、続ける理由もなかったのですが、なんとなく辞める決断ができない自分がいました。書道の先生からも「通信で続ければいいんじゃない?」と提案してもらえたので、月に1回送られてくるお手本を見ながら書くというのを、北海道にいる間も続けていました。
書道家というと、大きな紙に大きな筆でダイナミックに書くイメージがあるかもしれませんが、そのころは小筆で書く書道をしていました。平安時代のドラマで貴族が書を書くシーンのような感じです。親戚にそれを見せると、「綺麗だけど、もっと大きな文字書いたりしないの?」と言われたりしました。そういった言葉を聞くたびに、「何をやっているんだろう。これが何につながるんだろう」という葛藤をずっと抱えていました。

21歳の時に大学を卒業して青森に帰ってきて、理学療法士として病院に就職しました。それを機に改めて書道と向き合う時間ができました。世の書道家はどんな仕事をしているんだろう?とふと思って、武田双雲さんのインスタを見た時に、現代アートのようにカラフルなものを書いていました。それを見て泣いている人もいました。衝撃を受けました。自分が続けてきた書道って、こういうこともできるのか!と。
今後、書道家として起業したいと思っていますが、この時の経験が起業を志したきっかけです。そういうふうに思い立ってから、「自社の経営理念を書いてほしい」「生まれてくる子どもの名前を書いてほしい」といったご依頼を少しずついただくようになりました。

今後、書道家として「神樂」というブランドの立ち上げを目指したいと思っていますが、今回のプロジェクトは今年(2025年)の秋に海外のジャパンフェスティバルに参加することに照準を当てています。
スイスのジャパンフェスティバルでは、書道パフォーマンスをします。ポストカードなどの物販枠の申込をしたものの他にも書道関係の出展があり、今回はパフォーマンス枠で参加することになりました。
パフォーマンスを楽しんでもらったうえで、日本の文化を知ってもらい、「日本にはこういう理念があるし、日本はこういう意味で長く続いてきた国なんですよ」ということを、フェスティバルに来たスイスの人に知ってもらいたいと考えています。
また、このジャパンフェスティバルとは別に、日本スイス協会の70周年記念フェスティバルにも出ることが決まっています。
スイスは国連に加盟していない中立国なので、そこも踏まえて、日本人はこうやって来たということを伝えたいと思っています。
プロジェクト立ち上げの背景

「自社の経営理念を書いてほしい」「生まれてくる子どもの名前を書いてほしい」といったご依頼を受けて書を書く経験をしていくうちに、自分のやりたいことが明確になってきました。書道自体をやりたいだけでなく、日本の成り立ちや日本について、日本人についてを伝えたい、書道はそのための重要なツールだと思っている自分に気づきました。
資本主義がそろそろ終焉を迎えそうな今、世界で一番長く続いている国である日本の日本人がお金に左右されて何もできなくなってしまっているのは危ない状況だと感じています。日本人はそもそもどういうあり方でいなきゃいけないのかを今だからこそしっかり伝えていきたいです。
言霊、言葉の力というものを、書道をやっている身として感じています。元寇でチンギスハンが日本に来た時に天皇が伊勢神宮でお祈りをしたから神風が吹いて、攻められることなく済んだとか、日本の歴史には日本人が神様に手を合わせてきたことが折々に刻まれています。また、日本語の50音順のあいうえおには1つずつ意味があります。だから、日本語を通して伝えていくことは、忘れかけている大事なものを伝えていくことに直結するんじゃないかと思います。
漢字は漢の時代の中国から来た文字だから漢字なのですが、日本人はそれを取り入れてひらがなやカタカナを作りました。そのかなと漢字を組み合わせて書くのが日本特有の書道です。書道を通して世界に発信していくことで、海外の人は言葉の意味は分からなかったとしても言葉の音やこちらの姿勢から様々なものを感じ取ってもらえるんじゃないかと思います。だから、以前は小筆で書くことに何の意味があるんだろうと思っていましたが、今はすごく意味があると思いますし、今の自分につながっていると思います。

一般的な書道家や書家は、書道教室の運営、作品制作の2つを営んでいることが多いです。作品制作の中には、武田双雲さんが行っているようなダイナミックなもののほか、ロゴや名刺のデザインの制作というのも含まれています。
僕の場合は、日本の成り立ちやあり方を伝えたいというのが中心にあって、その手段の1つとしての書道というふうに捉えています。
そのうえで「神樂」というブランドを立ち上げて活動していきたいと思っています。取り組みたい活動は3つです。
1つ目は人づくりです。日本の成り立ちやあり方を一人ひとりに伝えていきたいです。書道教室という形や、理念を大事にしている企業さんから呼んでいただいて事業の方針説明会のような場で、理念がどれほど大事なのかを日本の成り立ちやあり方に紐づけながら伝えていきたいです。日本が世界で一番長く続く国なのは国としての理念があったからです。
2つ目は場づくりです。日本人の成り立ちとあり方をみんなが大切にして生活してほしい。そこに向けて場づくりをしていきたいと考えています。
3つ目は作品制作です。クライアントの大事にしている言葉、理念、想いを作品として書かせていただきます。
ふたつの想いを込めて「神樂」という名称をつけました。

まず1つ目は、神樂の「神」の右側は申年の申で「しゃべるだけなら猿でもできる。行動で示すから神になる」というところから、「行動で示していきたい」という想いです。
2つ目は、「楽」という文字にある逸話です。天照大神が岩に隠れてしまった時に、色々な方法で出そうと試みたのですが、最終的にはみんなで祭りをして、神様が手を伸ばし合いました。「手を伸ばす」は昔の大和言葉で「田を伸ばす」であり、みんなで1つのものに向かって希望に向かって取り組む時の気持ちが「楽しい」であり、言葉の語源になったと言われています。
まずは自分が行動によって示したい。そして楽しい社会をつくっていきたい。そんなふうに思っています。
今回のプロジェクトは神樂の設立より前にある海外でのジャパンフェスティバル参加に照準を合わせたものですが、神樂に関することも紹介することで自分の想いや今持っているもの、参加に向けた意気込みなどが分かっていただけると思い、まとめました。

今回のように海外を訪れて書道を披露する経験は、海外の人に日本や日本人について知ってもらう機会となるだけでなく、僕自身の見聞を広めて「世界から見た日本」がどのようなものなのかを理解する機会になると考えています。そうして得た知見をもとに、国内での活動で「日本の成り立ちやあり方、日本人は本来どうあるものなのか」を伝えていきたいですし、国内で出会った日本の良いところを海外に発信していくことにも取り組んでいきたいです。そのように、日本と海外の架け橋のような存在になれたらいいと思っています。今秋のスイスやニューヨークへの渡航はその最初のきっかけになるはずです。
リターンについて
NO.1 ポストカード(文字) 3,000円
NO.2 御朱印(お名前)
NO.4 ポストカード(10枚) 30,000円
NO.5 お話し好きな文字(ポストカード) 30,000円
NO.6 ねぶた福財布+ポストカード+お手紙 10,000円
NO.7 セッション+命名書 30,000円
NO.8 作品 色紙額(愛・龍・そしじ) 50,000円
NO.9 経営理念・社是 120,000円
NO.10 神話・日本のお話+活動報告会+パフォーマンス 10,000円
NO.11 11 ∞愛 330,000円
NO.12 筆文字プレミアム名刺制作プラン50,000円
NO.13 パーカー10,000円
NO.14 龍のお守り(F6〜F10)50,000円
NO.15 龍のお守り(F40号・額縁付き)120,000円
NO.16 あなただけの龍(F6〜F10) 50,000円
NO.17 あなたの龍(F40号)+お名前御朱印 120,000円
NO.18 お話+ポストカード(好きな文字)+お名前御朱印 12,000円
スケジュール
・4月25日 クラウドファンディング開始
・5月31日 クラウドファンディング終了
・7月3日 「神樂」設立
・9月4日 スイス出発 ・9月6日、7日 スイス大使館主催 Japan festival出演 ・9月8日〜12日 スイスやフランスでの路上揮毫
・9月13日 スイス日本協会 前座パフォーマンス
・9月14日以降 帰国
費用の使い道
・渡航費、滞在費 50万円 ・材料費(パフォーマンス用) 20万円
・起業後の準備資金+リターン作成用 30万円
・報告会などの現地移動費等 30万円
・ホームページ作成費 20万円
最後に
「心の式年遷宮」
という言葉を僕はよく使います。
式年遷宮とは、伊勢神宮が20年に一度お社事に建て替えを行うことで、常に新しいものにアップデートしていくことを表しています。
僕のこれからの活動もまた、日々新しく、心も移り変わっていく・思い出し新しく創り上げていくものになると思います。
その日そのとき新鮮な気持ちで書く僕の書を見て感動してもらいたいという想いが強くあります。そのうえで、日本の成り立ちやあり方について伝えていきたいと思っています。僕のビジョンはそれに尽きます。
「神樂」としての活動を通じて、
1. 日本人全員がまず日本の成り立ちとあり方を大切にして生活して行く
2. 日本人のそのあり方が世界に伝播して本当の幸せが広がっていく
3. 自らを信じて行動してありがとうであふれる社会が実現する
そういう社会を作り上げたいです。
そのために今年9月のスイスとニューヨークのジャパンフェスティバルでは、日本人として日本語の書を書いて、日本のあり方を伝えてきたいと思います。
世界では今でも宗教を理由とした戦争が起きていたり、グローバリズムと多様性が「自分たちのあり方が曖昧になってその国らしさがなくなっていく」という誤った方向に進んでいます。日本は、聖徳太子が言った「和を以て尊しとなす」という文化を通して世界で一番長く国として続いてきました。だから、パフォーマンスショーとして楽しんでもらうと同時に、日本の成り立ちやあり方、価値観を知ってもらいたいと思っています。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
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リターンについてお待たせしております(◞‸◟)
2025/10/16 18:09ご支援者様へ皆様こんばんは!リターンの方ですが、当初7月前後と書いておりましたが大幅にお待たせしておりまして大変申し訳ございません。現在随時作成して送らせていただいております。郵便等の不具合等なのではないかと心配してくださる方もいらしましたが、私の方での作成が遅れているだけでございます。10月中には完了できますように努力いたしますので何卒よろしくお願い申し上げます。神樂 代表 清野秀汰 もっと見る
日本祭り2日目
2025/09/15 16:35みなさんこんばんは!2日間のパフォーマンスは無事に終わりました。スイスを漢字で書くと「端西」となります。そのため最終日のパフォーマンスは「明治天皇の御製」「端光」「希望」の3つを書かせていただきました。「御製 目に見えぬ 神にむかひて はじざるは 人の心の まことなりけり」誰も見ていないところでも、誰かが見ている。だからこそ、神に恥じない行動をしましょうと。通訳のパトリックさんに御製の説明について話しているとやはり「神」という言葉にものすごい反応された。しかし、日本にとても興味があられて大学で4年間学ばれたただけのことがありとても上手にスイスの方へお伝えしていただけと思います。「端光-ずいこう-」西の端のスイスが永遠に光続けていく(栄えていく)という祈り。🇨「希望」ここにいる見てくれている一人一人が太陽のような存在であり、家族・友人・恋人などいろんな方を笑顔にさせてほしい。🇯そんな思いで書かせていただきました。本当に心から感謝いたします。休憩室で休んでいると、合気道を20年習っているというスイス人の女性に会いました。「気」をとても大事にされていて、とても丁寧にその思いを英語で聞いていた時に、文化への深い愛を感じたとともに、自分の「好き」を信じて生きているその姿に感銘を受けました。私はいろんな人の影響を受けてしまい要所要所で進みたい方向がわからなくなります。その時頭の中には「べき」で考えてしまう。しかし、心の中の純粋な「好き」や「良い」を素直に口にして行動することはこんなにも美しいということを感じました。そして自分が自分がと出過ぎてしまっている時に、今回共にスイスでの旅行をご一緒している方から「無名有力、有名無力」という安岡正篤さんの言葉を不意に聞きました。旅を一緒にしている方は私よりも毎朝起きてFacebookで昨日の出来事や出会った人への感謝を投稿されています。また、常にたくさんのご自身が撮影された写真を持ち歩きであった方にさりげなくプレゼントする。ここまでご縁を大事にされている方と1週間近くもご一緒させていただけることに感謝しかありません。そして同時に、今の私が口では「ご縁を大切に」と言いながらもまだまだであることを知ることができました。それが今回の遠征で私自身の経験として一番の大きいものになるかもしれません。すなおに、行動して参ります。! もっと見る
残り2時間! お陰様で333万円と!!
2025/05/31 22:22【残り2時間!おかげさまで333万円!】#とても縁起の良い数。 358は聖なる数字!#月読大神にお参りしてきました!みなさまこんばんは!残すところ後2時間で1ヶ月弱の道のりも終わりとなります。おかげさまで333万円と本当にありがたいです。今日は、願掛けもかけて、最も古い石神信仰の名所、石神神社にお参りしてまいりました。行く山道はとてもとても険しくすれ違うこともできないひどでしたが、なんとか辿り着きました。この1ヶ月間も皆様のおかげさまでなんとか歩んでこれました。ご支援いただきました方、本当にありがとうございました。残り2時間ですがどうぞよろしくお願いいたします!感謝。 もっと見る





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