現在印刷業界は皆様も知っての通り斜陽産業と呼ばれており、市場規模推移も年々縮小傾向です。(3~5%前後の縮小が続いています)
近年では、ネット印刷会社の台頭や、世の中のペーパレスの流れ、インターネット広告の増加、印鑑廃止の進めなど、様々な要因によって町工場の印刷物製作は年々減少している状況にあります。
中でもコロナウィルスのまん延によってリモートワークが増えたことや、対面での受付作業が減少したことでの印刷物離れは、急速にこの業界の市場規模を押し下げる要因となりました。

TOPPANや大日本印刷を除いた全国にある印刷会社の大半は、日々この現状をなんとかしようと苦悩し続けています。
全国の印刷会社は22,700企業あると言われておりますが、その殆どが小さな町工場で、従業員数10人にも満たない零細企業がひしめき合っています。
弊社も例外ではありません。
中には業績は落ちていないのに跡取りがいない為廃業を余儀なくされる会社や、採用をかけても中々人が入ってこなかったり、設備投資や維持にかかる費用が高額な為会社を存続させることが不可能になってしまった会社も多々存在します。
どの印刷会社も必死に現状維持や生き残りをかけた戦いの毎日を過ごしています。

はじめまして!秀文社印刷(株)と申します。東京都江東区の深川という下町に根差した創業67年の印刷会社です。
・全国でも珍しい、大変印刷技術のいる和紙印刷を行っています。
・日本三大和紙である美濃和紙へのオフセット印刷が可能です。
斜陽産業と言われる印刷業界の中でも、下町のなにくそ根性と四代目社長を目指し奮闘する若手営業マン(この記事の中の人)の熱意で会社の業績をV字回復させることを夢見ています。
和紙への印刷という希少な技術を持った弊社の技術で、お土産やお祝い、企業の販促物にも喜ばれる、美しく風合いの良い和紙プロダクトをお届けしたいと考えています。
日本三大和紙の一つ『美濃和紙』を使った和紙メモブロックを販売・展開することで、弊社の印刷技術の認知を世の中に広めたいです。(※美濃和紙については次のトピックにて説明しています)
和紙への印刷という他社が真似できない技術を、これを必要としている人たちに知ってもらい、使って頂くことで、弊社の持続可能な収入源に繋がれば更なる独創的なプロダクト作りに貢献できると考えておます。
そして、おじいちゃんが創ったこの小さな町工場を守りたい!!
この挑戦が、私が生まれ育ってきた会社(家業)を守っていく未来へと繋がっていくと信じていますし、これが多くのクリエイターやデザイナーの想像力をカタチにできることに繋がると信じています。

このままでは日本が誇る和紙印刷技術がそう遠くない未来には、消滅してしまうことだってあると、私は危惧しています。
私たちがこの技術とこの印刷会社を必死に残していく努力をすることで、巡り巡って日本の産業の一助になると確信しています。
このプロジェクトを通して、東京都内で貴重な和紙印刷ができる印刷会社があるという認知が広がれば、和紙を使って様々な異業種企業様とのコラボに繋がり、世の中に今までなかったモノが出来上がると信じています。

今までの製作事例も踏まえ
例えば・・・
*日本酒の酒蔵で扱う酒ビンの和紙ラベルの製作。(弊社では現在30銘柄ほど製作しています)

*日本酒とのコラボで、日本酒の銘柄(ラベル)をそのまま薄く印刷した販促物としてのメモ帳製作。
*海外でのmade in japanの日本酒の酒ラベルに和紙印刷を使用。
*飲食店や百貨店の包装紙を和紙で製作。(薄紙の印刷が可能)
*高級ホテルや文房具店などの和紙を使ったオリジナルステイショナリー。(便箋や一筆箋、封筒、ショップカードなど)
*etc.
上記のように、現在弊社の印刷技術は様々なお客様や企業様にご利用頂いておりますが、まだまだ全然和紙印刷ができるという認知が広がっていっていません。
弊社にご連絡頂ければ作れた筈のせっかくのプロダクトも、結局製作できる印刷会社がないからと言って別のプロダクトへの変換を余儀なくされる企業様がきっと数多くある筈です。
このようなご時世ですので、本当に作りたい印刷物を諦めてしまうクリエイターや企業様がどんどん増えていっているのです。
昨今の印刷会社の倒産数も急激に増えており、近所で製作できていた印刷物も、遠くの印刷会社に頼まなければ作れない、そもそもどこで作ったらいいか分からない、といったお悩みの声をよく聞くようになりました。

印刷不況のこの時代で、弊社の名前がもっと知れ渡れば、日本の独自性や独創性が失われずに済むかもしれません。
そんな野望を抱え、私たちはこの印刷技術と印刷会社を残していけるよう今回のプロジェクトを企画致しました。

美濃地方(岐阜県南部)で作られる和紙の総称のことで、日本三大和紙の一つに数えられています。
美濃紙とも呼ばれ、特に美濃市で作られる和紙を指すこともあります。
美濃和紙には機械ですいたもの(「美濃機械すき和紙」という)と、手すきで作られる「美濃手すき和紙」というものが存在します。
弊社では美濃機械すき和紙を使用して美しい和紙メモブロックを製作しています。
美濃機械すき和紙とは、美濃紙の手すき和紙の技術を基に機械化して製造された和紙のことで、絶縁紙や導電紙、不燃紙など特殊な用途の紙も生産されている伝統的な和紙となっています。
美濃和紙ブランド協議会の美濃和紙のブランド認定基準で、美濃機械すき和紙は、原料規定で非木材繊維を少しでも含むもの、製法規定で手すきに近い品質が出せる機械で製造したものとし、美濃市、岐阜市、関市で生産されるものとされています。

そして弊社で今回使用している美しい見た目の美濃和紙は、和紙の代名詞である楮(こうぞ)という繊維がふんだんに含まれた最高級の機械漉き和紙を使用しています。
手ごろな厚みと、未晒しの和紙に近い色と風合いで和綴じ本の本紙などにも使われることがあります。
やや透け感があり、和紙独特の上品な風合いが楽しめます。


斜陽産業と呼ばれる印刷業界で、弊社もご多分に漏もれず存続の危機に立たされています。
私はそんな印刷会社が実家の、四代目社長を目指す35歳の営業マンです。
このような厳しい状況の中、いつも普通に印刷していた和紙への印刷が実はどこの印刷会社もできないことだということを、ひょんなことから知りました。
弊社の和紙印刷の技術は現代ではロストテクノロジーになりつつありますが、これが凄いことだと知ったのはグラフィック社の『デザインのひきだし』様に取り上げられたことが始まりです。
全国探しても数社しかいない和紙への印刷会社ということで、編集者様には大変喜んで頂けました。
このことをきっかけに、江東区の技術継承に取り組む企業に送られる『江東ブランド』という名誉ある認定企業にも選ばれることができました。
・デザインのひきだしNo.43~和紙への印刷ができる印刷会社特集

・江東ブランド(優れた技術でものづくりを行い、それを継承し発展しようとしている企業)
【秀文社印刷株式会社~特殊印刷と営業サポートのハイブリッド】
https://kotobrand.jp/manufacturer/syubunsha-printing/


これらのことから、和紙を使った印刷物の営業活動を始め、和紙プロダクト製作にも取り掛かるようになりました。
そして月日が流れ、弊社では巡り合わせにより美濃和紙を使った日本酒の酒ラベルを多く作らせて頂けるようになっていました。
この日本酒の酒ラベルを美濃和紙に印刷できる印刷会社はまず無いだろうと知っていたので、この和紙と同じ和紙を使った何かプロダクトを作ろうと考えました。
そして、昨年行われた江東区の「江東区民まつり」という大きなイベントで、江東区の町名を30種印刷して20枚綴りの和紙メモ帳という実験的なプロダクトの販売に挑みました。
すると、なんと2日間で300セットも売れ、社内の誰もが予想していなかった売れ行きとなりました。
↓江東区の町名30種(抜粋)『下町書附綴(したまちかきつけつづり)』



※『下町書附綴』は今回の和紙メモブロックの右上にレイアウトするブランド名となっております。
その後、豊洲市場でもオリジナルの絵柄で和紙メモ帳の製作を受注したこともあり、もしかしたら色々な所で欲しがってくれる方がいるんじゃないかと考え、この機会にクラウドファンディングに挑戦してみた次第です。

・小さな町工場で培ってきたこの技術を使い、代々続いてきた会社を存続させたい。
・家業という枠を超え、他社にも負けない大きな会社に成長したい。
・従業員やその家族にも、秀文社で働いて良かったと誇れるような暮らしを届けたい。
そんな思いがこのプロジェクトには乗っています。




《和紙メモブロック内容》
①【応援プラン】
感謝の気持ちを込めて、秀文社特性和紙の便箋にお礼のメッセージを記載してお送りします。

② 【もっと応援プラン】
感謝の気持ちを込めて、秀文社特性和紙の便箋にお礼のメッセージを記載してお送りします。
もっと応援プランでは、秀文社特性和紙の便箋をお手紙とは別に10枚セットお付けします。
※このリターンは3000円のリターンにメッセージ無しの便箋10枚セットをお付けした内容となります。

③【和紙メモブロック:東京の下町名所1セットプラン】
下町の名所絵柄の中から1セットを選んで頂けます。

・数量:1点
・サイズ:90×90mm
・200枚綴り
・メインの文字:黒色
・サブの文字:赤色
右上に『下町書附綴』、左下に『秀文社刻』という文言が入ります。
④【和紙メモブロック:東京の下町名所2セットプラン】
下町の名所絵柄の中から2セットを選んで頂けます。
※同じ絵柄を2点選ぶことも可能です。

・数量:2点セット
・サイズ:90×90mm
・各200枚綴り
・メインの文字:黒色
・サブの文字:赤色
右上に『下町書附綴』、左下に『秀文社刻』という文言が入ります。
⑤【和紙メモブロック:東京の繁華街名所1セットプラン】
繁華街の名所絵柄の中から1セットを選んで頂けます。

・数量:1点
・サイズ:90×90mm
・200枚綴り
・メインの文字:黒色
・サブの文字:赤色
右上に『下町書附綴』、左下に『秀文社刻』という文言が入ります。
⑥【和紙メモブロック:東京の繁華街名所2セットプラン】
繁華街の名所絵柄の中から2セットを選んで頂けます。
※同じ絵柄を2点選ぶことも可能です。

・数量:2点セット
・サイズ:90×90mm
・各200枚綴り
・メインの文字:黒色
・サブの文字:赤色
右上に『下町書附綴』、左下に『秀文社刻』という文言が入ります。
⑦【和紙メモブロック:あなただけのオリジナル品1セットプラン】
お好きな言葉とお好きな判子の文字(どちらも四文字まで)をご入力下さい。
それらを印字したオリジナルメモブロックを製作します。(1セット分)
「ご希望の文字を備考欄にご記載ください」
例)文字:一生懸命 判子:秀文之印
※文字:4文字の場合、3文字目が漢字以外の場合や小文字の場合は1行でのレイアウトになります。
※判子:3文字の場合、基本の4文字に合わせるように3文字目は空白になり、3文字目が4文字目(判子の左下)に来ます。

・数量:1点
・サイズ:90×90mm
・200枚綴り
・メインの文字:黒色
・判子の文字:赤色
⑧【和紙メモブロック:あなただけのオリジナル品2セットプラン】
お好きな言葉とお好きな判子の文字(どちらも四文字まで)をご入力下さい。
それらを印字したオリジナルメモブロックを製作します。(2セット分)
「ご希望の文字を備考欄にご記載ください」
例)①文字:寿 判子:秀文社印
②文字:人情 判子:秀文社
※文字:4文字の場合、3文字目が漢字以外の場合や小文字の場合は1行でのレイアウトになります。
※判子:3文字の場合、基本の4文字に合わせるように3文字目は空白になり、3文字目が4文字目(判子の左下)に来ます。

・数量:2点セット
・サイズ:90×90mm
・各200枚綴り
・メインの文字:黒色
・判子の文字:赤色
⑨【和紙メモブロック:あなただけのオリジナル品3セットプラン】
お好きな言葉とお好きな判子の文字(どちらも四文字まで)をご入力下さい。
それらを印字したオリジナルメモブロックを製作します。(3セット分)
「ご希望の文字を備考欄にご記載ください」
例)①文字:寿 判子:秀文社印
②文字:人情 判子:秀文社
※文字:4文字の場合、3文字目が漢字以外の場合や小文字の場合は1行でのレイアウトになります。
※判子:3文字の場合、基本の4文字に合わせるように3文字目は空白になり、3文字目が4文字目(判子の左下)に来ます。

・数量:3点セット
・サイズ:90×90mm
・各200枚綴り
・メインの文字:黒色
・判子の文字:赤色
⑩【和紙メモブロック:あなただけのオリジナル品4セットプラン】
お好きな言葉とお好きな判子の文字(どちらも四文字まで)をご入力下さい。
それらを印字したオリジナルメモブロックを製作します。(4セット分)
「ご希望の文字を備考欄にご記載ください」
例)①文字:寿 判子:秀文社印
②文字:人情 判子:秀文社
※文字:4文字の場合、3文字目が漢字以外の場合や小文字の場合は1行でのレイアウトになります。
※判子:3文字の場合、基本の4文字に合わせるように3文字目は空白になり、3文字目が4文字目(判子の左下)に来ます。

・数量:4点セット
・サイズ:90×90mm
・各200枚綴り
・メインの文字:黒色
・判子の文字:赤色
《補足》
・メモ帳の背中の部分は全て糊付けされており、使う度に剥がしてお使いいただきます。
・文字の印刷はメモ帳としても使いやすいようにあえて薄く印刷しております。
・黒(メインの文字)+赤(判子:左下の四角枠)での二色印刷。
※秀文社製作の「下町」と「繁華街」には右上に″下町書附綴”という文字が入ります。
※オリジナルのデザインのリターンには右上の″下町書附綴”という文字は入りません。
※メインの文字の大きさは文字数によって弊社所定の大きさに変換致します。
※判子の位置も文字数によって弊社所定の位置に配置致します。
※和紙印刷の味とも言えますが、非常に難しい印刷の為、色の濃淡は多少出てしまいます。
“一つ一つ印刷の仕上がりが若干異なるので、「同じ物は2つとありません」!!”

《梱包形態》
・1個セットの場合は黒い箱に1つの和紙メモブロックを入れて発送致します。

・2個セットの場合は黒い箱に2つの和紙メモブロックを入れて発送致します。

・1個セット2個セットどちらも、箱の正面に『下町書附綴』という文言を貼り付けします。


《用途》
●好きな言葉や名前を印字できるので、誕生日プレゼントや卒業記念、モチベーションアップのアイテムとしてうってつけです。
●海外のご友人や大切な人へ向けた高級な1点もののお土産として。
●企業様やクリエイター様などの販促品の一つとして。
●出産祝いでのお名前を印刷したプレゼントとして。
●お得意様の所在地などを印刷した気の利いた手土産として。
●高級美濃和紙を使っているので、和紙が好きな人へのプレゼントとして。
●和紙の触り心地がいいので、オフィスでの普段使いなどでリフレッシュにもつながります。
●酒蔵様の新酒発売に合わせて、その新酒の酒ラベルを印字して酒販店様などにアピール。
●新年のご挨拶にお持ち頂ける差別化を図った粗品として。
●珍しいステイショナリー(文房具)を集めている方や、自分へのプレゼントとして。
●繁華街や下町の空気や風情が好きな方の思い出として。
●ご自身の地域の絵柄があれば、里帰りの思い出として。
●ご自身の地域の絵柄があれば、自分使いもいいですし、ご近所様や地元のご友人などに少しずつちぎって配るだけでも、皆様の地域愛が更に増します。


現在の準備状況
日本三大和紙である美濃和紙への印刷は、和紙印刷の中でも最も難しい印刷の一つとされています。
しかし弊社では、独自の印刷技術を使い、美濃和紙への印刷を特色を使った最大4色まで印刷することが可能です。(やろうと思えば5色以上も可能。)
(※非常に難しい印刷の為、色の濃淡にムラができたり、重ね刷りする場合は見当ズレが起きることもあります。)
この美濃和紙への印刷技術を使って、既に30銘柄以上の酒蔵様の酒ラベルを様々な和紙で印刷したり、百貨店などの包装紙や文具店のこだわりの高級便箋、お寺の写経用紙の印刷などに役立てています。
このように、弊社の和紙印刷事業はありがたいことに様々な企業様からのお引き立てにより、現在では毎週のように多種多様な和紙への印刷を承っております。
これらのことから、和紙メモブロックの注文がいつ来たとしても、どのようなロットの製作を承ったとしても、即座に対応することができ、自社内にはデザインチームも所属しているので、お客様一人一人のオリジナル文言での製作も承ることができるように準備をしております。
通常であれば校了後、製作開始から2~3週間あればご発送できます。(※繁忙期の場合多少ずれこむ場合もあります。)

リターン発送は2025年7~8月頃を目標にしています!
2025年 4月 SNS等での告知
2025年 5月後半 クラウドファンディング開始
2025年 6月後半 クラウドファンディング終了
2025年 7月前半 リターン発送(お礼のメール)
既存デザインでのリターン製作開始(和紙メモブロック「下町」、「繁華街」)
オリジナルデザインでのリターン製作開始
2025年 7月後半 既存デザインでのリターン発送開始(和紙メモブロック「下町」、「繁華街」)
2025年 8月前半 オリジナルデザインでのリターン発送(和紙メモブロック)
今後の動きは、CAMPFIREの活動報告やSNSアカウントにて随時アップしていきます。
ぜひフォローしていただけると嬉しいです!
Instagram:https://www.instagram.com/syubunsya/
Threads:https://www.threads.net/@syubunsya
HP:https://www.shitamachi.net/syubunsya/
ジークレー印刷専用サイト『GICLEE PLUS(ジークレープラス)』:
https://www.shitamachi.net/giclee/

■美濃和紙等リターン仕入れ費
■印刷等製作費
■諸般の事業継続費
■人件費
■広報/宣伝費
■新規プロダクト準備金
■etc.


展望①
クラウドファンディングに挑戦するのは今回が初めてですが、もしこの和紙メモブロックの評判が良く、継続的に製作できそうなプロダクトになったとしたら、今後は他のデザインにも挑戦しようと考えています。
今回は東京の古き良き時代が残る「下町」の町名と、東京で大勢の人が賑わう「繁華街」の町名を印刷したメモブロックの販売ですが、例えば今後は「全国の地名」や「日本百名山」、「日本百名湯」、「戦国武将の名前」、「日本の苗字」など、様々な展開ができると考えております。
この和紙メモブロックシリーズがどんどん有名になって、《和紙メモブロックの秀文社印刷》と言われるまでに成長出来たら、弊社の存続の危機脱却に一役担えると信じています。
展望②
弊社の和紙印刷技術は今回のメモブロック製作だけではなく様々な印刷物に応用できますので、
made in japanなどにこだわりを持った企業様とのコラボ製品が作れれば、両社にとってWin-Winな関係になれると考えています。
例えば、もっとたくさんの酒蔵様の酒ラベルの製作に携われれば、日本の酒文化が更に海外で注目を浴びることでしょう。
現在海外での日本酒ブームはうなぎのぼりに拡大しています。
弊社では伝統的な手貼りの和紙ラベルを製作できますし、ヒゲ付きの高級感のある酒ラベルも製作ができます。この和紙ラベルを貼ったカッコいい日本酒が世界で脚光を浴びるのを夢見ています。
他にも百貨店様や有名御菓子店様などの包装紙を高級な和紙で印刷したり、文房具店様のこだわりの便箋や封筒作りなどにも和紙印刷は活きてくるので、他社との差別化にもご協力できる筈です。

展望③
ゆくゆくは秀文社印刷の専門ショップが作れたら最高です。
印刷会社である以上、永遠に付きまとうのが受注産業であるということです。
お客様にご提案して新たな製作物を作ることも増えてきましたが、やはり基本はお客様の作りたいものを実現するということが印刷会社の使命でもあります。
私はこの受け身の業態を脱却したいと考えています。
しかし弊社にはセンスのいいデザイナーも、店舗販売できる接客の知識がある者も、プロダクト製作ができるマネージャーも、マーケティングに強い者もいません。
私がいくら一人で頑張ってもできることは限られています。
だからこそ今回のように何かに挑戦をし、会社を大きくすることで、仲間を増やし、もっとたくさんのことができるようになりたいんです。
いつかは銀座の『itoya』や『鳩居堂』のようにこだわりの製品を自分たちで作って売れるようになりたいですし、受注産業ではなくお客様が自分で秀文社の製品を買い求めてくれるようになれれば、この会社を引き継いだ一番の誇りになると私は考えています。

最後に
私は東京都江東区の下町にある小さな町工場(印刷会社)の家系に生まれました。
現在は私の父が三代目として会社を切り盛りしており、9年ほど前に私もこの秀文社印刷という会社に入りました。
おじいちゃんが創ってくれた大事なこの会社を守れるよう家族一丸となって頑張ってきましたが、斜陽産業と呼ばれて久しくないこの印刷業界の中で、業績は下がりつつあります。
私は自分が育ってきた家(会社)ということもあり、必ず会社を立て直してみせるという想いで日々営業努力をして参りました。想いが伝わり、社員一丸となって会社を盛り上げていこうと前向きになっていた矢先、コロナが猛威を振るったことで会社の業績は一気に傾きました。
売り上げがみるみる減っていく中、この会社に入ったことを悔やんだこともありました。
しかしそんな失意のどん底の中、元々普通に行っていた和紙への印刷が、実はどこの会社も出来ないということを知りました。
私は藁にも縋る思いで、このチャンスを生かすべく様々な方面に営業活動をしました。
すると最初は酒蔵様の日本酒ラベルの印刷が決まり、その後は文房具店様のこだわりの封筒や便箋を和紙で作ったり、百貨店様の包装紙や飲食店様のランチョンマットの製作、着物を包むたとう紙の製作などに繋がっていきました。
ちょうど和紙印刷と同時に開始していたアートの高級複製原画印刷である『ジークレー印刷』という新技術の事業も始めていたこともあり、弊社はアートやこだわりの印刷物、こだわりのプロダクト製作に強い会社という認知をして頂けるようになり、今では様々な特殊印刷のお引き合いを受けるまでになりました。
こうして少しずつ業績が戻ってきたのですが、如何せん世の中のペーパレス化は歯止めが利きません。
このまま受注産業のままでいてはいつか会社が潰れると感じた私は、自社で製造・販売できて、尚且つ他社が真似できないものを作りたいと考えるようになりました。
和紙のメモブロックはそんな中、社員みんなで考えた弊社にしかできない特別なプロダクトです。
昨年江東区の木場公園で行われた江東区民まつりでは、テストマーケティングとして20枚綴りの江東区の町名を印刷した和紙メモ帳を販売した所、二日間で300セットも売れ、社内に衝撃が走りました。
この和紙メモ帳を何とかして日の目を浴びさせたい、それができれば弊社の和紙印刷技術の認知が広がる、そう考え、今回クラウドファンディングに挑戦することになりました。

《和紙印刷の技術》
和紙印刷の難しい所は、一般的な印刷機では紙を機械が引っ張っていかない点が挙げられます。
これは、和紙には小さな穴が無数に空いており、機械が給紙する際に空気が漏れて紙を吸っていかないからです。
また、和紙はコシが全くない為、熟練の印刷技術を持っていないと紙がクシャクシャになってしまいます。
昨今の印刷機ではまず印刷できない理由として、誰でもボタン一つで印刷できてしまうような新型の印刷機ではまず紙すら機械が吸っていってくれません。
和紙の印刷はそんなに簡単ではないんです。
職人がずっと動き回って、目と耳と長年の勘で印刷していくものなんです。
昨今のボタン一つで動かせる印刷機は和紙の不規則な動きに柔軟に対応ができません。
そして昔ながらの印刷機を動かせるような印刷工(職人)も、もはや絶滅しかけています。
でも秀文社印刷は違います。
昔ながらの何十年選手の印刷機を使い、若くはない熟練の職人たちが必死に目を光らせ印刷しているんです。
実際、私も印刷機を動かす職人をしながら営業をしているので、その大変さは誰よりも分かっています。
この印刷機は一朝一夕の鍛錬では簡単には印刷させてくれません。
このような非常に難しい和紙への印刷技術を持った弊社だからこそ、私はこの技術を後世に残していきたいのです。
そして秀文社印刷という、長年少人数で守り続けてきた小さな町工場と、家族を私は守りたいのです。
家業に入ったからには必ず会社を大きくして、自分達のこの会社を後世に残していけるよう、粉骨砕身努力し続ける所存です。
この和紙印刷の技術を残していきたいという思いに共感して頂ける方や、他のどこにも作れない高級で風合いの良い最高級メモブロックを直に触ってみたいという方、使ってみたい方、是非応援して頂きたいです。
家族やご近所様へのお土産にも大変喜ばれますし、企業様の販促物やお客様へのオリジナル手土産としても効果は抜群です。
この機会に是非、一度お手に取って頂ければ幸いです。
最新の活動報告
もっと見る【和紙メモブロック各種プラン】のリターンの発送!
2025/08/06 17:20本日、8月6日に【和紙メモブロック各種プラン】のリターンの発送をいたしました!支援者の皆様ひとり一人に心を込めて印刷~製作をさせて頂きました。和紙メモブロック各種プランのご支援者の方には、少しばかりのお気持ちとしてメッセージをしたためた小さなお手紙を入れて発送しております。宅急便での発送となりますので、東京から見て遠方でない限り明日には到着すると思います。★もし3~4日たっても届かないなどありましたらご連絡頂ければと思います。*******************************************最後に。今回のクラウドファンディングはこれにて完全終了となります。ここまでお力添え頂いた皆様本当にありがとうございました。今回のリターンの製作物を改めて見てみて、なかなか見たことの無い面白いもので、高級感あふれる珍しいリターンを製作できたと自負しています。皆様の拡散のおかげで、和紙の印刷物の可能性は今回のクラファンを通して大いに広がりました。実際に、既に数社がこの一連の私の活動を知って連絡を下さり、弊社の和紙印刷を使った印刷物のご注文をして頂き、納品させて頂くことができました。和紙を使ったアートの印刷などにも派生して、様々な分野や様々な地域の方々からお声をかけて頂くことが出来ました。この度のクラウドファンディングの本当の意味を達成したなあと思っております。これから先は、もっと和紙印刷を広めていって、東京で和紙印刷と言ったら秀文社印!と言われるまでになりたいです。そして、バージョンアップした和紙のメモブロックのクラウドファンディングをまたやってみたいと思っています。メモブロックだけでなく、便箋や一筆箋が欲しいという方もいらっしゃいましたので、リターンをメモブロック以外にも作って、様々な和紙印刷の可能性を探ってみようと思います。こんなのやったらどうか?とか、こういうのほしい!などありましたら是非コメント欄に書いてみて下さい!次回の参考にさせて頂きます。末筆ですが、初めてのクラウドファンディングで、拙い私のプロジェクトに賛同して頂いた皆様、誠にありがとうございました。これからもこの会社を大きくしていけるよう頑張っていきますので、どうぞあたたかく見守って頂ければと思います。またいつかクラウドファンディングで登場しようと思いますので、その時はまたどのような形でも結構ですので、応援して頂けますと幸いです。SNSでも引き続き私の活動を見ていて下さい。この度は本当にありがとうございました!!!秀文社印刷株式会社 鈴木寛明 もっと見る和紙のメモブロック発送まではもうしばらくお待ち下さい!
2025/07/25 17:02和紙メモブロックの発送時期について先日の活動報告に書いておりました発送は、報告のタイトルや本文にも記載したのですが、【応援プラン】と【もっと応援プラン】の二種類になります。これらのプランで発送していますのはメッセージ付きの便箋もしくはメッセージ付きの便箋+便箋10枚セットとなります。混乱させてしまったご支援者様へは大変申し訳ありません。上記プラン以外の【和紙のメモブロック】ご支援者の皆様におかれましては、製作はまだ途中となっておりますので、発送まではもうしばらくお待ち頂けますでしょうか。予定としては8月中には順次発送ができると思います。ご心配おかけして申し訳ありませんが、引き続き宜しくお願い致します。秀文社印刷株式会社CAMPFIRE:鈴木寛明 もっと見る応援プラン・もっと応援プランリターン発送!
2025/07/16 19:20本日、7月16日に【応援プラン・もっと応援プラン】のリターンの発送をいたしました!支援者の皆様ひとり一人に心を込めてメッセージを綴らせて頂きました。もっと応援プランのご支援者の方にはメッセージを記載した用紙と同じ、弊社特製の和紙便箋10枚セットをお付けして発送しております。郵送での発送となりますので、到着まで2~3日ほどかかるかもしれませんが、もうしばらくお待ち下さい。もし1週間たっても届かない(ポストに入ってない)などありましたらご連絡頂ければと思います。宜しくお願い致します。 もっと見る







素敵なので応援したいです!筆文字ではなくロゴマークや模様などを印刷してもらえませんか?