
特別支援学級に在籍する児童生徒数は増加傾向にあります。文部科学省の調査によれば、令和4年度には約35万3,400人が特別支援学級で学んでおり、これは義務教育段階の全児童生徒の約3.7%に相当します。この数は平成24年度と比較して2倍以上となっています。
特別支援学級の担任教師の多くが臨時的任用である現状も課題とされています。文部科学省のデータによれば、特別支援学級の担任の約20%が臨時的任用教員であり、通常の学級と比較して高い割合となっています。このため、特別支援教育に関わる教師の専門性向上や、計画的な育成・配置が求められています。
さらに臨時的任用教員の確保自体も難しくなっており、教員不足が深刻化しています。特別支援学級の担任教師が専門の教員免許を持たないケースも多く、専門性の不足が指摘されています。
この問題を早期解決する糸口が保育所等訪問支援だと考えています。
保育所等訪問支援は、特別支援学級における課題解決に有効な手段となり得ます。専門の支援員が学校を訪問し、子どもの特性やニーズに応じた支援を提供するものです。
保育所等訪問支援の必要性をまとめてみました。






