
この度は、本プロジェクトに多くのご支援を賜りありがとうございます。
プロジェクト開始から2週間、ネクストゴールの150万円を達成することができました。

また、皆さまからの温かい応援のメッセージは、私たちにとって大きな励みとなっています。改めまして、心より御礼申し上げます。
皆様からの応援に応えるため、いただいたフィードバックを元にこの2週間でも多くのアップデートを実施しました。
詳細については、こちらをご確認ください。
皆様へのメッセージ
この数日のニュースでは、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏が、画像生成AIを用いて作成した「スタジオジブリ風」のアイコンを自身のXアカウントの画像に設定したことが話題となり、著作権侵害の可能性について議論が巻き起こっています。

学術研究の分野においても、スタジオジブリの画像を用いた画像生成の研究が行われている例は少なくありません。実際、近々紹介予定の画像保護に関する研究論文でも、ジブリの画像や新海誠監督のアニメーション映画の画像が使用されています。
2025年現在の状況を整理すると、「画像生成AIによって出力されたものが著作権を侵害しているか否かについて、本格的な議論が始まった段階にある」と言えます。
この流れは良い兆しである一方で、裏を返せば、「画像生成AIは、著作権を考慮せずに多くの画像を学習している」という現実も浮き彫りになっています。
このような事実を踏まえても、利用規約による保護や著作権法の適用の有無だけでなく、技術的な側面からも、生成AIに学習されない仕組みの構築は必要不可欠であると考えられます。
第3ゴールに向けて
私たちの画像保護技術では、最新の画像保護技術と深層モンテカルロ木探索(世界トッププレイヤーに勝利した囲碁AIである"AlphaGo"に導入されているような強化学習技術の一つ)に見られる近似アルゴリズムなどを用いて、高速化を図っています。
最新の画像保護技術の多くは、GPUの利用が前提となっており、高コストな計算資源を必要としますが、「Mist V2 などの最新の画像保護技術を直接利用したい」というご要望も多数いただいております。
そこで、第3ゴールを「300万円」と設定し、達成した場合には、これらの最新技術を直接利用できる環境を提供いたします。
この環境の提供は、単なるご要望への対応ではなく、皆さまからアカデミックな技術に対する率直なご意見をいただき、「今後こうなって欲しい」といったフィードバックを受け取ることで、研究開発に活かせると考えています。
また、専用の環境を別途構築するのではなく、あくまでご支援いただいた研究開発のための資金の中で、研究開発用の計算資源を一部開放し、皆さまにご利用いただく、といったイメージとなります。
当該分野の研究の進捗は著しく、具体的にどの技術を提供できるのか、また、その効果を保証できるのかについては、どうしても基礎研究であるため、不確定な要素が伴ってしまいます。
そのため、300万円に達しなかった場合でも、別の形でリターンを還元できるよう、現在検討を進めています。
今後の活動やリターンの詳細については、改めてご報告させていただきます。
画像保護技術の品質の向上、新たな技術の開発、さらには社会実装と運用に向けて、引き続き尽力してまいりますので、どうぞ引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。
Lovletプロジェクトメンバー一同






